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世界のオンライン・ブランドRANKING

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ブランドランキングというと、ビジネスウィーク誌とインターブランドによるものが毎年発表されていますが、ベルギーのマーケティング会社FUTURELABが、インターネットの世界でのブランドランキングを先月末に発表しているのを見つけました。
ベルギーの会社というと不思議に感じる人がいらっしゃるかもしれませんが、ベルギーはヨーロッパの十字路といわれ、英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語などを自在に使える人が多く、あっという間に各国のアンケートを作成してくれるので、ヨーロッパにおけるマーケティング・リサーチに関しては重要な拠点となっている国です。
それはさておき、具体的にどのように算出したかは発表されていませんが、指標としたのは、主要な検索エンジンで、どれぐらいそのブランドが出現しているか、そのサイトへのリンク数、またGoogleのページランク、Alexaによるリーチ(到達率)ランキング、Googleでの検索で、そのブランドが「好き」まるいは「嫌い」と書かれている数だと説明がなされています。

FUTURELABビジネスウィーク誌のランキングと比較してみると、いろいろな読み込みができそうなのでご紹介しておきます。
Googleがトップというのは実感に近いですが、気になるのは日本のブランドがどうかです。ビジネスウィークのランキングを添えておきますが、見てみると、トップ10のなかに、CANON(8位)とSONY(10位)が入っており、またHONDA(17位)、NINTENDO(21位)、Panasonic(30位)、TOYOTA(32位)が50位以内に入っていますが、TOYOTA以外は、ビジネスウィーク誌のランキングより高くなっています。まあ消費財を中心としている会社がほとんどなので当然かもしれません。
それと、高ランキングのブランドは、なんとなく旬のブランドかなっていう印象も受けますが、この前取り上げたスターバックスは、やはりiTuneStoreとの提携の話題なんかもあってか、ビジネスウィーク誌では99位なのに、このランキングでは25位となっています。

ビジネスウィーク誌のランキングとのギャップの大きなブランドを研究してみると、面白いことがわかってきそうです。みなさんはどんなことをお感じになられましたか。ぜひお教えください。
20位までのランキングを掲載しておきますが、詳しく見たい方は、
こちらのPDFの資料で100位までわかります。

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『三輪素麺』でなくなった『島原素麺』の価格

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ブランドが大事だという話をさせてください。今週の週間ダイヤモンド(2006.8.5号)の特集『危険な食卓』のなかで、ブランド価値を物語る素麺のエピソードがありました。かつては、お中元といえば素麺という時代があり、『三輪素麺』は素麺の高級ブランドとして頂点にありました。特徴は麺が細く、のどごしの繊細さや上品さが受けていました。
しかし、地元奈良県では、需要の3割程度しか生産できません。
これはかつて素麺の有名メーカーの経営者のかたから伺ったのですが、島原には、そういった細い極上の素麺を作る技術のある農家が残っており、品質もよいため島原から調達していたのです。しかし、島原の素麺を『三輪素麺』で売ることを農林水産省から禁止され、島原の生産者は契約を打ち切られます。
問題はそこからです。契約を打ち切られた島原の生産者は自ら売るしかなくなったのですが、それまでは9キロ3000円で収めて、『三輪素麺』のブランドで5000円で売れていたものが、『島原』ブランドでは2000円でしか売れなくなったというのです。地域挙げての努力でやっともとの3000円に戻ったそうです。
農産品のブランド化ということでは、海外でもあります。フランスあたりが取り組みに真剣ですね。もう古い話ですが、EUで自由化が起こったときも、政府の政策でフランスの農産品については農産品の背番号化みたいなことをやってブランド政策をひいて守ったという記憶があります。
地域ブランドということでは野沢菜の漬物もそうですね。野沢菜といえば信州です。しかし、地元では雪が積もることもあって、生産量に限界があるために、かなりを大分で生産していると聞いています。大分ブランドの『野沢菜漬け』では価格がとれません。
「越前がに」「関さば」「土佐の鰹」と例を挙げるときりがありませんが、いまや農産品もブランドを競う時代ですが、そこで大切なのは週間ダイヤモンドも指摘するように、単に産地ということではなく、品質管理への信頼なのだということでしょう。どこで生産されたかだけの問題ではありません。
また、安全、安心、また美味しさを吟味するというのもなかなか容易ではありません。だから、あの店なら安心だということにもなってきます。仕入れ管理にポリシーを貫いているスーパーなどの販売店のブランド化の流れももっと広がってくるように思います。
消費のなかでの選択肢がどんどん増え、インターネットの普及もあいまって情報がどんどん流れる時代は、かえってマインドのなかでのシェアの重要性が高まってきます。ますますマーケティングのなかでもブランド価値をどうあげていくのかという視点が必要になってくるのではないでしょうか。
ついでですが、農産品については、行政や農協のありかたに不可解なことが多いのが日本で、それについて触れだすときりがありません。そちらのほうは余丁町散人さんがよく触れていらっしゃるのでそちらにお任せします。

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ブランドIQテスト-昨年もっとも価値をあげたブランドは?

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ビジネスウィークは2001年から毎年グローバルブランドのランキング100を発表していますが、先週発表された2006年のランキングをみると、2001年からCoca-Colaがトップで、2位Microsoft、3位IBM、4位GE、5位Intelという上位の5ブランドの地位は揺るいでいません。しかし注目されているのはGoogleが初登場で、しかも、いきなり24位となりました。
このブランドランキングは、Interbrand社による決算内容と将来利益をベースとした評価によるものだそうですが、Googleは2006年に、前年より46%アップの123億4千万ドル、つまり1兆4千億円程度価値をあげたというのです。恐るべしGoogleです。
ちなみに2006年のブランド価値の上昇率では、第二位がスターバックス、第三位がeBay、第四位モトローラ、第五位に韓国のHYUNDAIがきています。こういった元気印と対照的なのが、GAPで前年から22%ダウン、またFORDの14%ダウンが目立っています。GAPも巨大ブランド化してきて、ブランド個性というかアイデンティティを見失ってきたのが原因でしょうか。Fordは語る必要もないですね。
日本ブランドでは、トヨタが9位から7位にランクアップしていますが、つぎに登場するのは19位のHONDA、26位のSONY、その他は35位にCanon、51位にNINTENDO、77位にPanasonic、90位にNissan、92位にLexusがはいっています。
さて、このビジネスウィークで面白いのが「あなたのブランドIQ」というクイズです。というクイズがあります。興味のある人は覗いてみてください。ちなみに面白そうなものをピックアップしてみました。これが答えられたら、まずほとんど正答できると思います。

ランキング100に入っているブランドでもっとも歴史の古いブランドは
□Coca-cola
□Marlboro
□Moet  & Chandon
□JP Morgan

この6年でもっとも価値をあげたのは
□Apple
□Nokia
□Samsun
□Intel

米国以外の国でもっとも多くブランドが100位以内にランクされている国は
□France
□Japan
□Switzerland
□German

創業時からシンボル・デザインを変えていないブランドは
□Coca-cola
□Kellogg’s
□Wrinley's
□Disney

ピアノのスタインウェイがブランドの歴史で鍵となる役割を担ってきたのは 
□Motorola
□Mercedes
□Moet & Chandon
□Sony

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