自民党の総裁選にむけてマスコミも賑やかになってきましたが、総裁候補といわれる人たちの口から出てくる言葉に新鮮さとか、なにか日本の根っこを動かすような力強さを感じないのが残念です。
おそらくマスコミの人たちの質問の問題もあるのでしょうが、維新の会が主張する消費税の地方税化に関して、町村さんと石破さんが地元が持たないとおもわず本音がでたのには失笑してしまいました。
失点を防ごうというのでしょうか。一部の人には反発はあるとしても、国民の多くの人には耳障りのよい言葉ばかりです。
たとえば領土問題で、竹島や尖閣については語っても、北方領土という肝心な問題には一言もありません。そっちのほうが本命かもしれないとすら感じます。
国論を二分しているエネルギー政策に関しても、まだ誰も語っていません。
一言でも、語れば反発が予想されることには触れないのでは、党内での人気投票という感じに終わるのでしょう。
激動する時代の中では、あちらを立てれこちらが立たずの課題が次々に生まれてきます。たとえばエネルギー問題でも、国民のなかに不安がある原発の再稼動をやめれば、安心する人も多いのでしょうが、それは経済に甚大な影響を与えます。電力会社に問題があるとしても、このままでは電力料金値上げは避けられません。
つまりどのような決定であってもリスクを伴うのです。政治のリーダーは、そういったリスクをとることが求められてきているのですが、そのリスクを曖昧にしているようでは政権の座に収まるだけの「お殿様」になってしまいます。
おそらく、実質的には、つぎの総理を決める総裁選となるのでしょうから、ぜひ候補に立つ方々は、自らのポジションをもっと明確にしていってもらいたいものです。
そうでなければ、もし野田政権が拉致問題を解決するような起死回生の成果をつくれば、思わぬ逆転劇が待っているかもしれません。
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