昨日は、マネジメントの崩壊をまざまざと見せつけられるふたつの出来事がありました。ひとつは阪神タイガースが、対中日戦の3連敗につづいて、伝統の巨人戦3連敗を喫してしまったことです。昨シーズン同様に秋風が吹くとともにチームが失速してきました。もうひとつは、朝日新聞の木村社長の謝罪会見です。第三者委員会による検証もいいのですが、起こしてしまった結果に、朝日新聞として実際にどのように社会的責任を取るのかが示されないままに会見が終わりました。続きを読む
経営

自動車にセンサーを搭載し、またシステムで制御する流れはどんどん進んでいくのだと思います。Googleいわく、「『人間のミスや無能さ』が交通事故原因の90%を占めている」ので、それを克服する技術は社会なニーズにもかなっています。続きを読む
昨年、テスラ社のセダンが相次いで出火事故を起こし、また、先月も盗難された「モデルS」が警察とのカーチェイスのすえ、複数の車に衝突して大破し、散乱したリチウムイオン電池が炎上したという事件もおこっていました。
それでもテスラの快進撃が止まらないのがすごいところです。
テスラのEV、6週間で3度の火災事故(動画) ≪ WIRED.jp
テスラ・モーターズ株下落、盗難EV車が衝突炎上事故 - WSJ
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それでもテスラの快進撃が止まらないのがすごいところです。
テスラのEV、6週間で3度の火災事故(動画) ≪ WIRED.jp
テスラ・モーターズ株下落、盗難EV車が衝突炎上事故 - WSJ
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中国の上海福喜食品から「ガーリックナゲット」用の鶏肉を輸入していたファミリーマートの中山社長が、謝罪会見のなかで「中国だから輸入しないということはない。信頼できるパートナーを見つける努力をする」と語ったことに反発の声があがっているといいます。いやはや不適切な発言としかいいようがありません。
【期限切れ鶏肉】「中国で信頼できる相手探す」、ファミマ社長
「信頼できる中国の会社を探し輸入は続ける」 中国の食肉安全問題「ファミマ」中山社長発言に大反発 続きを読む
【期限切れ鶏肉】「中国で信頼できる相手探す」、ファミマ社長
「信頼できる中国の会社を探し輸入は続ける」 中国の食肉安全問題「ファミマ」中山社長発言に大反発 続きを読む
いやはやサプライズ人事です。サントリーの新社長にローソンの新浪会長を招聘するというニュースがでていました。
サントリー社長に新浪ローソン会長 :日本経済新聞
サントリーは、ついこの間、米蒸留酒大手のビーム社を1兆6000億円の巨額投資で買収を行ったことでも世間を驚かせたばかりです。
世界ブランド化への動きが急になってきた飲料・食品メーカー:大西 宏のマーケティング・エッセンス :続きを読む
サントリー社長に新浪ローソン会長 :日本経済新聞
サントリーは、ついこの間、米蒸留酒大手のビーム社を1兆6000億円の巨額投資で買収を行ったことでも世間を驚かせたばかりです。
世界ブランド化への動きが急になってきた飲料・食品メーカー:大西 宏のマーケティング・エッセンス :続きを読む
三陽商会が、英バーバリー社と結んでいたライセンス契約を来年6月末で終えると発表し、それがニュースに流れています。バーバリーがいよいよ日本でも本格的に直営店展開をはじめることになります。もともと2009年に、当初は2020年までだった契約期間を5年短縮し、2015年6月末までとすることで合意されていたので、サプライズはなく、そのとおりになったということでしょう。
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パイオニアといえば音響・映像機器では名門ブランドです。そのパイオニアが、音響・映像機器事業を売却する方針だと日経が伝えています。もしそれが事実なら、この決断は理にかなっていると感じますが、断腸の思いもあったのだろうと察します。
パイオニア、AV事業売却へ 船井電機などと交渉 日本経済新聞続きを読む
パイオニア、AV事業売却へ 船井電機などと交渉 日本経済新聞続きを読む
今日、SONYの2013年度第4四半期業績説明会が開催されますが、それに先立ち、業績の下方修正を発表しており、通期では1,300億円の赤字になるようです。黒字化を標榜し、蓋を開ければ赤字を繰り返すというのでは、まるでオオカミ少年だという批判もとうぜん生じてきます。
それにしてもSONYさんは、なにを目指して、どこに行こうとしているのでしょうか。
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それにしてもSONYさんは、なにを目指して、どこに行こうとしているのでしょうか。
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2013年はワタミ創業者渡邉美樹氏にとっては忘れられない年になりそうです。衆議院議員となった喜びの一方で、自ら築いた事業の不振がはじまりました。2013年3月期決算は、1996年に株式を上場して以来、初めて赤字に転落するようです。
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田中将大投手の話題が絶えません。ヤンキースと7年で総額1億5500万ドル(約161億円)の大型契約を結んだことに世間は驚きました。初年の年俸が2,200万ドル(22億4,400万円)。凄いですね。まさにアメリカン・ドリームです。しかし驚くことはありません。それよりも目を向けるべきは、日本のプロ野球の収入の少なさや選手年俸の安さのほうなのです。
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元気になってきた自動車業界のなかで、なにか日産だけが取り残され、独り負けの感があるなあと思っていたら、やはり2014年3月期の最終利益は従来予想の4200億円から3550億円に下方修正、世界販売台数見通しも10万台少ない520万台に変更ということでした。乗用車でこれといったヒット車がないとなると、厳しいのですね。
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日経とフィナンシャル・タイムズの共同特集に「電機とクルマ、どこで分かれ道 」の記事がありました。かつては自動車と電機は日本の強さを象徴するふたつの柱の産業でしたが、自動車はいまだに健全に世界市場で健闘しているにもかかわらず、電機は不況から抜けだせず、経営再建に迫られている状態に陥ってしっている状態です。この記事が例にあげた電機と自動車の大手3社の2013年3月期の最終損益の差を見るまでもなく、その違いは歴然としています。
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阪急阪神ホテルズの出崎社長が「お客様に偽装と言われても仕方ない。阪急阪神ブランドへの信頼失墜を招いた」と謝罪し、阪急阪神ホテルズの社長と、親会社の阪急阪神ホールディングスの取締役を辞任すると表明する記者会見がありました。
この「偽装と言われて仕方ない」問題が起こってきたのは2006年からで、リッツカールトンの偽装問題とも重なっています。阪急と阪神の合併したのが2006年なので、みずほ銀行の事案と同様に合併によって起こった経営の混乱が原因ではないかと感じておりましたが、やはり出崎社長からもその通りの説明がありました。
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アップルは、次第に「普通の会社」になってきています。アップルはデジタルの世界に偉大な革命を持ち込んだ企業から、その革命を通して築き上げたブランド力や技術またプラットフォームなどの遺産で生きる巨大なニッチ企業になりつつあるようです。
ジョブズが亡くなってからはサプライズも消えてしまい、自ら切り開いたスマートフォンやタブレットPC市場も、その市場の成長を後追いをしてきた企業に取り込まれ、成長力で格差も目立ってきています。
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いったい何が起こったのでしょうか。燃料不足のため、緊急着陸したいと機長から要請があり、滑走路周辺に消防車などが待機するものものしい警戒態勢のなかをジェットスタージャパン139便が着陸するという騒動がニュースで流れていました。
別の便に鳥が衝突する事故があったために、点検のために滑走路を封鎖し、着陸予定の各機が空中を旋回し着陸待機してていたさなかに起こった出来事です。航空法では、行き先変更や30分の待機に備えた燃料を積むことが定められているのだそうですが、朝日新聞によると、あと約50分飛行できる燃料が残っていたことが着陸後にわかったというのです。その後、何もなかったように成田にむかって飛んでいったそうです。
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未来は言葉でつくられる 突破する1行の戦略 [単行本(ソフトカバー)]
未来を変えるパワーを秘めた言葉、それがビジョナリーワードです。コピーライターであり、またクリエーターの細田高広さんの著書『未来は言葉でつくられる』は、未来を大きく変えた、あるいは未来を発明した30のビジョナリーワードを紹介し、いかに言葉が大切か、またどのような言葉がビジョナリーワードとなりえて、どのようにして生み出していけるのかについてまとめられた一冊です。献本いただき、ありがとうございました。
大阪市の公募校長をたった3ヶ月で辞任した人がでてきました。報道2001で辞任した千葉貴樹氏を追った特集が流れていましたが、あらためて組織をマネジメントする能力と、現場でのビジネス能力は異なるものだということを感じさせます。
さまざまな障壁があり、自らの経験やスキルが生かせないということ、教育委員会のあり方への不満が辞任の理由のようですが、それよりも、マネジメントを行う資質や能力が不足していたということでしょう。そのギャップを思い知ったということかもしれません。
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ある土俵のなかで得られている利益が大きいほど人はその土俵を守ろうとします。それが公正で平等な土俵なのか、あるいは多くの人々の利益になっているかは関係ありません。選挙制度もその典型です。
そういったことは漁港でもあるようです。街角アンケートで、辛坊さんに救助費用を払えという声がなんと40%にも達しているということに驚いた方が、それは筋が通らない、では漁にでた漁民の方が遭難され救助する際にも救助費用をだせというのか、あるいは、辛坊さんが金持ちでしかも好きで行った、漁民の方は仕事だから無料で救助して当然というのだろうかと疑問を投げかけておられます。そのとおりでしょう。それよりは、漁業組合の漁港の独占について書かれていることが目にとまりました。
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川崎重工が、理事取締役会で三井造船との経営統合に積極的だった長谷川社長と高尾副社長、それに廣畑常務の3人の解任を決議し、三井造船と進めてきた経営統合の交渉を打ち切ることを決めたことがニュースになっていました。クーデターといえば、クーデターなのですが、外野席から眺めていると、なぜ三井造船と経営統合しようとしたのかが見えてきません。三井造船は、ホームページを眺めるとこの5年間に年々営業利益を減らしており、平成24年度には当期利益が82億円の赤字に転落しています。
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最近おもしろい現象だなと思ったのが、NHKの連続TV小説の今放映している「あまちゃん」の人気が高いことです。8日放送分の視聴率は20.5%もあったといいます。同じ8日の「AKB48第5回選抜総選挙」は瞬間最高視聴率は32.7%とはいえ、番組枠の平均視聴率は20.3%でした。さらに10日放送分の最高視聴率も22.1%と、時間帯を考えると、「あまちゃん」の視聴率の高さというか人気のほどがわかります。
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概念(コンセプト)のブレークスルーをどう生み出すのか、またそれにチェレンジし、生み出せる人や組織、仕組みをどう築いていくのか、そこにこれからのビジネスの大きなテーマがあるという視点に共感させられるのが、『リ・インベンションー概念(コンセプト)のブレークスルーをどう生み出すか』です。神戸大学の三品教授と、まさに「ゆとり世代」として批判の的になっているゼミの学生の人たちの共著です。

リ・インベンション: 概念のブレークスルーをどう生み出すか [単行本]
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リ・インベンション: 概念のブレークスルーをどう生み出すか [単行本]
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1月の既存店売上が対前年で-17.0%と失速し、ようやく商品メニューも問題だと気がついたのか、かつてヒットした"Big America ALL STARS”をまるで付け焼刃のように再登場させたのですが、やはり2月も-12.1%と気の毒な状況になってきています。
少し前に、日経がマクドナルドの失速を取り上げ、その不振が、あたかも消費者行動の変化、外食離れにあるかのように記事を書いていたのですが、ほんとうに経済紙の記者が書いたのかと疑うものでした。
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社長のための 1年で会社を黒字にする方法
『社長のための一年で会社を黒字にする方法』の献本ありがとうございます。公認会計士・税理士の武田雄治さんの社長のためのほんとうにわかりやすい経営本です。
読んでみると、長年会社経営をやっていると、内容はあたりまえのことばかりですが、つくづく感じるのは、そのあたりまえにたどり着くまでに、ずいぶん失敗も重ね、長い道のりを経なければ気がつかないことばかりです。しかし今も会社が潰れていないのはそれに気がついたからでしょう。授業料もずいぶん高くついたようにも思います。
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エバーノートは、いわずとしれた「PCにファイルを保存する」から「クラウドにファイルを保存する」世界を切り拓いたベンチャー企業です。ビジネスは、あれよあれよという間に大成功したという印象を持ちますが、そのエバーノートのフィル・リービン CEO自らが、起業はそれほどいいものではないと、起業家志望の人の頭を冷やすようなアドバイスをされている記事がありました。
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シャープも大変、天下のパナソニックも大変。巨額の赤字に苦しんでいます。シャープは経営を鴻海に身売りでもして、経営を委ねたほうがいいのではないかとすら感じさせますが、この6月に就任されたパナソニックの津賀社長は「当社は普通でない。これを自覚するところからスタートしなければならない」とか。普通でないとはどういう意味かははかりかねますが、朝日新聞記事で、社長への一問一答で、津賀社長から気になる発言がありました。
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尖閣問題で日中の緊張が続き、また自民総裁選キャンペーンがあり、華々しく掲げたはずの「原発ゼロ政策」の閣議決定が見送りされるなどで世の中が騒がしい中、本日、静かに日航が再上場しました。日経でも企業総合面に小さく扱われているだけでした。株価の方も、初値が売り出し価格を20円上回る3,810円ということで、こちらも静かな滑り出しです。
日航の2年7ヶ月ぶりの再上場は、国内では総額で6,500億円を上回る最大の上場案件ですが、それを上回る案件は、海外でも初値で約9兆円となったフェイスブックぐらいだそうです。無事に再上場できたことを心からお祝い申し上げます。
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日経のコラムで、日本経済研究センター主任研究員の前田昌孝氏が、シャープの救済には国内のどの企業も手を挙げないために、シャープの交渉相手は鴻海(ホンハイ)しかないことを嘆いた記事を書かれています。それで国内企業が集まって救えと訴えておられます。
シャープは皆で救うのが一番いい :マーケット反射鏡 :日本経済新聞 :
ソニー、テルモ、富士フイルムホールディングスの3社が支援を競いあっているオリンパス。こちらは取り合い。鴻海と銀行以外は誰も支援しようとしないシャープ。どこも救済の声を挙げない。あまりにも違います。
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ソニー、テルモ、富士フイルムホールディングスの3社が支援を競いあっているオリンパス。こちらは取り合い。鴻海と銀行以外は誰も支援しようとしないシャープ。どこも救済の声を挙げない。あまりにも違います。
ではなぜそれほどの違いがでてきたのかと疑問に感じる人も多いと思います。前田氏も理解されていないようです。

この疑問がいつもつきまといます。当時は、韓国メーカーや台湾メーカーからキャッチアップされ、そういった新興勢力に技術が流出していくことを防ぐために、日本に工場を戻し、技術を見えなくするブラックボックス化の必要性がよく言われていました。
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9月には創業100周年という輝かしい日を迎えるシャープが株価低迷で厳しい状況となっています。2012年3月期決算で過去最悪の3760億円の赤字をだし、今期も通年で2500億円の赤字の見通しだといいます。
社員5000人の削減を決定しましたが、株価が大きく下がってしまいました。4月の時点では、鴻海(ホンハイ)による約670億円の出資が決まったことを受け、600円近くに回復した株価も、下落に歯止めが効かず、いったんは176円にまで落ちてしまいました。それは鴻海(ホンハイ)が合意した一株550円での出資条件の3分の1以下の株価になってしまったことを意味します。当然、鴻海(ホンハイ)との出資条件の見直しとなってきます。協議がすでにはじまっています。
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東電批判は当然あるでしょうし、血祭りのようになってきているのですが、なにか変だと思いませんか。すくなくとも東電は人びとが怒りをぶつける相手の姿が見えています。しかし本来はその舞台に同時に登場すべき肝心の人たちの姿が見えなくなってしまいました。
経済産業省の原子力行政の責任者の人たちです。安全性を軽視し安易に原発推進を進めてきた電力族と言われる政治家の人たちもです。見方によっては東電だけがスケープゴートになっているのです。
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