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20120820medalist_asa9
ロンドン・オリンピックのメダリストの銀座パレードには炎天下にもかかわらず、50万人が沿道を埋めつくし、高い人気ぶりを示しました。
獲得メダル数が過去最多のアテネに並ぶ37個だったこと、また団体競技での活躍もあってメダリストが71選手にも達していたこともあって、見応えもあったものと思います。

しかし唯ひとつ残念だったのは、パラリンピック開催前だったことです。もし、ロンドン・パラリンピックのメダリストも参加していれば、もっと意義があったのではなかったかと感じることです。なぜもうすこし待てなかったのでしょうか。パラリンピックのメダリストも一緒にパレードに参加していればもっとよかったのではないかと感じます。

管轄官庁が日本オリンピック委員会(JOC)が文部科学省管轄、日本障害者スポーツ協会(JPC)が厚生労働省管轄で、縦割り行政の弊害がでたのでしょうか。少し残念でした。

今回のロンドンオリンピックでの選手の活躍で、東京オリンピック開催への関心も高まってくると思いますが、どのようなオリンピックにするのか、なにを目指したオリンピックにするのかといった理念が求められてきます。エコもいいのですが、もっと多くの夢が描けるはずです。

石原都知事のように上から目線で、日本人の劣化を嘆き、だからオリンピックだ、意識を変えるといった発想では開催はやめたほうがいいと正直思います。お年寄りの嘆きなどに誰も共感しません。

スポーツという切り口、オリンピックという切り口で、日本をどう変える、また日本がどう世界に貢献していくのかの理念を生み出し、国民が共有することが大切なのだと思います。
2016年のオリンピック開催地招致の失敗もそれが大きかったのでしょう。オリンピック招致への世論支持率が、候補地のなかでマドリード90%、リオデジャネイロ77%、シカゴ74%、東京は59%で最下位でした。それが致命傷となったのでしょう。「理念なんかどうにでもつくれる」と言い放った石原都知事の惨めな敗北でした。
理念なき「東京オリンピック招致」の醜い競争

世代を超えスポーツへの参加を促す機運をつくる象徴としてのオリンピックとするなら、高齢者のスポーツ活動への参加率を上げ、健康の維持・管理が進み、医療費の増加も防ぐこともできるでしょう。
またスポーツ科学、リハビリテーションなどのさらなる発展を目指せば、それがまた高齢者社会をも支える一助にもなってきます。医療技術の発達とスポーツも無関係ではありません。
高齢化社会の先頭を歩んでいる日本が、高齢化にむかう世界の先進国に対する貢献する技術や文化の発信地をめざすこと、また東京がより国際都市になり、世界から人が集まってくることも目指す目標にすることもできます。

大切なことは国民を巻き込んだ議論を積み重ねることだと思います。きっと多くの夢が集まってくるでしょう。経済効果中心主義では2020年も招致はおぼつかないのではないでしょうか。そういった視点でもパラリンピックにもっとスポットをあてたほうがいいと感じます。
 
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