
NHKオンデマンドは登録会員は増えているものの21年度予算では23億円の見込がわずか3億円しか売上がないそうです。
利用が進まないために、12月から「特選ライブラリー」の番組1本当たりの視聴料の上限を315円から順次、210円に引き下げるそうです。
「牛丼業界などを参考にした」という低価格攻勢で、起死回生を目指すということらしいのですが、それを「低価格攻勢」というのは死活をかけた価格競争を行っている牛丼業界に失礼ではないかと感じます。
【ZOOM】NHKオンデマンド「牛丼業界を参考」 値下げ攻勢、1本210円に
米国ではアップルが打ち出したのは一番組99セント。そこまで安くなくとも、せめてワンコイン100円というのが許容範囲ではないでしょうか。しかもNHKは番組視聴料をとっているのだからアップルTVより番組価格が高いというのでは筋が通りません。
もちろんNHKのオンデマンドが目標の売上に達しないのは、パソコンで見るという世代とNHKの番組を見たい世代のミスマッチもあるでしょうし、テレビでオンデマンドで見る環境が整っている家庭が少ないというのもあるでしょう。個人的には、SONYインターネットTVか、グーグルTVが日本で発売される頃に、100円になっていたらきっと利用します。
Yahoo!がUSENから引き取った赤字のGyaoが、広告収入で昨年12月には単月度でやっと黒字化したといいます。つまり、おそらく有料コンテンツではなく無料コンテンツの視聴がほとんどということではないでしょうか。
オンデマンドで見るというのはまだ新しい「コト」、つまり新しい生活習慣です。新しい生活習慣を普及させるには、それなりの知恵も投資も必要です。
地デジ化への投資負担も重く、また地デジ化による収入減が予想されるだけに経営としては苦しく、赤字だけは解消したいのでしょうが、ほんとうに適正な設備投資だったのか、馬鹿高い維持費になってしまっているのではないかとも疑りたくなります。強制的に番組視聴料をとるNHKに、市場の金銭感覚を求める方が無理かもしれませんが。
応援クリックよろしくお願いします

低価格を実現した営業力パワーアップSFA。
高機能で使いやすい「アクションコックピット」
![]() 美味しい飲み比べセットあります。酒米王様「山田錦」で仕込んだ至高の飲み比べ違いを感じてみ... |
例えば、NHK受信料を支払った人はオンデマンドを見放題にするなどを推進すれば受信料を支払う人が少しは増えると思われます。
ほんとオンデマンドにはいい番組がたくさんあるのに勿体無さを感じています。
また、NHKがつくるDVDの値段も検討してほしいです。