建築家であり、建築史家である藤森照信氏のお話を聴く機会がありました。ユニオン造形デザイン賞表彰式での講演でした。藤森氏は、建築に自然を取り込む、いわゆる「建築緑化」の難しさを自らの失敗談も含めて語られ、ほんとうに自然体で、あるいは無邪気とすら感じる創造の世界を感じさせ、聴衆の人たちも藤森照信氏の世界に惹きこまれていたように思います。
この賞は、「空間造形デザインで優れた創作活動の顕彰」を行うというもので、1994年にスタートし、今年は21年めだそうです。そのテーマが「建築緑化」でした。
ユニオン造形文化財団
2014年助成課題決定一覧
藤森氏のお話では、「建築緑化」では日本はその伝統文化があり、またチャレンジする建築物も多く、「建築緑化」の先進国のようです。屋根に草木を植えた「芝棟」がその典型でしょう。「芝棟」は、茅葺き屋根のてっぺんに土を載せて、土が雨で流れないように草を生やしたもので、東北から関東にかけて、かつては普通に見られた棟のスタイルでした。
芝棟 -
旧清宮家住宅の芝棟の写真が載っているホームページがありましたが、なかなか美しい屋根です。
Roof-Irisイチハツの英語名は「ルーフアイリス」 - ROOF-NET ON LINE MAGAZINE
新しいことにチャレンジすれば、そこには当然失敗も起こってきます。藤森照信氏の自宅につくった茶室は、木を登っていくと重さで茶室が傾き、それは恐ろしいとか。ただ何人かが入ると安定するとはおっしゃっていましたが。
09.fujimori
藤森氏の最近の作品として、滋賀県の和菓子や洋菓子の「クラブハリエ」で有名な「たねやグループ」のフラッグシップ店舗「ラ コリーナ近江八幡」が紹介されていましたが、屋根を芝で覆いつくす作品で、近々訪れてみようと思います。季節が変われば芝の色も変わるので、そんな変化も楽しめそうです。
ラ コリーナ近江八幡とは?|ラ コリーナ近江八幡 | たねや
失敗を許容する文化がなければ、誰もが萎縮してしまい、確実に成功する無難な選択にむかってしまうことはいうまでもありません。失敗がなければ、新しい世界は切り開けないのです。
もちろん、日々の目先の課題を着実にこなしていかなければ仕事は回らないわけですが、失敗を恐れずに新しいことにチャレンジすることとのバランスの取り方に妙があるということでしょうか。
ユニオン造形文化財団
2014年助成課題決定一覧
藤森氏のお話では、「建築緑化」では日本はその伝統文化があり、またチャレンジする建築物も多く、「建築緑化」の先進国のようです。屋根に草木を植えた「芝棟」がその典型でしょう。「芝棟」は、茅葺き屋根のてっぺんに土を載せて、土が雨で流れないように草を生やしたもので、東北から関東にかけて、かつては普通に見られた棟のスタイルでした。
芝棟 -
旧清宮家住宅の芝棟の写真が載っているホームページがありましたが、なかなか美しい屋根です。
Roof-Irisイチハツの英語名は「ルーフアイリス」 - ROOF-NET ON LINE MAGAZINE
新しいことにチャレンジすれば、そこには当然失敗も起こってきます。藤森照信氏の自宅につくった茶室は、木を登っていくと重さで茶室が傾き、それは恐ろしいとか。ただ何人かが入ると安定するとはおっしゃっていましたが。
09.fujimori
藤森氏の最近の作品として、滋賀県の和菓子や洋菓子の「クラブハリエ」で有名な「たねやグループ」のフラッグシップ店舗「ラ コリーナ近江八幡」が紹介されていましたが、屋根を芝で覆いつくす作品で、近々訪れてみようと思います。季節が変われば芝の色も変わるので、そんな変化も楽しめそうです。
ラ コリーナ近江八幡とは?|ラ コリーナ近江八幡 | たねや
失敗を許容する文化がなければ、誰もが萎縮してしまい、確実に成功する無難な選択にむかってしまうことはいうまでもありません。失敗がなければ、新しい世界は切り開けないのです。
もちろん、日々の目先の課題を着実にこなしていかなければ仕事は回らないわけですが、失敗を恐れずに新しいことにチャレンジすることとのバランスの取り方に妙があるということでしょうか。
モバイルの活用が広がる営業支援システム アクションコックピット
美味しい飲み比べセットあります。酒米王様「山田錦」で仕込んだ至高の飲み比べ違いを感じてみ... |
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。