
ジョブズが亡くなったことはサプライズでしたが、その後はアップルお家芸のサプライズがありません。あったとすれば、例の地図アプリで世間を騒がせたことぐらいでしょうか。海上に駅があったり、ベルリンの名前を間違えたり、オーストラリアでは目的地から70kmも離れた場所に導かれ、灼熱の砂漠で立ち往生して、警察から「マップ」アプリを使わないように警告されるなど地図で世間を賑わせました。こちらは改善されたようですが、その後のサプライズは、決算を発表して株価が急落してしまったことでした。
とくに地図では、アップルの開発力や開発方法にも疑問を感じさせました。そしてさらにGoogleに遅れをとってしまっていると感じさせるのが、Google Nowです。
Google Nowは、今いる場所、今の時間、その人にあわせて、役立つそうな情報、たとえば、お天気情報、交通経路、好きなチームの得点経過などを教えてくれる便利なウィジェットですが、そのGoogle Nowが、映画レビューサイトや、オンラインチケット販売サイト、不動産サイトと新たに提携を拡大し、着々と機能を広げてきています。
インターネットのデバイスが目指してきたところはこれなんだという感じでしょうか。1993年に神戸で日本ではじめて開催されたTEDでも、このコンセプトがプレゼンテーションされていたと記憶していますが、クラウドの時代、スマートフォンの時代になって、やっと実用性のあるものが実現できるようになってきたのです。
アップルにもSiriがあり、音声で質問すれば情報を投げ返してくれるのですが、いきなり駅でiPhoneに向かって話しかけ列車時刻や経路情報を調べるというのはいかにも不気味です。
それにまだまだお馬鹿な(Silly)回答が反ってくることも少なくありません。たとえばバスの時刻表を調べてほしいと話しかけてみると返ってきたのは、時刻表がある店のリストで、みんなちょっと遠いというコメントだったり、とんでもない場所の地図だったします。
ただ暇つぶしのおもちゃみたいなものだと割り切れば、結構遊べます。
「Siriってお尻みたいだね」→「かんべんしてくださいよ。」
それが変化するのです。
「Siriってお尻みたいだね」→「今のは聞かなかったことにします。」
ほう。
「Siriってお馬鹿さんなの?」→「それにはお答えできません。」
「Siriは馬鹿?」→「私はあなたを尊敬しています」
「この近くに美味しい店がある?」→「フランス料理の店が8軒見つかりました。}
(なぜいきなりフランス料理なのでしょうね)
「儲かっていますか?」→「儲かっていますかが理解出来ません。でもWebで検索出来ますよ」
際限なく遊べるけど、ちょっと暗い。
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