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実践的知識&知恵
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私たちは日々の暮らし、また人生のなかで、さまざまな問題をたて、それを解決するために考え、また行動しています。また、人には誰でも問題をたて、それを解決しようとする習性や能力が備わっています。
たとえば、お腹がすいた時に、近くの店でなにかを食べようという問題をたて、店やメニューを思い浮かべながら行き先を決めるということは日常的に行っている問題解決です。
マーケティングはまさに、売り手と買い手の双方の利益を最大化するための問題解決そのものです。だからマーケティングを学ぼうとする人によくおすすめするのは、安西祐一郎さんの『問題解決の心理学』です。読みやすく分かりやすい一冊です。政治も国民の利益をどうすれば最大化できるか、豊かな社会を築くためには、なにをなすべきかの問題をたて、その解決をはかることでは同じです。
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しかし、問題のたて方によって、そこから導かれる知恵も行動も大きく変わります。問題のたて方を間違ってしまい袋小路にさまよいこんでしまうこともあります。また状況が激変すれば、人はそのなかで新たな問題をたてるものですが、それを怠ると状況の変化に適応できません。
ビジネスの世界は、大きな時代の変化の中で、さまざまな競争のルールが激変しました。おまけつき雑誌というか、雑誌がおまけなのかと紛うマーケティングで成功した宝島社は、ライバルをスターバックスのカフェラテだと考えているそうですが、まさに現代のルールの変化を敏感にとらえていると感じます。
同業者間でいかに勝つかに問題を設定しても、そのカテゴリーそのものが成熟し、雑誌そのものの存在価値が問われているなかでは、あまり筋の良い問題のたて方とは言えません。消費者の人たちの時間や行動のなかでは、カテゴリーを超えた競争が起こっているからです。
限られた時間、限られた行動のなかで、もっとも有益だと思うモノやコトが選ばれる時代のなかでは、おまけつきの雑誌と同じような出費になるスターバックスのカフェラテよりも、さらに心豊かで、充実した体験を実現してもらうものを実現しようと問題をたてることは筋がいいのです。
まだまだ多くの分野で、工業化時代の「規模の経済」の発想から抜け出せず、同業者間で機能による差別化で、より高いシェアをとり、販売量を伸ばすことに活路を見いだしている企業が多いのですが、残念ながらそれが今でも通用する分野はそう多くはありません。
ニーズが多様化したなかで、それぞれのニーズにあわせたさまざまな製品の提供が求められ、結局は多品種少量生産となり、規模の経済のメリットが出てきません。デジタル家電の市場はまさにその様相になってきています。
いかに意義のある生活の過ごし方を実現するか、より豊かな体験を提供できるかに問題をたてれば、おのずとモノだけで実現できることには限界があり、楽しめ、また役立つコンテンツを提供するプラットフォームとの相乗効果によって、より高い価値を実現するという「範囲の経済」のメリットを追求しようという解もでてきます。
今は政治の世界が問題のたて方で混乱を極めています。すでに菅総理が退陣の意向をしめしたにもかかわらず、まだいつ辞めるのかを問い詰めている国会議員がいます。
国民目線からすれば、今は復旧の遅れの障害になっている問題を取り除き、また原発事故による被害を最小に食い止めることに問題をたてるべきなのですが、ご本人が口角泡を飛ばして自らの演説に酔っている様子を見ると、いかに自らの存在感を高めるかに問題をたて、その迷路に彷徨いこんでいることが見えてきます。
人は問題を解決しようとする存在です。問題をたてれば、それが正しいかどうかを問うよりも、その問題解決に突き進んでいきます。時代はますます複雑さを増してきており、よりよい問題をたてる知恵が求められてきていることを痛感します。そうだからこそ、異なる視点との出会いや異なる発想から学ぶことをを大切にしたいものです。
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「戦略的に正しいか」というのと、「実行する方法が正しいか」は異なった次元の問題です。しかし、案外それを整理しないで考えたり、また議論してしまうというのが世の常です。
さてその両方を組み合わせると、理想は「正しい戦略を正しい方法で実行する」ですが、そう完璧なことができるとは限りません。
もっとも対極にあるのは、「間違った戦略を正しい方法で実行する」というのと「正しい戦略を間違った方法で実行する」になってきますが、さてどちらのほうが救いようがあるのでしょうか。
間違った戦略を正しい方法で実行し、失敗したのが日本の携帯だったと思います。日本の携帯は高度に進化し、高機能、高品質を実現してきました。iモードも画期的でした。
しかし、戦略的にはふたつの致命的な間違いがありました。ひとつは、日本独自の特殊な規格のもとに進化したために、海外には適応しなかったことです。もし、日本の規格、iモードなどを世界に広げていたらまた違っていたかもしれませんが、いくら民営化したといっても、しょせん官僚集団であったNTTにそんな発想力も実行力もなかったことはいうまでもありません。
もうひとつは、技術の自前主義で高度な機能を実現するという開発戦略を取ったために、既製の部品を組み合わせて完成させる開発戦略と比べ、コストでも、柔軟に現地仕様化することにおいても、開発速度でも世界から遅れをとってしまいました。
間違った戦略上に正しい努力が積み重ねられ、「世界最高」の携帯をつくってしまった結果に待ち受けていたのがガラパゴス化です。気がついた時にはもはやキャッチアップすらできないほど遅れをとり、海外では置いてきぼりになってしまったのです。
また半導体の世界でも、日本は高品質・高機能・高価格の戦略上に、ひたすら技術を磨き、世界市場の主要プレイヤーとしての地位を築いてきたのですが、競争の焦点が、そこそこの品質をより低価格でつくる能力に移り変わり、そういった技術開発で遅れをとった日本は厳しい結果が待っていました。それを修正するのは簡単ではありません。
間違った戦略で、正しい方法で実行を積み重ねていくと、それを修正するのは大変です。
一方の「正しい戦略を間違った方法で実行する」というのはビジネスの世界では日常茶飯事です。いくら理屈で正しいことでも、それを実行するには、また多くの知恵が必要です。だから、改善があり、仮説に基づいて実行し、それを振り返って修正するPDCAが定着してきました。「間違った方法」を軌道修正するのは、戦略転換することよりもはるかに容易です。
しかし、どうも戦略が正しいかというのと、方法が正しいかという議論が混同されていることが多いように感じます。政治の世界ではとくにそれを感じます。
たとえば、「日本の開放」も、それはグローバル化した市場経済のなかに日本の成長を求めるのならば、避けて通れません。今はTPPがいいのかどうかというオンかオフかの議論になってしまっていますが、関税レベルのFTAを各国間で結ぶのか、あるいはもうすこし対象を広げ包括的なEPAなのか、地域も広げたTPPなのかの方法の問題なので、それはどの方法がもっとも日本にとって有利かで議論すればいいことです。
またよく耳にするのは、小泉改革は間違っていたから、構造改革は良くない、市場経済に任せることは駄目だといった議論です。しかし、「官から民へ」「国から地方へ」という構造改革という戦略がほんとうに間違っていたのでしょうか。日本が進めていかなければならない正しい戦略だと今でも思っています。
しかし小泉政治に問題がなかったかというと、それは疑問に感じることも多いと感じるのも正直なところです。実行する方法、順序、ターゲットが果たしてほんとうに正しかったかです。
民営化も郵政の民営化に矮小化してしまった感があります。さらに、改革のいう名のもとに、そこにあらたな利権が生まれ、特定の人たちへの便益の供与があったのではないかという疑念も残っています。しかしそれは方法の問題です。
最初から完璧な方法など期待するほうが無理で、それは修正すればいいだけのことです。もし戦略が正しければ、どのように実行するかに焦点を合わせて知恵を絞りあえばいいのだと思います。
規制緩和によって労働力の流動化を促進することも正しい戦略だと思います。成長力を失った産業から成長性のある分野へ人材が移っていくことを促進しなければ、日本は元気になりません。しかし、小泉内閣で行われたのは、いきなり、企業にとっての目先の問題であった派遣労働者の雇用の規制緩和からやってしまいました。その歪が生まれたことは事実でしょう。しかし、本質が議論されないから、今度は規制強化です。規制の強化はかえって雇用にブレーキをかけることは誰にもわかることです。
ビジネスにしても、政治にしても、あるいはプライベートな問題でも、行おうとする方向性が正しいのかどうかと、実行する方法が正しいのかどうか、そのふたつの視点で眺めてみると、ほんとうはなにを考えないといけないのかがより絞られてくるのではないでしょうか。
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おすすめ度:
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河上多恵子さんが、働く若い女性に贈る77のアドバイスをまとめられた一冊です。献本ありがとうございました。
河上さんは、公務員、専業主婦、産経リビング社で「リビング新聞」編集長、「リビングくらしHOW研究所」所長などを経られ、現在は執筆や講演、また企業コンサルティングの会社を設立されたキャリア・ウーマンです。
キャリアが長いだけに、アドバイスもこなれています。
仕事や職場について疑問や悩みを感じたときに、年齢の近い上司や現役バリバリの人に相談しても、結局は、自分を磨け、頑張れ、強くなれという答えになってしまいがちです。その場では、ひとつひとつの言葉がカフェインのような効果となり、勇気や元気が湧いてきたように錯覚しても、また時間が経つにつれ、さらに迷いの深みにはまってしまうことは少なくありません。本当に悩みはじめた人にさらに努力を求めるというのは禁物という場合が多いのです。
むしろそんな時は、経験の幅の広い、ずっと年齢の上の人に悩みを聞いてもらうほうがいいように感じます。河上さんのこの一冊には、肩に力が入っておらず、働いてきた「お母さんの知恵」や、「仕事や職場の大人の常識」が詰まっていて、仕事や職場で悩みを感じる女性にとっては、いい「知恵袋」になりそうです。
河上さんのスタンスは、仕事は「続けなさい」です。序章の、「『自分磨き』の落とし穴」で、「続けていれば、あるとき、何かが弾けるのです。それが脱皮の自覚。つまり自分が磨かれたということです」というのはさまにそのとおりだと思います。
いろいろ相談を受ける立場になった管理職の人たちも、悩みを聞いたときに、こう言ってあげればいいというヒントになるのではないでしょうか。
特に男性の管理職の方で、若い女性の人を部下をもったときには、この一冊を読んでおくと心強いと思います。
昨今は、学生時代は男性よりも女性のほうが強く、女性主導型で生活してきたという人のほうが多いと思います。そんな女性も、就職し、職場に入ると、職場は男性社会というのが多くの現実で、それに馴染めなかったり、焦るということも多くなるというのも理解できます。そんな女性にどんなアドバイスをしてあげればいいかの参考にもなると思います。
女性の場合は、結婚か仕事か、出産か仕事か、育児か仕事かというように、男性よりも人生の選択の岐路に立たされる機会が多く、そのすべてを経験してきた河上さんの言葉は暖かく優しいのですが、それは芯が強いからだろうなと感じた一冊でした。
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人は感情的な、情緒的な生き物です。ときによっては、その感情や情緒が仇になって、思考が停止してしまうことがあります。
気をつけないといけないのは、好き嫌いでしかないことを、どんどん言葉や理屈で武装し、正当化していくことで、やがて、それが客観的にそうだという思い込みを、知らず知らずのうちにどんどん深めてしまうことです。この罠は誰もが抱えています。
それが酒の場とか、四方山話なら、好き勝手を言ってればいいのですが、ビジネスで、なにか解決を探る、新しいアイデアをまとめようとしたり、方針をまとめようとすると、会議に感化するそれぞれのメンバーの持っている感情や情緒、思い込みをできるだけ取り去って、みんなの持っている知恵や情報を最大限引き出し、組み換え直す場づくりが必要になってきます。
そんな時に必要なことはなにでしょうか。まずは、結論を急がないという忍耐が必要です。結論と結論がぶつかり合うと、いつまで経っても結論がでてきません。水掛け論になります。あとは声の大きさや、地位で押さえ込むということになってしまいます。
次にそれぞれの人たちが持っている知識や情報を集め、また結びつけ、組み立てなおすためのフレームが必要となってきます。議論のルールづけ、組み立ての筋道をつけ、共有するということです。
ただ、すべてのメンバーが忍耐強く結論を急がないで、議論のフレームにそって、知識や情報を集め、また組み立てようとしても、その協働ワークを行う舞台づくり、コラボレーションを行うメディアが不可欠になります。案外、ホワイトボードがその役割を果たしてくれます。
対立する人たちも、直接対立ではなく、ホワイトボードというコラボレーションのためのメディアを介した三角関係で議論を進めることができます。
自らの主張や結論を抑制して、客観化しようとする努力も生まれてきます。自分たちの立場、主張を離れて、ホワイトボード上で、シナリオづくりや思考のプロセスを共有しながら、ステップバイステップで完成させていく流れをつくりやすいということです。それぞれが持っている結論を押しつけ合うのではなく、パズルを一緒に解くという風に会議を進めるのです。
伝達の会議ではなく、なにか解決を見つけ出そうという会議なら、ホワイトボードをうまく使うことをお奨めします。
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全脳思考
著者:神田 昌典
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-06-12
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献本ありがとうございました。ネットでもよく登場されている神田昌典さんの『全脳思考』です。おそらくコピペでしかない企画書、理屈だけでリアリティを失ってしまった「マーケティング」に飽き飽きし、アレルギーを感じている人には目から鱗の一冊かもしれません。
時代は確実に違うステージに向かっていると感じている人は多いと思います。そんななかで、さまざまな発想や手法が行き詰まりはじめているというのも現実です。
最も大きな変化は情報化社会の成熟です。おそらく金融バブルが情報化社会の最後のあだ花であり、それが破綻してしまいました。筆者は、今私たちが向かっているのは、「知識社会」と述べていらっしゃいますが、「新しいこと」、人びとにとって「意味のあること」を創造する時代だとすると、「意味創造」社会がやってきていると言ってもいいのかもしれません。
筆者も触れていらっしゃいますが、その宣言みたいな本が2006年にでています。大前研一さんが翻訳したダニエル・ピンクの『 ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』です。
このなかで、「6つの感性(センス)」を磨く必要性が説かれていますが、「機能」よりは「デザイン」、「議論」よりは「物語」、「個別」よりも「全体の調和」、「論理」ではなく「共感」、「まじめ」だけでなく「遊び心」、「モノ」よりも「生きがい」です。そしてもっとも重要なのが、詳細を分析する左脳だけでなく、「大きな全体像」を一瞬にとらえる右脳ももっと使えということでしょう。だから「全脳思考」ということになります。
おそらく今日のマーケティングで、もっとも求められてきていることだと思いますが、こういった能力はいくら大学院にいってMBAの資格を取ったとしても得られるとは限りません。これから求められる人材は、MBA(経営学修士)ではなく、MFA(美術学修士)とも言われはじめているひとつの理由です。
しかし、ダニエル・ピンクの「ハイコンセプト」では、それはその通りだと納得させてくれるし、いろいろ感性を磨くためのヒントは示してくれているのですが、ではどうすれば「全脳思考」ができるのか、とくに個人と言うよりは、組織で「全脳思考」するためにはなんらかの「ガイドライン」が必要になってきますが、それを見せてくれているのが神田昌典さんの「全脳思考」です。
そのひとつの「方法」をして、MITスローン校上級講師シャーマ氏が体系化した「U理論」が紹介されています。これは面白いと思いました。
浅い認識のままでは、ありきたりなアイデアしかでてきませんが、より深い認識を行い、本質的な問題に触れるまでに4段階があるというものです。しかも、重要なことはそれぞれの思考の際の視点の位置を考えるということでしょう。
これは、マーケティング現場で、事実はなにを物語っているかと考えたり、顧客目線に立ってみたらどう見えるか、どうすれば共感され喜んでいただけるか、いいアイデアには「まさか、なるほど」という飛躍があるといったマーケティングの実践のなかで得られる知恵に近いものを感じます。
また右脳も駆使して創造的に考えるという点では、イメージを駆使し、また手がかりとして思考を深めていくCPS(クリエイティブ・プロブレム・ソルビング)も面白く、創造的なアイデアを生み出すいい「方法」だと感じました。行き詰まったらやってみる価値はありそうです。
「全脳思考」で検索すると、実際の公式サイトよりも、この本を期待するブログのほうがどんどんでてきて、前評判もかなりよさそうです。
分厚く、およそ460ページもあり力作ですが、読みやすく、いつの間にか神田さんの世界に引きずりこまれ魅了される一冊でした。
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竹中教授のが産経の『正論』のなかで、「政権を取ることは手段であって目的ではない」と書いていらっしゃいます。これはどこかで聞いたことがありますね。麻生総理の党首討論の際に出た言葉だったでしょうか。
まあ正しいと言えば正しいのですが、竹中さんがおっしゃっても説得力が薄いように感じます。
【正論】慶応大学教授・竹中平蔵 実現したい政策見えぬ民主党
それは差し置いて、目的と手段をよく考えるということは発想を広げたり、実行方法のアイデアを広げることに役立つことが多いように感じます。
目的はそれより上の目的からすれば手段となります。たとえば、美味しいカレーが食べたいという押さえられない気持ちになったとします。それで美味しいカレーを食べるために、カレーの美味しい店を探したり、カレーの美味しいつくりかたのレシピを探すというのが手段となります。が。普通は、それで素直に行動するものですが、いやもっとクリエイティブな手段があるかもしれません。
そんなときに、ちょっとなぜ美味しいカレーを食べたくなったかを考えてみるのです。ひょっとすると、心のどこかに気分を変えるための食事をしたいということがあるのかもしれません。もしそうなら、「美味しいカレーを食べる」と言うことは手段となり、「気分を変えるための食事をする」というのが目的になります。
先ほどの「美味しいカレーの店やレシピを探す」ことは手段でしたが、それをネットで調べていたときに、ネットで調べる目的は「美味しいカレーの店やレシピを探す」ことになります。
このように、目的が手段ともなり、手段が目的ともなるのですが、このことを目的と手段は入れ子のような構造になっているといいます。私たちは普段から、そうやって目的と手段の入れ子構造を、意識しているかいいかは別にして、心のなかでマネジメントしています。
そのマネジメントが組織として働かなくなったときに、会議のための会議をやっているとか、お客さまのニーズが変化しても、同じことを繰り返すマンネリ状態になってしまいます。
いつもいつも、目的と手段のマネジメントをやっている暇はないというのが普通ですが、なにか難問にぶつかったときに、この目的と手段の入れ子構想を意図的にマネジメントしてみると、発想が広がったり、考えが整理できたりすることがあるのでお奨めします。またプロジェクトの運営の中でも、目的と手段についてメンバーで議論しあうことも、お互いのコンセンサスをとるためには重要なことだ思います。
この目的と手段の入れ子構造のマネジメントは、二つの質問と思考を駆使することからはじめます。それは、「なぜ?」では「どうすれば?」です。
さきほどの「美味しいカレーを食べる」という最初の目的に対して、その「なぜ?」が「気分を変えるための食事をする」ということであったとしたら、その上位の目的を達成するための手段は、「美味しいカレーを食べる」ということだけではなくなります。つまり、「気分を変えるための食事をする」ために「どうすれば?」を考え発想してみると、「いつもと違う人と食事する」「食べ方を変えてみる」「いつもと違う場所で食事する」とかいろいろなアイデアもでてきます。その解として、いつもと違う本格的なカレーづくりに挑戦して、誰かを招待して一緒に食べよう」ということになるかもしれません。
あるいは「美味しいカレーを食べる」という意外でもっといい手段が発見できるかも知れません。
どのレベルの目的を照準に置くかということも重要です。あまりに上位の目的を目的としてしまうと作戦が曖昧になってしまいます。あまりにも下位の目的を目的に置くと、チャレンジする気持ちが引き出せなかったり、実践した結果の満足感や効果が小さすぎるというリスクもあります。
いずれにしても、目的と手段の入れ子構造を考え、目的と手段の視点の置き換えを奔放にやってみることは、発想力を磨くトレーニングにもなるように思います。
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ひと月15万字書く私の方法
献本ありがとうございました。『ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点』、『インフォコモンズ』、『ブログ論壇の誕生』など精力的な文筆活動をなさっているジャーナリストの佐々木俊尚さんが、『3時間で「専門家」になる私の方法』のシリーズ本で、『ひと月15万字書く私の方法』を上梓されました。<br>佐々木さんのノウハウがオープンにされています。<br>『情報を集約する』、『情報を構造化する』『情報を物語化する』という3つのフレームワークと、それぞれを効率化するツールとして、ドキュメントスキャナー(CanonDR-1200C)、何でもメモしてして、タグ管理ができるツールとしてのソフトであるEvernote、ウェブ情報をブックマークするdelicious、メモリーツリーとしてのオンラインソフトMind42、そしてエディターとして定評のあるWZ EDITORの5つを紹介し、使い方を具体的に示されてくれています。
deliciousもMind42も、オンラインで利用できるのでオフィスのPCでも、自宅のPCでも使えるところが便利です。
マインドマップのMind42についてはこちらも参考になります。
マインドマッピングツール『mind42.com』で停滞思考をスッキリ整理!
上滑りのならないためには小飼弾さんのこちらもどうぞ。
そろそろ「マインドマップ」について一言いっとくか
マインドマップについては、さすがに若い人は情報が早く、私たちのオフィスで、SFAソフト「アクションコックピット」をAJAXとかを駆使しながら開発してくれている中尾君に、FreeMindというソフトを教えてもらったのですが、Mind42のほうが直感的に使えるように感じます。
中尾君もブログをやっています。ぜひ覗いてみてください。
ぴん ぽん ぱん!
マインドマップは、原稿を書くということでなくとも、一人でホワイトボードに向かっているような感じで、ちょっと考えたことをメモして、発展させる程度の軽い使い方でも便利です。
Mind42(無料です)
FreeMindのダウンロード
>ひと月に15万字も書く必要のある人、また書ける人は少ないとは思いますが、いずれも強力なツールです。
ちなみにドキュメントスキャナーでは、CanoScanLide200だったら、一万円以下で入手できます。
キヤノン CanoScan LiDE 200 2924B001 クチコミを見る
deliciousは、私の場合は、もうこれがないとウェブの情報洪水に溺れてしまうという必需ソフトになっていますが、FireFoxをご利用の人には特に超おすすめでアドオンの定番です。
ただ、ニュースなどは、掲載期間が限られており、重要なものは、ブックマークだけでは消えてしまいますので、Evernoteにでもコピペしておくことをお奨めします。
delicious(こちらはYahoo!が買収しましたが、無料です)
Evernote(手軽なフリー版と本格的な有料版のどちらもあります)
WZ EDITOR(こちらは有償です)
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このカメレオン、サングラスのフレームの色にあわせて見事に変色します。いやはや見事です。カメレオンの同化能力って凄いんですね。ぜひその見事さを動画でご覧ください。
どんなカメレオンも、これほど変幻自在に周囲の色に溶け込む能力があるのでしょうか。というよりは、周囲の色ではなく、サングラスのフレームの色に同化するというのは相当「芸」の域に達しています。
さっそく検索してみると、面白いことがわかりました。カメレオンは変色するけれど、「基本的にカメレオンが体色を変化させるのは、廻りの温度や光の強弱、そして感情などによるもの」で、回りの色に同化するというのは最大の誤解、思い込みだそうです。
ということは、周囲の空気を読んで「カメレオンみたいに態度が変わる」という悪口は、カメレオンに対して失礼な話かもしれません。
「カメレオン雑学」(カメレオンの棲む森へ)
カメレオンは周囲の色に同化しない!
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ジョージルーカス監督のスターウォーズが最初に上映されたのが1977年、そして80年公開の第二作「帝国の逆襲」、83年公開の第三作「ジェダイの復讐(帰還)」、それぞれの作品に衝撃的に登場したのが歴史上最後のシスの暗黒卿ダースベーダーでした。あれからもう30年以上経っているのですね。特に「ジェダイの復讐」は空前のヒットで、これまで5億7200万ドルの興行収入を得ています。
そのダースベーダー、声は違うそうですが、スターウォーズ旧三部作で演じていたのはイギリスのデヴィッド・プラウズ さんという方で、60年代のイギリスのウェイトリフティングのチャンピオンで、当時はボディビルダーだったそうです。
映画が大ヒットしたにもかかららず、このデビッド・ブラウズさんは、最初の出演料しか受け取っておらず、その後、ルーカスフィルムから、幾度も、「ジュダイの復讐」は利益がでていないので、残念ながら再放映でのフィーをお支払いできませんという手紙がくるばかりです。
どちらの映画も巨額の利益がでていたはずですが、タイムスの記事によると、問題は契約条件にあったようです。小さな文字で「純利益」から配当するとなっていたそうです。それにしてもルーカスフィルムもせこいとは思いますが、同じ利益でも「売り上げ総利益」と「純利益」ではえらい違いですね。
TIMES ONLINE
デビッド・ブラウズさんは、この歴史的な映画に出演したということで満足しているそうですが、若い人たちには、契約の細かな文字にも注意したほうがいいと忠告しているそうです。いやはや人間社会は、宇宙の暗黒の帝国よりもさらに怖い社会だということでしょうか。
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だから、社員がやる気になる!
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株式会社コミュニケーションデザイン様からの献本、御礼申し上げます。タイトルは『だから、社員がやる気になる』。
経営者でもあり,コンサルタントでもある小西氏の体験にもとづいた経営者に向けた書籍です。この不況下で、社員のひとたちのモチベーションを引き出すという問題は、おそらく多くの経営者が悩み、また手をつけるのが難しいけれど避けられないことであり、タイムリーな一冊といえるかもしれません。
筆者は、自らの体験から、やる気にさせるというアプローチではかえって「やらされ感」が増すばかりで、変わらなければならないのはまず経営者自らであることと説いています。その通りでしょう。
また、ワクワクする理念やビジョンやミッションを描くこと、またひとりひとりの社員に自らが目指すべき目標やビジョンを持ってもらい、社員を育てること、さらに公募制プロジェクトなどで自ら考え行動する組織作りを行い、また絶え間ないコミュニケーション努力を行うことによって、情熱あふれる組織づくりを行う道筋を筆者は説いています。
正論だと思いますが、ビジネスが順調なうちは、あるいは、ビジネス環境が良好でフォローの風が吹いているにもかかわらず、会社が停滞しているときには有効かとは思いますが、この不況下では、もっと大胆な経営オペレーションが必要かも知れません。
もちろん社員の人びとの「モチベーション」と「業績」とは、鶏が先か、タマゴが先かみたいなとところがあると思いますが、ビジネスの足下が悪く、逆境のもとでは、社員の人たちに対するインセンティブをつくるということも難しくなってきますし、仕事の成果がなかなかだせないためにモチベーションも下がりがちです。
そんな場合は、自らのビジネスがよって立っている足もとそのものから見直すということ、もっとより足もとのよい分野にビジネスをシフトできるかどうか、あるいはもっと革新的な差別化ができるかどうかも経営の課題としては重くのしかかってきます。
また、顧客視点を強化することも重要だと言う気がします。顧客との関係が良好になると、社員のひとたちのモチベーションも上がってきます。トムピーターズが、この不況のなかでは、「顧客の靴のなかに入り込む努力を二倍、三倍しろ、さらに靴が臭っているかどうかだ」といったことを言っていますが、顧客を学ぶことで、ビジネスの本質への気づきも生まれ、働く意義を見いだすということもあります。
重要なことは、やればやるほど、手応えがあるという状態をいかに築くかでしょう。実際、やればやるほど手応えを感じる好調な勝ち組の会社は、このご時世でも社内は活気に満ちています。社内を見つめ直すと同時に顧客を見つめ直し、ビジネスそのものを見つめ直すという二つの視点のバランスのうえに経営があるということでしょう。
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超小型のプロジェクターが相次いで発表されました。便利そうです。これはきっと光源が変わったと思って見てみると、やはりLEDでした。こんなところにも応用できるほど輝度が確保できるのですね。LEDだと一般的には寿命も長いので便利そうです。小グループで画面を見ながら企画書を書き上げるというワークスタイルが増えてきそうです
まとめてCNETで紹介されていたのでLED光源を使っているものをリンクしておきます。
160gの超小型プロジェクター、住友スリーエム「MPro110」
ホームシアター、ポケットサイズプロジェクター「Optoma pocket projector PK101」
2ウェイの投影をサポート、超小型プロジェクター「プロジェクタX KR-PRO920M」
昨今は懐中電灯も光源がLEDになって、しかも安価です。LEDが、さまざまな分野で、これからの光源の中心になってきそうな感じですが、3Mの製品は3MのLEDみたいなので、これだけ同時にでてくるということは、他の製品のLEDも3Mかもしれませんね。
報告・連絡・相談の頭の文字を取って報連相というのは、会社に入ってすぐに教えられることではないかと思います。一言でいえば、職場でのコミュニケーションでしょうが、コミュニケーションの基本が報告・連絡・相談であることをうまく表現しています。
日本的と言えば、「率先垂範」を掲げている会社も多いと思いますが、こちらは、英語で言うならイニシアティブです。まじめな話で、米国で、開発業務に携わる人たちで、仕事の成果をあげている人たちと、そうでない人たちの間で仕事の取り組み方にどのような違いがあるかを研究したものがありましたが、イニシアティブを取る行動をしているかどうかに決定的な差であったという結論をだしていました。そして、イニシアティブ行動のなかで重要なものが、周囲の人たちとのコミュニケーションであったということです。
報連相はもちろん、組織がチームとして円滑に回るために情報共有しあうということですが、むしろ組織の持っている経験やそこから得て蓄積された知識や知恵を個人にトランスファーするという色彩が濃いように感じます。
先の研究でも、「こういうことを今手がけようとしているのだけれど」、「実はここがうまくいかなくて困っているのだけれど」と話を持ちかけることで、周囲の人びとの持っている情報を引き出していること、また報連相を行うことで、まわりの人びとを巻き込み、そのテーマが採用されやすくなるという効用が認められたいうことでした。
体系化して知識や知恵を伝えるといっても、現場は応用問題の連続であり、限界があり、それぞれが体験したことを報告・連絡し、またわからないことを相談することで、周囲の人たちや組織が持っている知識や知恵も引き出せます。
また報連相は、それぞれの人たちが、報連相を行うために、起こった状況を頭の中で整理し、情報化することですから、それが問題を整理したり、考えるという能力を培ってきます。
ものごとをわかりやすく伝えるということは決して簡単なことではありません。それは日々のトレーニングで培われるものであり、やはり日常的な報連相が重要かなと思います。
情報ツールを駆使することも重要ですが、情報ツールの中でも、報連相が基本であることには違いがなく、やや古めかしいかもしれませんが、報連相がうまくいっているかどうか、職場で一度点検してみてはどうでしょうか。
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>>改善キーボード(Colemak.com)
そのキーボード配列についてです。現在私たちが使っているのはQWERTY(クワーティ)配列といわれます。19世紀に発明されたものです。慣れてしまうと、あまり普段は意識することはありませんが。どうみても奇妙な文字配置です。
なぜ、そのような不自然な配列が発明されたか、またその後も、このColemanのように幾度もより効率的なキーボードは配列が考案されチャレンジされてきたにもかかわらず、なぜこのQWERTY(クワーティ)配列が利用され続けてきたかは不思議な謎です。
まず、みなさんは、このQWERTY(クワーティ)配列がなぜ生まれたのかと思われますか。いかに私たちが思い込みの住人であるかを実感するためによくつかわれる例題です。きっとより早く打てる配列なんだろうとか、使う指が均等になる配列じゃないかとか、きっと間違いなく打てる配列になっているなど、いろいろ合理的な理由を探そうとします。より効率的なものが結局は支持されるという思い込みがあるからです。
いろいろ説はあるようですが、定説では実は早く打てないようによく使う文字は打ちにくいところに配列してあるのです。典型はaのキーです、なぜ不便な左の小指のところにあるかです。では、なぜ早く打てないように配列したのでしょうか。これは古いタイプライターを知らないとわかりません。電動式のタイプライターが登場するまでは、パタンパタンとハンマーのように先に文字がついたタイプバーがカーボンのリボンと紙に叩きつけられます。それで印字ができます。ところがタイプバーが同時に打ち込まれると、アームが絡んで、ストップしてしまうのです。だからできるだけ絡むということがないようにスピードを抑える工夫がなさたのが今のキーボード配列となたったのです。
次の謎は、なぜそんな機械式のタイプライターから電動式のタイプライターに変わり、またPCのキーボードとなったにもかかわらず、そんな不便なQWERTY(クワーティ)配列が生き延びてきたかです。これは最初にQWERTY(クワーティ)配列でキーボードを使うことを覚えてしまうからだといわれています。少々不便でも、わざわざ新しい配列を覚え、さらに慣れるには労力がともなうからだといわれています。
慣れてしまえば、あえて新しい文字配列のキーボードを使うほど不便を感じていないということかもしれません。
だから、新しい配列のキーボードは、熱狂的なファンを獲得しても、普及の理論でいうキャズムをどれも越えられなかったということでしょう。日常使うもののなかにも不思議な謎ってありますね。
※今日の写真はFlickrの写真を利用しています。とFlickrのオリジナルの写真ページにリンクを張っておきました。
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その類のひとつに記憶力アップというのがありますが、電話番号とかを覚えるのが苦手で、記憶力が高まるというタイトルに惹かれて本を買ってきて、書いてあるままに面白がってやっていたことがありました。コツをつかむと、まるで手品というように記憶再生ができるようになります。
しかし、しばらくして飽きてしまいました。実生活ではなにの役にも立たず、余興のレベルを超えることができなかったように思います。トレーニングをやめるとやはり記憶力は元に戻ってしまいました。
ところで、実際の社会のなかでは、またビジネスの世界で「頭がいい」というのはどういうことでしょうか。
小説家も頭のよさはいらないそうです
仕事とは関係ない人たちと一緒に食べたり飲んだりする機会はよくあり、そのメンバーのなかにミステリー作家の高嶋哲夫さんがいらっしゃいます。高嶋さんいわく、小説を書くのに頭のよさはいらないし、小説家で成功している人たちも、頭がいいわけじゃないとのこと。まあ酒を飲んでの話なのであまりまじめに受け止めないで欲しいのですが、むしろ違う能力だということでしょう。
そういえば第3回ホラーサスペンス大賞をとった牧村泉さんもコピーライターをやっていらっしゃった頃は、一緒に仕事をしていたことがあるのですが、飲み込みはいいし、文章力もあったと思いますが、頭がいいというよりは、人として魅力があるという感じの人です。
ビジネスで「頭がいい」ってどんなことだろうか
まず思い浮かべるのは人が気がつかないアイデアに気づく人でしょうか。しかもなるほどと感心するビジネスモデルとかマーケティングを考えついた人は頭がいいと思いますが、難しいパズルを解くというのとは違う話です。着眼点がいいのです。
きちんと物事の筋道をたてて外さない人も頭のよさを感じます。頭の中にしっかりゴールを浮かべ、さまざまな変化があっても、そのゴールに向かう道筋の判断ができる人です。
相手の人の話を理解する能力が高く、質問上手な人も頭がいいと思います。いい質問は、話している人からさらに深い考え方とかものの見方などを引き出せます。
きっとあの人は頭がいいなあと感じるシーンってもっとあると思いますが、どれもIQ的な頭のよさではありません。いくらクイズみたいなことをやっても、こういった頭のよさは磨くことができません。きっと普段から意識して考えるクセをつけるように心がけていれば能力を磨くことができるものばかりのような気がします。
ビジネスの世界で成功した人たちでも、とくにIQ的に頭がいいという印象の人もめったにお目にかかりません。IQ的に頭がいいというよりは、やはり物事をよく考えぬいてらっしゃる人たちであり、考えたことを、粘り強く、しっかり行動移せる人たちという気がします。
昔から、何事につけても成功するためには『運』『鈍』『根』が秘訣だといわれています。『運』はともかく、『鈍』は、目先の利益に走るとろくなことがない、むしろ不器用ぐらいなほうがいいということでしょうし、あまりに才気走っているひとは付き合いにくいですね。また『根』は、まわりから信頼されるまで根気強く努力しなさいということでしょう。それはわかっていても、愚直にものごとをやりつづけるというのは決して簡単ではありません。強い意志が求められます。
クレバーとワイズは違うということを以前書きました。ビジネスの世界で求められるのは、きっとIQ的な能力としてのクレバーさよりも、物事を見通せる能力としてのワイズさだということでしょう。
頭のよさというなら、頭のよさを見せない人のほうが本当は頭がいい人かもしれません。
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さまざまなデータが電子化され提供されるようになったことや、各社のインターネットでのIR情報などが充実してきたこと、また検索の高度化や、ソーシャルブックマークのおかげで普段収集している記事やニュース、またデータなどをさっとだしあえます。
インターネットが発展するまでは、資料を収集することが大変でした。時代の変化ですね。資料収集だけで数日かかったものも、ミーティングしながら集まるのですから。みんなで、こんな風にやってみてはどうか、こんな一手があるんじゃないかと、囲碁とか将棋をやっている感じじゃないでしょうか。
骨子ができると、すぐにそれぞれワークにはいり、資料としてまとめ、できあがるとその資料検討のためのミーティングをまた繰り返し完成させていきます。大切なのは、ある程度まとまると、いったんセッションを切るということでしょうか。まとめられたものをもう一度眺めかえすと、はっと気がつくことや不足しているこ、掘り下げの浅い箇所などが冷静に見えてきます。
この「情報分析工房」ともいえるワークスタイルが気にいっているのは、これまでの経験で身についた知識とか、ものの見方を折に触れ伝えていくことができ、若いスタッフもそれをどんどん吸収してくれるからです。情報のインデックスの役割を果たせます。
タブーにしているのは、自分で理解できていないのに、形をつくってしまうこと、またなにも考えずに作業として資料づくりをはじめることです。いい企画書は「自分の頭で考え、自分の言葉で語れ」につきるように思います。自分の言葉で語ることができないということはまだ十分に理解していないということだとみなしています。
なるほどそういうことかと理解して、それならこうも考えることができるのじゃないかというようになって初めて、オリジナルな視点の組み立てができるようになってきます。情報が知恵に進化していきます。新しい発想も生まれてきます。
インターネットのおかげで、情報はあふれるほど集まるようになりましたが、「自分の頭で考え、自分のことばで語る」というのはそうそう高速化することはできません。ほんとうに日々のトレーニングかなと感じます。
それとやはりいい競争が生まれてきました。若いスタッフ同士で、健全なライバル関係が生まれ、それも成長を促しているようです。
昨日は嬉しいことに、非常にハードで大きな仕事をプロデュースされてこられ、人を見る目が肥えていらしゃるかたから、あなたの若いスタッフの視線はいいとお褒めいただきました。きっとそんなトレーニングを毎日やっていると、表情まで生き生きしていきたということでしょうか。
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しかし確実にいえることは、インターネットエクスプローラ7はベータ版がでていますが、Firefoxと同様にタブ機能とRSSリーダーをメインにした仕様であり、その点ではFirefoxのほうが先行しているといえそうです。
ここでは、まだFirefoxを使ったことがないという人のためにどう使っているのかをご紹介します。仕事とか趣味で資料収集することの多い人には参考になるかもしれません。
さてFirefoxは、さまざまな拡張機能でカスタマイズできることが最大の特徴です。ここに拡張機能の人気投票結果がでていますが、ずいぶんたくさんあります。だからどれを使っていいかわからなくなり、最初のハードルを高くしているともいえるのですが、まずは標準的なところから導入して、あとは人気の高いものを試してチューンアップいていけばいいのではないでしょうか。
準備
Firefoxをダウンロードしてインストールする
最初に、ここでFirefoxをダウンロードします。インストールすれば、ウィザードがでてきて、インターネットエクスプローラで使っていたブックマークやクッキーなどを移行できます。そこから拡張機能をインストールしていけば独自のFirefoxづくりが始まります。拡張機能については、Firefoxまとめサイトとか窓の杜の特集が参考になるので眺めておいてください。
タブ機能を強化する
タブブラウザーの機能強化です。最近はTab Mix Plusに人気があるようです。現在はそれを使っています。インストールは簡単ですが、拡張機能は、インストールした後Firefoxを閉じて、もう一度開きなおさないとインストールが完了しないのでご注意ください。
タブの表示のさせ方やポップアップをタブで開くか新しいウィンドウで開くかなどの設定ができます。ポップアップは新しいウィンドウで開くにするとほぼインターネットエクスプローラと同じ動作になります。最初はデフォルトで十分なので細かな設定は慣れてからでいいのではないでしょうか。また直近に閉じたブラウザーのタブの復元をしてくれます。間違ってブラウザーを閉じてしまったときには助かります。
Tab Mix Plusのサイトそのものは英語ですが、設定画面は日本語化されています。
ニュースやブログをチェックする
ニュースやブログをチェックするにはRSSリーダーが必須です。ニュースの場合はタイトルをチェックして気になったものを次々に見ています。ブログは更新のあったものをRSSリーダーで見ていくというようにしています。ブログはかなりいい情報源であり、さまざまなものの見方に触れることができるので、これぞというブログを登録しておくと情報力はかなりアップします。RSSリーダーはもはやブラウザーの標準機能だと考えていいのではないでしょうか。
RSSリーダーはsage
新しいものではWizz RSS News Readerというのがリリースされていますが、sageというRSSリーダー拡張機能のアドオンが代表的というか標準じゃないでしょうか。sageはここに説明がありますが、こちらも参照してください。sageをインストールすればブラウザーそのものがRSSリーダになります。読むとタイトルの表示が変わりますので更新のチェックができます。
インストールの後にしておくこと
sageについては、インストールした後、ふたつのことをしておくことをオススメしますます。RSSやATOMなどのフィールドリストを保存するフォルダーを「ブックマークの管理」で作成しておきます。新しいサイトのRSSやATOMを登録するときは、このアイコンをクリックすれば、ブックマーク先を聞いてくるので、そのブックマークファルダーに追加していきます。ファルダー名はなんでもかまいません。
もうひとつは、RSSリーダーの画面のデフォルトがちょっとお寒いのです。CSSを変更するとさらに読みやすくなるのでCSSの変更をします。
このページの下のほうにCSSの人気投票結果がでています。それぞれのサイトでCSSを表示させ、メモ帳かワードパッドにコピペして、名前をつけて拡張子を「*.TXT」から「*.CSS」に変更し、適当な場所に保存します。あとは「ツール」→「拡張機能」→「sage」→「設定」で、設定画面を呼び出しフィールドリスト保存先のフォルダーと、保存したCSSを「参照」で指定します。これになれるといろいろなCSSを試してみて気に入ったものにすればいいと思います。
ライブブックマークをツールバーに置く
サイドバーのブックマークに保存したRSS フィードは、ドラッグしてツールバーに持っていくとツールバーでニュースのタイトルをチェックできます。とくにニュースソースとなるものはずいぶんあるので、すべてチェックするというわけにはいかないので、タイトルをみて目についたものだけをクリックして読むようにしています。
こうやっていくつのもサイトをチェックするようになってくると、いい記事をどのように保存して整理するかになってきますね。明日は保存の整理でやっていることをご紹介します。普段、こういったことでの情報交換はする機会はほとんどないので我流ですが、ひとによってさまざまなノウハウがあるのかもしれません。
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404 Blog Not Foundの小飼弾さんが、プロと評論家の違いをについて核心に触れることを書いていらっしゃいます。
知れば知るほど無知を思い知らされ、力を出せば出すほど無力を思い知らされ、そして経験を積めば積むほど臆病になる。
(略)
そうして「逃げ」たくなった時、やるかやらないかが「プロ」と「評論家」の違いなのだと思います。どちらも知識は大いにあるので、「それが出来ない」理由ならいくらでも思いつきます。
このお話はとても重要だと思います。ビジネスに携わる人たちは、いつも3つのことを頭の片隅に置いておいた方がいいと思うからです。
ひとつは、知れば知るほど、分からないことが増えてくるということです。いろいろ体験し、また情報収集し、ディスカッションしながら状況を間違いなく把握し、正しい結論をえようとするのですが、知れば知るほど分からないことがまた新たに生まれてくるということです。知るということにも、出来ることにも限界があり、学ぶということはきりがありません。
二つめは、私たちは思いこみの住人だと言うことです。ビジネスの体験を通して、効果のある仕事の仕方とか成功の法則みたいなものを学んでいき、それぞれその分野のプロとなっていくわけですが、ビジネスの歴史が物語っているのは、なにも知らないはずの周辺からやってきた素人に、あっというまに主役を奪われてしまうということが多いと言うことです。世代交代もそうですね。状況が変わっているのに、間違ったことを正しいと信じてしまうからです。知らない人は、素直に学ぶので、よりよい考えにたどり着くということでしょう。分かっていると思うことと、そこには落とし穴が待ちかまえているということです。
三つ目に、完璧な結論なんか世の中にはないということです。やってみなければ分からないことのほうが多いのが現実です。だからこそ、仮説を立て、間違っていようがそうでなかろうが実行してみて、結果がどうだったのかを検証し、行動を修正していくというPDCAのサイクルを回すということが大切だろうということです。「やってみなはれ」なのですが、分からないことがいっぱいあり、間違っているかも知れないというリスクを感じながら「やってみる」というのと、「それいけドンドン」のノリで、間違っている道をまっしぐらに突っ走るのでは違ってきますね。
どう調べつくし考えつくりても、新しいことにチャレンジするというのは、つねにリスクがあります。やってみるリスクと、なにもしないリスクを天秤にかけ計りながら、どのようにアクションを起こすのがベターなのかという結論をだすことから逃げずに「こうしましょう」と切り出すのが本当のプロだということです。
学べば学ぶほど、また新たに学ぶことに出会えるということ、パズルを解くように考えることがいっぱいあるということ、そして最後にはドキドキしながらも自分という駒を進めてその結果をうかがうということ。そんな連続だからこそ仕事って面白いとつくづく感じます。
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がんばれ、ジャパン!
さて、そのクイックネスです。スポーツだけでなく、ビジネスでも求められるようになってました。『急がば回れ』とか、『急いてははことをし損じる』といわれますが、スピードで差が付く現代はむしろ、”QUICK IS SAFE”(機敏に動くことが安全)という時代になってきているように思います。情報が支配する時代は二番手や三番手ではでは差が付いて遅れを取り戻せないことが増えてきたからです。
しかし、そういった企業全体のアクションだけでなく、昨今はとくに営業部門で、いかにクイックネス(すばやく動く能力)を高めていくかが重要になってきているように感じます。すくなくとも言えるのは、業績が悪く、元気のない会社の営業の人たちに共通するのは愚痴はこぼしても、身体は動かないことです。
ビジネスに役立つような「情報」は、デスクで腕を組んでじっと考えていても手に入りません。実際にお客さまと接してお話を伺ったり、また売り場や現場に行った方がはるかに解決のヒントを得ることができます。そういう視点で見ると、クイックネスの高い方が情報力においても高くなるといえるのかもしれません。
しかし、すばやく動くというクことだけを考えていると、何の知恵もなく、ただただせわしなく無駄な動きばかりするミッキーマウス状態に陥ってしまう危険もあります。違いは原理原則があって、それにそって素早く動くのか、ただ闇雲に動くかですね。その原則とは戦略であり方針です。
つまり、チームや個人がビジネスという舞台でクイックネスという能力を高めていくためには、チームに目的や方針が浸透しており、ひとりひとりがよく理解していること、また自分自身の頭で考え動くということが大切になってきます。ジーコジャパンが追求していることですね。また的確な判断は情報の共有から生まれてくることはいうまでもありません。これはサッカーなどのスポーツのチームを見ていてもよわかることですね。
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その経営学部にしても、友人の教授がよく嘆いています。ゼミのメンバーの就職先が、経営学でなにを勉強してきたのだろうかと嘆くぐらい、いざ就職となると、企業内容や仕事内容というよりは、知名度やイメージ、ブランドで選んでしまうそうです。
確かに、学生の人たちが関心を持つ会社というのはちょっと特殊かもしれません。「 ようこそ、みんなの就職活動日記へ」というサイトを検索で見つけましたが、そのなかに就職活動をしている人たちの「今人気の掲示板」というコーナーがあります。そこにずらっと並んだ企業名を見るとブラックジョークなのかと感じるのは私だけでしょうか。
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その方はコピーライター出身で、またコピーライターになりたい若い人たちにコピー作法を教えていらっしゃった方です。アマチュアである生徒さんも、テーマを出して、最初に出てくる原稿案では、結構プロ顔負けのいいコピーがでてくるそうです。
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
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全くコミックとは無縁だと思われるのはしゃくなので告白しますが、「美味しんぼ」と「ギャラリー フェイク」は愛読していますよ。
さて、わに庭さんからいただいたコメントですが、ライブドアの堀江さんについて、「素晴らしいアイディアでも…実現が堅い、ってとこまで、資金・人材・資源を揃えてからカードを開くんだよ。そういうのを日本じゃ『根回し』と言う」と根回し不足をご指摘です。いくら正しいことであっても、それが受け入れられないと、「結局は二番手が得をすることになる」と、堀江さんの行動や態度に、じれったさのようなものをお感じなのだと思います。
さて、この「根回し」ですが、もともとは「木を移植するに先立ち、根の周囲を切り詰めて細根を発達させておくこと」(大辞林)だそうです。交渉などの「根回し」は、昔からの使われていたのかと思いきや、語源由来辞典によれば、なんと昭和40年頃より使われ始め、昭和40年代半ばに一般化されたそうです。今で言う「根回し」は結構歴史が浅いのですね。それだけ、近年になって、ものごとの交渉が難しくなってきたということかもしれません。
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思考もいったりきたりで、効率が極端に悪いのです。
しかし、いろいろ調べていくうちに、さまざまな疑問がでてきます。なぜこうなっているのだろうかとか、なぜそうしているのだろうかと、理由を探して思いをめぐらしているうちに、生きた思考が全開で回り始めます。そのうちにアイデアも浮かんできます。それが馬鹿げたアイデアかどうかなんて考えません。そうしているうちに結構新しい発想が生まれてくるものです。知らないことが強みになってきます。
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優れた営業の人はお客さまとの対話を通して、お客さまが購入する決心をするように見事に導いていきます。しかもお客さまに後悔させません。しかし、そんなことが最初からできたわけではありません。お客さまとの折衝を積み重ね学んできた結果です。もちろん才能によっても差はでてくるかもしれませんが、営業である限り誰もが身につけなければならない能力です。
営業に限らず、ビジネスでなにかを成し遂げていくためには「人や組織に働きかけ、動いてもらう」ことが必要になってきます。どんないいアイデアやプランがあっても、人や組織が動いてくれなければ実行できません。
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人のネットワークということでは、最近「人脈」という言葉が多く見られるようになってきました。確かに「人脈」といえる深い信頼関係で結ばれたネットワークがあればビジネスのチャンスは広がってきます。これは洋の東西を問わずいえることです。アメリカのベンチャー・キャピタルは、成功しそうなベンチャー企業の経営者に、自らの持つ人脈を提供して飛躍のチャンスを一気に広げます。
しかし「人脈」といえるほどの深い関係がそう簡単につくれるわけがありません。むしろ、成功した結果として「人脈」は広がっていくというのが現実です。人脈というよりは、まずは企業という枠組みを超えた人と人のネットワークを広げ、活用することを考えたいものです。それが「人脈」といえるものになるかどうかは楽しみとしてとっておくぐらいのゆとりが欲しいですね。
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時代はどんどん変化していっています。お客さまも、社会が求めるものも変わり、またIT化の影響もあり仕事の仕方もどんどん変わってきました。変化への適応力は最低限必要だという時代となってきました。もっというなら、変化するチャンスを見つけだし、また変化を生み出せる人でないと評価されない時代になってきています。ではどうすれば、変化に向き合って対処していく能力が身に付いてくるのでしょうか。
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いずれにしても、ひとりひとりがプロフェッショナルとして能力を広げ、自らの足で階段を上っていく時代になってきました。逆に言えば、プロフェッショナルとしての実力さえあれば、転職によって活躍の領域を広げていくことができるようになってきています。仕事の選択の自由度は、以前とは比較にならないぐらい広がってきてきました。どの企業も優れた「人財」は喉から手が出るほどほしいですからね。
さて、ではどんな能力を鍛え広げていけばいいのでしょうか。仕事に必要な知識とかスキルというのは比較的短い期間で習熟できます。資格を取るというのは入り口としてはいいかもしれませんが、それだけで仕事ができる能力があるとはいえません。
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さて、年賀状のひと工夫ですが、面白い話を聞いたことがあります。アパレルのワールドを一代で築いた畑崎会長は、年賀状をお出しにならなかったそうです。年賀状ではなく、年末のご挨拶のハガキを送られていたと聞いています。
たくさん年賀状を受け取る方は、目を通されても、関係の深い方のものしかお読みになりません。まして、会社に来る年賀状は、すべてには目を通してもらえるとは限りません。しかし、年末には、お正月ほどは、はがきはきませんし、喪中のお知らせが来ることもあって確実に目を通していただけます。やはり成功した方は、こんなところでもひと工夫をされていたのですね。
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専門家の世界では、プラセボ効果はあるとか、ないとかの議論もあるようですが、まあ、昔から「病は気から」といいますから、場合によってはプラセボ効果もでてくるというのは納得できます。実際に効果のある薬も、プラセボ効果で、より一層効果が高まってくることがあるそうです。
こんな面白い話を聞いたことがあります。患者さんのなかには、若いドクターがカルテ通りに、いつもと同じ薬を渡しても、「若い先生の薬では効かなかった」と不満をいう患者さんが実際にいらっしゃるそうです。ドクターとの信頼関係で、薬の効果も違ってくるようです。
このプラセボはラテン語で、「喜ばせてあげる、楽しませてあげる」という意味ですが、実際の消費シーンでも、こういった心理効果が働いています。
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