酒造りの名人といえば、まっさきにでてくるのが「能登杜氏四天王」のおひとりである農口杜氏ではないでしょうか。全国新酒鑑評会で連続12回、通算では27回と金賞受賞記録を重ね、美味しい日本酒の基準をつくってきた杜氏さんだと言っても過言ではないと思います。
およそ10年ほど前に、お目にかかる機会がありましたが、優しく穏やかなお人柄ですが、オーラが伝わってくる方でした。農口杜氏は、昭和7年生まれなので、その時でも70歳を超えていらっしゃいましたが、眼光や肌の艶には年齢を感じさせない輝きを感じたものです。
大西 宏のマーケティング・エッセンス : 現代のビジネスにも通じる杜氏の心
その後に、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀にも登場されています。
第139回 農口尚彦(2010年3月9日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀


その農口さんも、もう80歳を超えられ、昨年引退されたのですが、北国新聞の記事によると、長らく酒で付き合いのあったかたから、「一緒に日 本一の酒を造ろう」と強く誘いを受け請われ、「農口」ブランドの日本酒づくりのためにカムバックされていました。
「名工」杜氏が復帰 昨年引退の農口さん

週末に紅葉を求めて、北陸小旅行をしてきた際に、その「農口」を、少し贅沢かなと思いつつゲットしてきましたが、やはり農口流のスッキリしたなかにも膨らみのあるいい酒を楽しめました。日本酒好きの人は薦めたい逸品です。

IMG_0189農口・山廃吟醸無濾過生原酒720ml

北陸の紅葉(那谷寺)

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北陸の紅葉(永平寺)

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