さて、大塚家具の経営に黄色信号が点滅しはじめたようです。売上高が下がり続け、赤字が続き、自慢の無借金経営も資金繰りが怪しくなりはじめ、身売り話も難航しているようです。
大塚家具再建はますます難しい状況になってきています。親子対立まで起こし、父と娘で袂を分かったのですが、結果論になりますが、その際に描いた久美子社長の戦略が間違っていたのです。かと言って、先代社長が経営していても同じ危機は早晩やってきたものと思います。
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はや10年、まだ10年。受け取めかたは人によって違うでしょうが、携帯電話を再定義してiPhoneが登場して10年目にアップルがリリースしたのがiPhoneX。そんな歴史を記念する特別な機種です。しかし、画像を見て感じたのは、サムスンのGalaxyS8とどこが違うのだろうかという戸惑いです。昨日発行したメルマガのなかでも触れたのですが、すくなくともアップルは、iPhoneの新しい歴史のステージ、新しいiPhoneのアイデンティティを感じさせることに失敗したように見えます。GalaxyS8と製品画像を並べてみましたがなにが違うのでしょうか。
ニュースを見て、なるほどと感じさせたのが9月15日にスタートした動画料理メディアSpooonn! by KODANSHAです。料理の作り方を動画で紹介してもらえ、またスマートフォンを見ながら料理するというのはいかにも便利そうです。
続きを読むGMと配車サービスのリフトが、電気自動車「シボレー・ボルト(Bolt)」の自動運転タクシーの公道試験走行を1年以内に開始するそうです。グーグルやテスラ、またシリコンバレーのベンチャーなどが狙う自動車産業の創造的破壊に備えて、いよいよGMも動きだしました。
自動運転タクシー公道実験へ、GMとリフトが1年以内に - WSJ :
イノベーションは技術に限らない。モノである必要さえない。それどころか、社会に与える影響力において、新聞や保険をはじめとする社会的イノベーションに匹敵するものはない。電力会社を分離することで、電力会社に働く人たちにとってもイノベーションにかかわる機会も、その進化に貢献する機会も生まれてきます。持っている知識を活用し、起業するチャンスも起こってくるでしょう。
18世紀啓蒙主義による社会的イノベーションの一つである近代病院は、いかなる医学上の進歩よりも医療に大きな影響を与えた。
多様な知識や技術を有する人たちを働かせるための知識としてのマネジメントもまた、今世紀最大がのイノベーションだった。それは、まったく新しい社会、いかなる政治理論も社会理論も準備していない組織社会を生み出した。
経済誌も業界紙もユニクロの業績不振を大きく取り上げているが、業績不振と言うより自分の土俵をはみだしたトレンドパクリのデザイン物やキャラクター商品などが剥げ落ちる過程と捉えるべきであろう。キャビンに続いての靴専門店からの撤退も、土俵からはみだした部分が剥げ落ちたと総括される。『ファッションではない誰でも着られる機能パーツとしての服』を標榜してグローバルSPAにまで伸し上がったユニクロだが、勢いに乗って何を勘違いしたか土俵をはみだしてデザイン物などで品番数を広げ、消化回転まで悪化させてしまったのは自業自得と言うしか無い。これを契機に原点回帰して自らの強みに磨きをかければ、新たな成長チャンスも開くのではないか。ユニクロはユニクロらしく | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題 :