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本年最後のブログを書いています。今年は、アゴラ、またブロゴスに参加したことで、さらに多くの人たちにブログを読んでいただけるようになりました。心から感謝申し上げます。
身の回りの人でも読んでいただいている方も増え、感想を聞かせていただくことも少なからず、これがネットを超えた、リアルの世界への影響も実感できる、いわゆる「リア充」の体験も広がったように感じています。それがまた書きつづける気持ちを保ってくれています。
さて今年一年を振り返ると、激動の一年でした。もう世界中が厄年だったのではないかとすら感じます。日本は、東日本大震災による被害があまりにも広範囲で甚大だったために、被災地以外の人からは忘れられがちですが、台風12号による被害も深刻なものでした。さらにタイの洪水で多くの日本企業が被災しました。
福島第一原発も地震と津波で、メルトダウンし、ようやく炉そのものは危険な状態を脱したとはいえ、これから何十年もその負を抱えることになりました。政治も混迷し、はたして現在の議院内閣制が時代に適したものかどうかも疑問を感じるまで機能不全を起こしています。昔なら、末法だと言われたに違いありません。
しかし、注目したいのは、それだけの大きく深刻な打撃を受けた日本ですが、日本そのものはメルトダウンしなかったことです。マスコミには悲観的な記事が毎日のように溢れ、また声高に危機を訴える言論も多かったのですが、危機に強い日本の底力が見えた一年だったとも感じています。
日本には耐えるだけの力はある、なにが課題かもかなり見えてきています。しかし、ひとつだけ不足しているものも感じました。それは変わる勇気です。あるいは変える勇気です。
変わる勇気、変わる勇気は、現実を直視することからはじまります。現実を直視すると、小手先の改善だけでは対処できない、しくみや構造によって起こっている課題や問題をどう解くかに私たちは直面しています。
少子高齢化による人口構造問題をどう克服するか、製造と情報技術、またサービスのハイブリッド化にむかってどのように産業のあり方を変えていくのか、グローバル化した経済にどのように適応していくのか、いいだせばキリがないほど多くのしくみや構造の課題や問題が山積しています。
それは視点を遠くに置けと言っているようにも感じます。いずれの課題や問題も短期では解決できないことばかりです。しかし、課題や問題が山積していることは、さまざまな領域にイノベーションの好機が潜んでいることにほかなりません。「危」は「機」なのです。
いま、東北や大阪を筆頭に地方は変わろうとしています。被災地の人たちも政府頼みではなにも進まない、結局は自らの意志で立ち上がり、自らの知恵で復興にむかわねばならない気持ちをお持ちだと思います。
大阪を変えようという橋下新市長が牽引車になった維新の会に、府民や市民の支持が集まりました。地方から自ら変わろう、地方から自ら変えようという意識が、ダブル選の結果になったのだと思います。
変わる勇気をもつ、変える勇気をもつことが、きっと今年一年で見せた日本の潜在力をさらにひきだすに違いないと確信して、この一年を締めくくりたいと思います。
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もっと悲惨なことにならなければ変わらないと思う。ダイヤモンドオンラインで東北大震災の記事を書いている吉田典史氏という方がいるのだが(この方はnikkei.netでもビジネス連載をしている。厳しいこともハッキリ書かれるので結構楽しみにしている)、同じ震災被害者でも「車、家屋を失った被災者」と「家族を失った被災者」ではその後の反応がまったく異なるそうだ。詳細は記事を読めばわかりますが、後者の方がより「本質に近い原因」を探りに行くと私には読めました。やはり「人間(日本人)は、なくしてはならないものをなくさないと絶対に変わらない」のだなと私は強く感じました。
そしてまだ日本の大多数の人々は「なくしてはならないものをまだなくしてはいない」
それゆえ来年も変わらないだろう。何かが起きない限りはね。