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会議は多いけれど、なにも決まらない
建前ばかりで、本音を言わない
不都合な事実は隠す
予算を使うことが権利となり、利益は考えない
勢力争いばかりやっている
新しい提案があっても、実現できるわけないと否定する
批判ばかりで、誰もリスクをとらない、責任もとらない
本質的な問題から目をそらし、目先の対応だけやっている

そんな会社は、この時代には立ちいかなくなります。以前の日航が典型的だったのかもしれません。家電業界のなかにもそんな兆候があったのでしょう。誰が考えても駄目な会社の兆候です。
今、国民の多くが国政、既存政党をそんな目で見はじめていると思います。国民の政党離れはとまりません。

時代はいやがおうでも厳しい課題をつきつけ、その課題をどう乗り切るのか、もっといえば、そんな課題をバネにして、時代に見合った組織に変えていくことが求められています。

時代の先行きが不透明になればなるほど、決定の質が問われる時代です。

ものごとを決めることは、決して楽ではありません。

ひとつは時代の先行きが不透明で、どのような決定も確実性がないことです。つまり失敗のリスクがつねにあります。
また、多くの問題は、あちらを立てれば、こちらが立たずのトレードオフの関係になっています。

被災地の瓦礫の処理も、被災地の復旧・復興の速度を考えれば、全国で分散処理することがもっとも早いのですが、低線量の放射能に不安を感じ、反対する人がいます。両方にいい顔はできません。
高齢者にたいする福祉への支出を増やせば、高齢者には人気がでますが、若い世代への負担が増えるばかりになります。

経営者として育つためには、どれだけものごとを決めたか、またどれだけ修羅場をくぐってきたかが大切だといわれます。

なにをどう決めても、いかに慎重に考えても、うまくいくとは限りません。先のことなどわからない、ケセラセラというのが真実です。だからリスクを負って、失敗した時には責任を取るのです。しかもトレードオフの問題が多くなると、かならず異を唱える人が一方ででてきます。なにをしてもすべての人を満足させることはできません。

ひとりひとりの政治家はまじめに考えていると思いますが、国政が機能しなくなっています。ネジレ国会、民主党も自民党も、党と党の違いよりは、内部での違いが目立ち、消費期限がすぎてしまっています。世論調査を見ても、国民は新しい枠組みを求めています。

しかし行動が生まれてきません。新しい行動を自ら起こすことよりも、いかに沈みゆく泥舟であっても、選挙を考えると、それにしがみつくのでしょう。

ものごとが変わるにはタメが必要だといわれます。与野党間でもめればもめるほど、国民の不信感が高まり、それがマグマのようにタメになってきます。そう考えれば、今の国政の停滞は、日本が変わっていくための準備なのかもしれません。

ただ、ほんとうに日本が変わっていくためには、課題を直視すること、決定の質を高める新しい方法を見出すことだと思います。ビジネスでは評論家はいらないとよくいわれます。政治も同じでしょう。反対するだけでなく、それこそ橋下市長がしきりに主張されるように対案を考え示す文化を広めていく必要があると感じます。

そんな体質をつくるためにも、小さな単位で、我が事としてものごとを考え、決めるしくみ、地方主権化は避けて通れない道です。