今年のアメフトもいよいよ大詰めです。社会人Xリーグも各リーグで勝ち残ったチームによるファイナル6がスタートしました。前節のアサヒビール対アサヒ飲料では、TBSのアナウンサーを辞めてアメフトに復活した有馬選手もワンプレイだけでしたが登場していました。ゲームはアサヒビールが最後にフィールドゴールを決めて勝利を手にしましたが、手に汗を握るゲーム展開でした。
大学も優勝の行方が混沌としてきています。関東では、接戦を勝ち抜いた法政大と中央大の優勝を競うことになりました。
関西では、本命とされていた立命を関学が破り、優勝に王手をかけたかに思えましたが、今年絶不調だった京大が関学を下し、まったく優勝の行方がわからなくなりました。今日は、関学と近大。明日は、京大が立命とが対決します。

ところで、アメフトにはこういった優勝争いとは違うもうひとつの熾烈な争いがあります。
それは、入れ替え戦です。サッカーのJ1でも残留をかけたゲームは選手もファンも必死です。アメフトも一部リーグに残るか、はたまた二部の優勝チームが昇格できるかを賭けての対決。それが入れ替え戦です。実は、入れ替え戦には「魔物」がいるのです。勝つと思われていたチームが負けてしまったり、劇的な逆転ゲームが毎年のように起こっています。文字通りの死闘が展開されます。だから観客席もいっぱいになるのです。
今年の関西は今のところ、神戸大、近大、龍谷大が二勝、同志社が一勝で並んでいます。どのチームが入れ替え戦から逃れることができるのか。この行方も目が離せません。

アメフトといえば、ちょっと記憶を頼りに書きますので正確ではありませんが、チャーリー・ブラウンの一コマに作家シュルツの人柄を感じさせる一コマがありました。地元チームが残り3秒で逆転のタッチダウン!観客は大喜び、ルーシーもやったとばかりにガッツポーズ。そこで、チャーリーが「負けた選手はどんな気持ちなんだろう」とぽそっと漏らします。入れ替え戦を観戦すると、このチャーリー・ブラウンの漫画がいつも浮かんできます。

負けた悔しさ、後輩たちに1部リーグでのゲームを継承できなかった悔しさ。情熱を注いできた大学生活がなにだったんだろうという思い。勝者の影にはそんな思いを味わっている敗者がいます。観客の人たちもそれを知っているからこそ、負けたチームにも激励の拍手がスタンドに響くのでしょうね。

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