昨日、突然オフィスでスマートフォンからけたたましく警報が鳴り響きました。その直後に揺れがはじまりました。震度3強だったのではないでしょうか。速報を確かめると震源地は鳥取の倉吉市。驚きました。倉吉は、ついこの間行ったばかりだったからです。


ニュースで市庁舎のコンクリート階段が壊れている映像が流れていますが、まさに車を駐めたのは、その真横です。その市庁舎と並ぶ小学校は耐震工事のただなかでした。そして、その市庁舎と道路を挟んだところに、53代横綱の琴櫻の像があって、さらにその奥には、赤瓦や白壁の古い土蔵群や歴史を感じさせる古い建物の町並みが広がっていて、人気の観光スポットになっています。

下の写真をクリックすれば倉吉の町並みの写真をご覧いただけます。 


倉吉町並み


その白壁土蔵群のなかでも代表的な顔になっているのが桑田醤油醸造所でした。130年余りの歴史があります。ご主人に広いお屋敷と蔵なので維持するのが大変でしょうねと伺うと、昔は使用人がたくさんいたからよかったけれど、今は夫婦ふたりなので苦労するとおっしゃていたのが印象に残っています。ご主人のすすめで、麹を食塩水で仕込む普通の醤油と違って、食塩水の代わりに、生しょうゆでもう一度仕込んだ「再仕込の醤油」を買い求めました。

撮った写真をアップしておきます。

桑田醤油醸造場 : 


その一角は、ほんとうに時代をタイムスリップしたようなお店や歴史的建造物が残る街です。小さな街に、酒蔵も2軒あります。しかし、古い建物がほとんどなので、強い地震で傷んだところも多いのではないかと心配です。そんな町並みが無事残っていることを祈ります。そして被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。