起業

その心意気にエールを送ります

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『キャズムを超えろ』は更新頻度は低いのですが、人気のあるブログです。RSSが具合が悪いのかクリックして開かないので再度詮索してチェックすると、なんと松下電器を退職され、ネット家電に特化したベンチャー企業を立ち上げられたそうです。おめでとうございます。
管理人の和蓮和尚さんとは、以前RTC大阪でお目にかかりました。そのときはまだ、松下電器にお勤めで、お名刺もいただきましたが、まだハンドルネームのままなので実名を書くことは控えさせていただきますが、ご成功を心からお祈り申し上げます。

ハードの世界が、ネットと結びつくことによって広がる価値は大きく、これまでのいわばスタンドアローンなハードでは実現できない生活シーンが創造できるのでしょうが、ハードの世界の住人の人びとは、なかなかハードの世界のパラダイムが抜け出せません。

機能追加や機能アップのイタチごっこの激しい競争、どんどん下落していく価格の蟻地獄のなかで、手をゆるめると奈落の底に落ちるという構図にはまってしまったのが、かつては華々しかったデジタル家電の実態とはいえないでしょうか。

ビジネス・モデルそのものが成熟してしまっているのですが、ビジネス規模が大きくなりすぎ、発想を大きく変えるという身軽さや、ゆとりを持つことが困難になってきています。おそらく、主役が変わらない限り、この蟻地獄から抜け出そうという発想はでてこないのかもしれません。『キャズムを超えろ』の最新エントリー「松下電器を退職してネット家電を企画販売するベンチャーを起業」の次の一節がそういった状況を痛いほど伝えているように感じます。しかも、そういった煮詰まった状況は家電だけのことではないと思います。
松下電器に限らず大手家電メーカーにとって"ネットに繋がっていることが前提の家電"をゼロベースで思考することは想像を絶する難しさだった。また、既存家電の形状・UIを大きく見直すことも、これまた社内調整だけで年単位...という状況。
思い起こすのは、イノベーションの歴史の教訓は、『革新は常に周辺からやってくる』のであり、iPodも家電からすれば周辺のアップルが起こしたものでした。任天堂もネットとハードを結びつけましたが、やはり家電からすれば周辺の存在でしかないでしょう。
東芝出身の人たちが、amadanaブランドで、デザインにエッジを立てた家電を展開しているように、ネットとハードの融合でエッジを立てた世界を広げるパイオニアとして活躍されることに、こころからエールを送りたいと思います。若くて新鮮な発想とエネルギーで業界再編の流れが生まれてくることを期待してやみません。

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「社会企業」のブランディングをめざして

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環境にしても、福祉にしても、政府の力だけでは解決できない課題がたくさんあります。そういった課題の解決のために、ボランティアやNPOなどの市民パワーによる活動が重要になってきていることはいうまでもありませんが、第三の道として、それをビジネスとしてやっていこうというのが「社会企業」です。
起業することに重点を置くと「社会起業家」とも言われていますが、そちらのほうがよく使われているかもしれません。

「ビジネスを社会変革の力に」を理念に事業を創造し成功したボディショップのアニータ・ロディックさんは、その先駆けのひとりでしょう。アニータ・ロディックさんが亡くなられてボディショップはロレアルに買収されましたが、成功した社会企業を買収するのもトレンドとなっているようです。社会的共感で支えられたビジネスには魅力も価値もあるということでしょう。

日本でもそんな社会企業は存在します。以前、住宅の分野で活躍する北海道の藤田工務店さんを取り上げました。大量に殺虫剤が使われている輸入木材の利用が増えるにつれ、シックハウス症候群が問題になってきますが、藤田工務店さんは間伐材を利用する技術を確立し、低コストで安全な住宅作りの事業を展開されており、その後も事業が順調に伸びているそうです。
>>森との共生のしくみで成功したベンチャー工務店

いま、食品の世界では、生産性を重視するあまりに、さまざまな添加物の利用、また農薬や畜産での抗生物質や成長ホルモンなどの利用によって「食の安全」がぐらついてきています。
そんな分野で起業し、食の安全を求めてビジネスを展開されているのがアイ・エフトレーディングの岸本社長です。岸本社長とは、レストランを経営している友人を通じて出会い、意気投合しました。

「生産者が自分の家族や子供達に安心して食べさせられる事の出来る牛肉」という理念で、たんにトレーサビリティを追求するだけでなく、遺伝子組み換え飼料をつかわない、成長ホルモンや抗生物質をつかわないなど、飼育の安全性まで追求していらっしゃる社会企業家のおひとりです。
>>アイ・エフトレーディング

岸本社長にお目にかかるまでは、恥ずかしい話ですが、輸入牛肉というと和牛より味が劣るという思いこみがありました。しかし実際には高級レストランでも使われており、いただくと確かに美味しいのです。
この前は、和食ではどうなのかと、オフィスですき焼きをみんなでいただいたのですが、本当に美味しく、みなさんの食が進んで大変でした。いずれ、ブログを読んでいただいている皆さまからご応募いただいて、ささやかでも試食していただける機会づくりができればと思っています。

先日、契約牧場主であるメキシコのロベルトさんが来日されお目にかかりましたが、いよいよ、本日から、西オーストラリアの牧場へ視察と取材をかねて岸本社長ともども出かけてきます。百聞は一見にしかずですからね。
また現地からの報告も可能かと思いますが、インターネット環境だけが心配です。

では行って参ります。

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「磨く」という感性

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それは信念の問題。許される限り、なにがなんでもやり通す。それだけは曲げたくない。そんなことがひとつはありませんか。ビジネスラボという私が代表をやっている会社のチーム場合、独自に開発した営業支援ソフトを「磨きつづける」ということがそれです。なにがあっても、磨きつづけることを経営の中では最優先しています。きっとその先に未来が大きく広がる。それは、もう信念を通り越して、宗教に近いかもしれないですね。
起業するということは、背負わなければならないリスクを考えると、それぐらいの狂気がないと踏み込めないのかもしれません。
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ビジネスはふたつの新しいことを同時にすると苦労する

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ビジネスラボという会社を立ち上げてもう4年が過ぎました。50歳過ぎてからの起業でした。営業活動の記録をデータベース化して情報を共有するソフトとサーバーをインターネットで利用するサービスを提供する会社です。昨年ぐらいからやっと流れが変わり、事業も安定的に伸びるようになってきましたが、それまでは大変でした。
アスクルを立ち上げた岩田さんが「ふたつの新しいことに同時にチャレンジするのは大企業にしかできない」とおっしゃっていましたが、そのことを痛いほど体験したように思います。営業部門の情報化という新しいこと。ビジネス分野でソフトをインターネット利用するという新しいこと。ふたつの新しいことが重なったビジネスにチャレンジしてしまったわけです。
しかも、設立して半年も経たないうちにITバブルが崩壊し、計画していた追加資金が絶たれました。また深刻な不況のなかで「経費削減」の波が押しよせるというダブルパンチ。しかし、何が幸いするかわからないのも世の中です。

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オランダ村再生への挑戦

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2cd5bc5f.JPG写真のパンフレットは、昨日の昼に行った川西の「」で見つけたものです。オランダ村跡地に、今までにない『食の発信基地』創造に向けたオランダ村再生事業『CASジャパン』が誕生したそうです。

魅力あるプランです。成功をお祈りします。続きを読む
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