黒田バズーカ砲による金融緩和はいまだにインフレ目標を達成していないのですが、円安を誘導し、米国が韓国政府の為替介入へ牽制球を投げていることもあって韓国のウォン高が進んできました。もしかするとデフレ退治という切り口は、韓国にむけた通貨戦争の意図をカムフラージュするためのものだったのかもしれないとすら感じるほどの「円安・ウォン高」の状況です。
実際、アベノミクスが始まって以来、3年でウォンの対円相場が4割も上昇し、今では900ウォンを切る水準にまで「円安・ウォン高」が進んできています。図はウォン/円、ドル/円、ユーロ/円の為替の推移ですが、今ドル独歩高といわれる状況のなかでも、円やユーロと比べ、ウォンが高止まりしていることがわかります。

韓国ウォン リアルタイム為替チャート
その影響で、2つの日韓の経済関係の変化が起こってきました。ひとつは日韓では重なる産業が多く、日本との競合で韓国企業の輸出競争力が低下してきたことです。もうひとつは海外からの観光客をめぐる状況の変化です。
韓国は日本から中間財を輸入しているので、円安でコストが下がるという側面もありますが、韓国が日本にキャッチアップすることをめざしてきたために重なる産業が多いのです。日経平均とウォンの為替変動が極めて高い相関関係にあるといわれていますが、それが原因だと思われます。競合する日本企業の価格を円安で10%引き下がると、韓国企業の輸出量が12%減少するともいわれていて、輸出の伸びに急ブレーキがかかったのと、数量を維持しようとすると、輸出価格を引き下げるしかなく、このままではやっていけないと韓国の輸出産業が悲鳴をあげはじめているようです。
輸出企業の7割「円安で競争力維持困難」=韓国貿易協会調査
円安でブレーキがかかった韓国自動車 | 中央日報
5月にはついに輸出が減速どころか、5年9カ月ぶりに最も大きな幅で減少してしまったようです。輸出依存度が極めて高い韓国経済にとっては手痛い打撃です。
韓国、5月の輸出マイナス10.9%…5年9カ月ぶりに最大幅での減少 | 中央日報
さて、日本への外国人観光客が急増する一方で、韓国を訪問する観光客は伸び悩み、すでに3月の時点で7年ぶりに日本が外国人観光客数で韓国を抜きさっています。しかも日本から韓国への旅行者が激減し、韓国は中国人観光客への依存が高まってしまいました。その中国人観光客も行き先を日本に変え始めたのではないかと言われ始めています。韓国からすれば、日本を旅行先に選ぶ中国人観光客数が伸びると、「爆買い」によるインバウンド消費も日本に奪われ、韓国の観光収入にも影響がでてきます。そして皮肉なことに、韓国からの訪日旅行者数が伸びてきていますが、「円安・ウォン高」の影響でしょう。
大西 宏のマーケティング・エッセンス : 日韓「外国人観光客数」競争で日本が7年ぶりに韓国を逆転
【記者手帳】外国人観光客数、嫌いな日本に抜かれた韓国| 朝鮮日報
中国人観光客の支出額と観光客数が韓国で減少 日本での支出額は急増へ - ライブドアニュース
そんな折に、日韓の世論調査結果が発表されていました。やはり両国の関係を「重要である」(「どちらかといえば」を含む)と考える日本人は65.3%と、昨年の60.0%を上回り、また韓国人では、87.4%(昨年73.4%)と、9割近くになっているにもかかわらず、相手国に対する印象で韓国人の日本に対する印象がさらに悪化し、なにか泥沼化してきてしまったようです。
しかし日韓関係を改善するために、日本側からは手の打ちようがないというのが現実です。
第3回日韓共同世論調査 日韓世論比較分析結果 | 世界とつながる言論 | 特定非営利活動法人 言論NPO
韓日間の悪感情、韓国「過去の歴史のため」 日本「韓国の国民性のため」(1) |中央日報
それにしても、韓国の人たちが、「韓国を侵略した歴史について正しく反省していない」が74.0%、 現在の日本を「軍国主義」と考える人が56.9%という認識には違和感があります。日本が戦後韓国の経済発展にどれだけ貢献したのかの認識はすっかり忘れ、日本では安保法制関連法案で「戦争に巻き込まれないか」という懸念から国会で与野党の攻防が起こっているなかで、「軍国主義」とレッテルを張るのはあまりに現実との距離感がありすぎです。
戦後一度も他国と戦闘行為を行っていない日本がなぜ軍国主義なのかは理解不能ですし、日本が過去、韓国に謝罪したにもかかわらず、つぎつぎにゴールを変え、永遠に謝罪を求めるのだろうという不信感が日本で広がってしまって噛み合いません。米国に仲裁してもらわなければ前に進まないのでしょうか。
ナイ氏「日本に謝罪求める韓国、終止符はどこ?」
そういった極めて特殊な認識が韓国で根付いてしまったのも、韓国の政権や政治団体が反日を利用し、またマスメディアが間違ったメッセージを発信し続けてきたためです。韓国の国民が受けたその洗脳を解くことは極めて困難になってしまったようです。韓国のマスコミもようやく日本との関係を改善する必要性を指摘し始めていますが、別の記事ではまた歴史認識問題を取り上げ、日本が謝罪すべきだという論調に戻ってしまいます。
隣国関係が重要だと思いながら、韓国は自縄自縛の状態に陥ってしまいました。おそらく日本ができることはあまりなく、韓国の普通の人たちにどんどん日本に来てもらって、その人たちに日本のほんとうの姿を伝えてもらうことに期待するしかないのでしょうか。
韓国人が初めての日本旅行、最も驚いたこととは?=「韓国はこの現状を認めよう…」―韓国ネット - エキサイトニュース

韓国ウォン リアルタイム為替チャート
その影響で、2つの日韓の経済関係の変化が起こってきました。ひとつは日韓では重なる産業が多く、日本との競合で韓国企業の輸出競争力が低下してきたことです。もうひとつは海外からの観光客をめぐる状況の変化です。
韓国は日本から中間財を輸入しているので、円安でコストが下がるという側面もありますが、韓国が日本にキャッチアップすることをめざしてきたために重なる産業が多いのです。日経平均とウォンの為替変動が極めて高い相関関係にあるといわれていますが、それが原因だと思われます。競合する日本企業の価格を円安で10%引き下がると、韓国企業の輸出量が12%減少するともいわれていて、輸出の伸びに急ブレーキがかかったのと、数量を維持しようとすると、輸出価格を引き下げるしかなく、このままではやっていけないと韓国の輸出産業が悲鳴をあげはじめているようです。
輸出企業の7割「円安で競争力維持困難」=韓国貿易協会調査
円安でブレーキがかかった韓国自動車 | 中央日報
5月にはついに輸出が減速どころか、5年9カ月ぶりに最も大きな幅で減少してしまったようです。輸出依存度が極めて高い韓国経済にとっては手痛い打撃です。
韓国、5月の輸出マイナス10.9%…5年9カ月ぶりに最大幅での減少 | 中央日報
さて、日本への外国人観光客が急増する一方で、韓国を訪問する観光客は伸び悩み、すでに3月の時点で7年ぶりに日本が外国人観光客数で韓国を抜きさっています。しかも日本から韓国への旅行者が激減し、韓国は中国人観光客への依存が高まってしまいました。その中国人観光客も行き先を日本に変え始めたのではないかと言われ始めています。韓国からすれば、日本を旅行先に選ぶ中国人観光客数が伸びると、「爆買い」によるインバウンド消費も日本に奪われ、韓国の観光収入にも影響がでてきます。そして皮肉なことに、韓国からの訪日旅行者数が伸びてきていますが、「円安・ウォン高」の影響でしょう。
大西 宏のマーケティング・エッセンス : 日韓「外国人観光客数」競争で日本が7年ぶりに韓国を逆転
【記者手帳】外国人観光客数、嫌いな日本に抜かれた韓国| 朝鮮日報
中国人観光客の支出額と観光客数が韓国で減少 日本での支出額は急増へ - ライブドアニュース
12日付の韓国メディア・聯合ニュースによると、今年に入り日本を訪れた中国人観光客数が、同時期に日本を訪れた韓国人観光客数を2ヶ月連続で上回った。これまで好んで韓国を訪問していた中国人が、旅行先を日本に変えているのではないかという懸念も出ているという。中国人観光客の“日本好き”が現実に・・韓国観光業界に危機感、韓国ネットは「日本に一度行けば…」「反日感情だけに依存していても…」 - エキサイトニュース(1/2)
そんな折に、日韓の世論調査結果が発表されていました。やはり両国の関係を「重要である」(「どちらかといえば」を含む)と考える日本人は65.3%と、昨年の60.0%を上回り、また韓国人では、87.4%(昨年73.4%)と、9割近くになっているにもかかわらず、相手国に対する印象で韓国人の日本に対する印象がさらに悪化し、なにか泥沼化してきてしまったようです。
しかし日韓関係を改善するために、日本側からは手の打ちようがないというのが現実です。
第3回日韓共同世論調査 日韓世論比較分析結果 | 世界とつながる言論 | 特定非営利活動法人 言論NPO
韓日間の悪感情、韓国「過去の歴史のため」 日本「韓国の国民性のため」(1) |中央日報
それにしても、韓国の人たちが、「韓国を侵略した歴史について正しく反省していない」が74.0%、 現在の日本を「軍国主義」と考える人が56.9%という認識には違和感があります。日本が戦後韓国の経済発展にどれだけ貢献したのかの認識はすっかり忘れ、日本では安保法制関連法案で「戦争に巻き込まれないか」という懸念から国会で与野党の攻防が起こっているなかで、「軍国主義」とレッテルを張るのはあまりに現実との距離感がありすぎです。
戦後一度も他国と戦闘行為を行っていない日本がなぜ軍国主義なのかは理解不能ですし、日本が過去、韓国に謝罪したにもかかわらず、つぎつぎにゴールを変え、永遠に謝罪を求めるのだろうという不信感が日本で広がってしまって噛み合いません。米国に仲裁してもらわなければ前に進まないのでしょうか。
ナイ氏「日本に謝罪求める韓国、終止符はどこ?」
そういった極めて特殊な認識が韓国で根付いてしまったのも、韓国の政権や政治団体が反日を利用し、またマスメディアが間違ったメッセージを発信し続けてきたためです。韓国の国民が受けたその洗脳を解くことは極めて困難になってしまったようです。韓国のマスコミもようやく日本との関係を改善する必要性を指摘し始めていますが、別の記事ではまた歴史認識問題を取り上げ、日本が謝罪すべきだという論調に戻ってしまいます。
隣国関係が重要だと思いながら、韓国は自縄自縛の状態に陥ってしまいました。おそらく日本ができることはあまりなく、韓国の普通の人たちにどんどん日本に来てもらって、その人たちに日本のほんとうの姿を伝えてもらうことに期待するしかないのでしょうか。
韓国人が初めての日本旅行、最も驚いたこととは?=「韓国はこの現状を認めよう…」―韓国ネット - エキサイトニュース
美味しい飲み比べセットあります。酒米王様「山田錦」で仕込んだ至高の飲み比べ違いを感じてみ... |



このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。