ヨロンさんのブログ「ビジネス・ピープル共和国」は力作です。ビジネスに携わる心構えや考え方が綴られています。
さて、ヨロンさんは、昨年突然会社をお辞めになり、新しい就職先が決まるまで自らを充電しようと読書、また人のネットワークづくりなどに精力的に取り組んでこられました。その軌跡がブログを通して伝わってきます。再就職先も、新たなチャレンジができるという高い志で探してこられたために、89戦1勝88敗というすさまじい活動であったようです。先日のブログで再就職先が決まったというご報告がありました。おめでとうございます。
さて、ヨロンさんの「ビジネス・ピープル共和国」に一貫して流れている仕事に対する心構えや考え方は、もっと自立しよう、会社のせいや環境のせいにするのではなく、問題をもっと自分自身のこととして考えようということだと思います。さまざまな問題、また仕事を自分自身の問題としてとらえることを「コミットする」といいますね。ヨロンさんのブログには「コミットする」という精神があふれています。
ビジネスのなか「コミットする」という感覚をもつと、その人の可能性がどんどん広がるばかりか、組織もいきいきとしてきます。仕事に「コミットする」感覚を磨くというのは、仕事の能力アップのために本当に有効な処方箋だと思います。またマネジメントという立場から見ると、スタッフの人たちが、どうすれば仕事を自分の問題として考えてくれるのか、つまりみんなが「コミットする」環境づくりや仕事の流れをどのようにつくりだしていけるのかはチームのパワーアップの大切な処方箋だという気がします。
さて、さらにもう少しつっこんで話を進めてみましょう。
さて、ヨロンさんは、昨年突然会社をお辞めになり、新しい就職先が決まるまで自らを充電しようと読書、また人のネットワークづくりなどに精力的に取り組んでこられました。その軌跡がブログを通して伝わってきます。再就職先も、新たなチャレンジができるという高い志で探してこられたために、89戦1勝88敗というすさまじい活動であったようです。先日のブログで再就職先が決まったというご報告がありました。おめでとうございます。
さて、ヨロンさんの「ビジネス・ピープル共和国」に一貫して流れている仕事に対する心構えや考え方は、もっと自立しよう、会社のせいや環境のせいにするのではなく、問題をもっと自分自身のこととして考えようということだと思います。さまざまな問題、また仕事を自分自身の問題としてとらえることを「コミットする」といいますね。ヨロンさんのブログには「コミットする」という精神があふれています。
ビジネスのなか「コミットする」という感覚をもつと、その人の可能性がどんどん広がるばかりか、組織もいきいきとしてきます。仕事に「コミットする」感覚を磨くというのは、仕事の能力アップのために本当に有効な処方箋だと思います。またマネジメントという立場から見ると、スタッフの人たちが、どうすれば仕事を自分の問題として考えてくれるのか、つまりみんなが「コミットする」環境づくりや仕事の流れをどのようにつくりだしていけるのかはチームのパワーアップの大切な処方箋だという気がします。
さて、さらにもう少しつっこんで話を進めてみましょう。
よほどの新人でない限り、これは「自分がすること」、「会社がすること」あるいは「上司の人、あるいは別の組織がすること」といった仕事の役割に対する常識感覚を持っています。だからチームとして仕事が回ります。マーケティングでも、マーケティングのチームがコントロールすべきことはなにかという常識があります。一般的には、商品やサービス内容(Product)、価格(Price)、広告や販売促進(Promotion)、お店や売り場など(Place)の頭文字をとった4Pを考えるということになります。
しかし、現実には、グレーゾーンの領域がいくつもあります。「自分自身では変えることができない問題」と「自分自身で変えることができること問題」の間には、白黒をはっきりさせることができない、あいまいな領域があるということです。実際に重要なのは、このグレーゾーンへのチャレンジです。大きな仕事の能力アップも、仕事の大きな革新も、これまで「変えることができない」と考えられていたことを「変えた」ときに起こってきているように思います。「変えることはできない」、「手をつけてはいけない、あるいは無駄」という領域は「タブー」ともいわれていますが、「タブーを破る」ことで成功したという話は多いですね。
逆に元気を失った人や組織では、どんどん「コミットできる」領域が、まるで狭くなっていく悪循環にはまってしまっているように感じます。
実際に経験したことですが、あるマーケティングのプロジェクトで、つきつめるとパッケージが問題だということが分かりました。しかし、その会社ではパッケージは社長の専権事項だとみんなが考え、パッケージを変更することを考えることすらタブーになっていました。しかし、実際にパッケージ変更をトップに提案してもらいました。結果は、社長も決してパッケージを変更することにこだわっていらっしゃらず、提案を快く承諾していただきました。このプロジェクトは幸運にも成功しました。これも「タブー」を破ったことになるのかもしれません。
たとえば、自分の仕事の領域をほんのちょっと広げて考えてみます。そうすることは「オーバーエキステンション」といわれています。これは「社長の問題、組織の問題、上司の問題で私とは関係ない」と割り切らずに、なんとか「自分の考え方を提案しよう」と働きかけをしてみます。元気のない会社や組織には、そういったことをする人がほとんどいません。元気な会社や組織ではそれがまるで当たり前のようにしている人たちがいます。その違いは大きいですね。
マーケティングでもそうです。さきほどの4Pの問題でも、グレーゾーンがいつも存在しています。たとえば、価格はコントロールできるということですが、実際には競争状況や取引先との力関係で決まってしまうことが多く、実際には都合良くコントロールできるとは限りません。お客さまの意識も、現状を前提として普通は考えますが、いい商品やサービスとであうことでお客さまの意識が変わるということも実際にはあります。
個々の人の仕事、またマーケティングのようなチームの仕事で、いつも「オーバーエキステンション」して考え始めると収拾がつかなくなりかねませんが、ときどきは、自分が関わる問題をすこし広げて考えてみてはいかがでしょうか。現実は、コミットできない領域とコミットできる領域とのせめぎ合いだと
いうことが多いのです。
そうすることによって、グレーゾーンが見えてきます。問題によってグレーの色合いが判断できるようになってきます。
「コミットする」という意識を磨くこと、また「コミットできる領域を広げていく」という発想を持ちチャレンジすることが、個人も組織も成長させる最高の処方箋のような気がします。
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ありがとうございます。(^_^.)
しかし、現実には、グレーゾーンの領域がいくつもあります。「自分自身では変えることができない問題」と「自分自身で変えることができること問題」の間には、白黒をはっきりさせることができない、あいまいな領域があるということです。実際に重要なのは、このグレーゾーンへのチャレンジです。大きな仕事の能力アップも、仕事の大きな革新も、これまで「変えることができない」と考えられていたことを「変えた」ときに起こってきているように思います。「変えることはできない」、「手をつけてはいけない、あるいは無駄」という領域は「タブー」ともいわれていますが、「タブーを破る」ことで成功したという話は多いですね。
逆に元気を失った人や組織では、どんどん「コミットできる」領域が、まるで狭くなっていく悪循環にはまってしまっているように感じます。
実際に経験したことですが、あるマーケティングのプロジェクトで、つきつめるとパッケージが問題だということが分かりました。しかし、その会社ではパッケージは社長の専権事項だとみんなが考え、パッケージを変更することを考えることすらタブーになっていました。しかし、実際にパッケージ変更をトップに提案してもらいました。結果は、社長も決してパッケージを変更することにこだわっていらっしゃらず、提案を快く承諾していただきました。このプロジェクトは幸運にも成功しました。これも「タブー」を破ったことになるのかもしれません。
たとえば、自分の仕事の領域をほんのちょっと広げて考えてみます。そうすることは「オーバーエキステンション」といわれています。これは「社長の問題、組織の問題、上司の問題で私とは関係ない」と割り切らずに、なんとか「自分の考え方を提案しよう」と働きかけをしてみます。元気のない会社や組織には、そういったことをする人がほとんどいません。元気な会社や組織ではそれがまるで当たり前のようにしている人たちがいます。その違いは大きいですね。
マーケティングでもそうです。さきほどの4Pの問題でも、グレーゾーンがいつも存在しています。たとえば、価格はコントロールできるということですが、実際には競争状況や取引先との力関係で決まってしまうことが多く、実際には都合良くコントロールできるとは限りません。お客さまの意識も、現状を前提として普通は考えますが、いい商品やサービスとであうことでお客さまの意識が変わるということも実際にはあります。
個々の人の仕事、またマーケティングのようなチームの仕事で、いつも「オーバーエキステンション」して考え始めると収拾がつかなくなりかねませんが、ときどきは、自分が関わる問題をすこし広げて考えてみてはいかがでしょうか。現実は、コミットできない領域とコミットできる領域とのせめぎ合いだと
いうことが多いのです。
そうすることによって、グレーゾーンが見えてきます。問題によってグレーの色合いが判断できるようになってきます。
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実は、「コミットする」という言葉の意味を調べるために、検索をかけてやってきました。
こちらは英語を専攻するものです。「コミットする」のもつcomitという単語の意味にプラスアルファされた意味を知りたくて来たのですが、見事に問題解決です。
すとんと胸におちました。
ありがとうございます。
この偶然に感謝したいです。
追伸、またのぞきに来ます。