人気ブログランキングへ

3D開発にさまよいこんで迷走した液晶テレビですが、もはやハードはとことんコモディティ化してしまい、いくら便利にしても、機能の足し算をやっても価格下落には歯止めがかかりません。
サムスンも日本の企業と同じハード発想の域を超えることができず、液晶事業が今後サムスンの経営の足を引っ張るお荷物になってくることもかなり可能性の高い話です。

皮肉なことに、3Dに注力したにもかかわらず、実際に普及したのはインターネット対応機能のほうでした。

なぜインターネット対応テレビが売れたのでしょう。「昨年、4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人びとが4分の1インチ・ドリルを欲したからでなく、4分の1インチの穴を欲したから」というレビットの言葉にそっていえば、「インターネット対応テレビ」が欲しかったわけではなく、今後、テレビでインターネットを利用できることでテレビがより魅力的になると考えたからでしょう。

つまりニーズは3Dではなく、スマートテレビにあったということでしょう。

スマートテレビでは、競争の焦点はハードだけではなく、コンテンツやコンテンツの流通に移ってきます。

ソニーがGoogleテレビで躓き、まだ、いつでも見たい番組や映画などを見ることができるビデオオンデマンドで成功している企業が日本ではまだ登場していませんが、インターネットテレビ経由で、インターネット上の映像コンテンツを利用している世帯は、2010年度で410万世帯程度で、さらに2016年度には現在の4倍近い1532万世帯にまで拡大するという予測もあり、機はどんどん熟してきています。

NRIが行った調査では、テレビでのインターネット利用では、現在の利用状況と利用意向とのギャップが大きく、そこにビジネスチャンスが存在している可能性を示しています。

しかしスマートテレビも、ハードだけやってもコモディティ化の進行は止められません。スマートテレビ向けのコンテンツ流通に成功した企業が、次世代テレビの主導権を握るのです。

ではどうすれば、日本発のコンテンツ流通産業を育てることができるのかですが、ひとつの考え方は、いまはタダ同然のテレビ局の電波使用料をしっかり取ることです。そうすればテレビ局のコストはあがり、新しい収益源を求めなければならなくなってくるのではないでしょうか。政府収入も増え、また放送局のビジネスイノベーションを促す一石二鳥の政策です。


応援クリックよろしくお願いします
人気ブログランキングへ

低価格を実現した営業力パワーアップSFA。
高機能で使いやすい「アクションコックピット」
 
アクションコックピット