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どの世界も人と人のつながりは重要で、やがて互いに心を許し、利用しあう関係となります。その縁がネットワークとして広がり、やがて、そのなかで利害を分かち合い、共存関係にある強いインナー・サークルが生まれてきます。
それは日本だけではありません。海外でも実際の家族でない、コネクションでつながるいわゆるファミリーがあり、互いの信頼でつながっています。身内、インナーサークルの関係を大事にするのは、決して非合理的だとはいえません。とくに中国は、国家が不安定な歴史があったために、国よりは血縁や地縁、また職縁が中心で動いている社会だといわれています。
ネットワークだ、コネだと言っているうちは可愛いものですが、その利益を共有しあうインナーサークルとなり、それが長く続いてくると、微妙な問題やきわどいことも起こってきます。
とかくこの世は、智に働けば角が立ち、情に棹させば流されるもので、その絶妙のバランスで成り立っており、身内であれば、なかなか厳しいことは言えない、ことは穏便にすまそうというのが人情です。サークルの利益を優先し、不祥事や社会的な不正を隠すということも起こってきます。その典型が談合かもしれません。
それが広がり、たんに個人と個人のネットワークを超え、集団と集団の共存関係にまで広がってくるとムラ社会となってきます。ムラ社会は都合の悪い人を排除するから存続します。しかし、それは露骨に行なわれるわけではありません。表向きはオープンです。
だからマスコミも共存関係にあれば批判の手がゆるみます。そこに登場するコメンテーターも、よいしょの発言となり、都合の悪いことを発言する人たちは排除されていきます。
ツイッターやフェイスブックについて、津田大介さんが、パネルディスカッションで、納豆に例えていらっしゃたことがあります。人々がネットワークを通して、見えない糸で絡み合っている世界です。インナーサークルやムラも納豆の世界です。
違いは、ソーシャルネットワークは、これから発酵してくる新しい納豆で、絡むことも、拒否することも自由な選択が可能で、炎上でもしなければ実害が及ばない納豆ワールドだとすると、長く続いたインナーサークルやムラは、日本の古き良き時代、日本が経済成長してきたときに生まれ、とうの昔に賞味期限が切れていても、見えないネバネバの糸が残り、利益を囲い込む納豆ワールドだということです。それは都合の悪い存在、よそ者、新規参入者は排除するパワーを持っています。
出る杭は内部からはでてこない、しかしよそから出た杭は打つ、そんなことを繰り返しているうちに、新陳代謝すらできないインナーサークルやムラとなってしまうのです。
そんな納豆ワールドが長続きするわけがありません。東電や電事連にまとわりつく納豆、創業家にまとわりつく大王製紙の納豆、オリンパス経営陣の納豆など、そういった腐った納豆ワールドの問題が噴出しはじめました。
日本にとっての不幸は、本来は、そういった古い納豆が消費期限切れであることを報道すべきマスコミが、その一員として組み込まれてしまったことではないでしょうか。
オリンパス問題で、粉飾の事実を隠していれば、これだけの問題は起こっておらず、供給業者、社員、株主は被害も損失もなかっただろう、だから旧経営陣が犯罪を犯していることを認めるわけではないとしも、事を荒立て、表面化させたウッドフォード氏は視点を変えれば悪魔のように見えるというブログがありました。
確かに微妙な点をついている感じはしますが、もし、旧経営中枢が辞職し、ウッドフォード元CEOにその損失隠しの処理をまかせていたなら、今日ほどのダメージがあったかは疑問です。それにいかに隠しても、雑誌FACTAが問題を暴いており、大きく広がったかどうかは神のみぞ知るですが、それは喉に刺さった骨としていつまでも残ったでしょう。
犯罪を犯した側が、それに気がついた人を追い出し、闇に葬ろうとしたことが、オリンパスのステークホルダーの被害と損失を広げたとも言えます。
ウッドフォード氏が悪魔に見えてくる(あつまろ) - BLOGOS(ブロゴス):
それはともかく、日本は、インナーサークルとムラが強すぎるネバネバ納豆の社会になってしまい、政治も産業も変わらなければならないという声があっても、変われない体質のもっとも大きな原因だろうと感じます。そのネバネバを断ち切るためには、正義や信念をつらぬくためには悪魔にもなる能力をもった存在も必要ではないでしょうか。ただし誰もがなれるとは限りませんが。
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ウッドフォード氏は、ピカードか?ボーグの代弁者ロキュータスとしての利用者だったのだろうか。何らかの理由で抵抗が成功したように見えるが、同化の過程の一部かもしれない。
同化が実現されてしまった「元個」の中からの効力は望めそうに無い気がします。
そもそも、このような意見を言っているのは、ボーグ内ではある意味「悪魔」なんでしょうね。