ボート連盟に海の森競技場でないと嫌だと言わせたり、カヌー・スラローム競技の銅メダリスト羽根田卓也選手に唐突に話をさせたり、さすがそこまでやると、裏にどんな利権が潜んでいるのだろうかと疑るのが世間です。まして東京のキャンプ村で世界のトップ・アスリートと交流したいから海の森じゃないと嫌だとなるともう常識を超えています。
問題は国内にとどまらず、国際ボート連盟のロラン会長まで巻き込み、「海の森は、都民にとって重要なレガシー=遺産となるが、宮城県の長沼の競技場は遠隔地にあるためさらに費用がかかり、レガシーとしての価値は疑問だ。海の森は、ウオータースポーツの練習場や憩いの場として都民が集う施設になるし、国際競技団体とIOC、組織委員会、それに東京都で承認した競技場で詳細な計画も承認済みだ」と言っていますが、海水の競技場ではレガシーにはなりません。
森会長いわく「日本は神の国」なんだそうで、国民、まして世間などどうでもいいのでしょうが、さらにボート会場の韓国開催までちらつかせるとは、大変なことになってきました。
なんで韓国案がでてくるのかまったく理にかなっていません。こういうのをなりふり構わないというのでしょうか。
しかもカヌー会場の見直し過程を「不透明だ」と小池知事や宮城の村井知事を批判しても、世間は組織委のこれまでのあまたの不透明さにはもううんざりしているので、空気も読めないというのはこういうことなんでしょう。
しかし今回のボート会場問題で感じるのは、地方が国の意向に従うだけでなく、自主的に動き、連携しはじめたということです。そして政務活動費問題をはじめ地方の政治の透明化も起こってきており、ようやく日本の民主主義も成熟に向かいはじめたと感じています。
さて本日、小池知事とバッハ会長の会談があるようですが、それでスッキリさせてもらいたいものです。オリンピック組織委に関してはもう信用を失ってしまっているので、あがけばあがくほどイメージ悪化はさけられなく、ボート会場問題で会長がなんらかの責任をとるということでなければ国民は納得しないのではないでしょうか。
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