業態の革新、また領域拡張への挑戦に積極的な企業といえば、なんといってもアマゾンではないでしょうか。AI(人工知能)技術をフル活用し、レジのない完全自動化されたコンビニ「Amazon GO」が話題を呼びましたが、これまで米国の一部で展開していた生鮮食品や日用品の配送サービス「アマゾン フレッシュ」を日本でも本年からスタートさせるといいます。

そして流通業の進化を示すプライベートブランドも、実用品分野で「アマゾンベーシック」の展開しはじめてきています。そのプライベートブランドで、今度はアパレルにも進出しようというのか、経営破綻し、日本の店舗も全面閉鎖している「アメリカンアパレル」の売却入札に、ファストファッションブランドのフォーエバー21などと並んで参加するらしいことをロイターが伝えています。
アメリカン・アパレル売却入札、アマゾンなど応札へ=関係筋 | ロイター :
 


今年は、トランプ次期大統領の登場や、ヨーロッパでのオランダやフランスの選挙で、グローバル経済の疲れというか歪を修正する流れがどうなっていくのかが注目されますが、それらとは無縁だといわんばかりにアマゾンの勢いが止まらなくなってきました。

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