スティービーワンダーが毎年開催されている<サマー・ソニック>に来日出演し、息子のムンタズ・ワンダーとともにステージに立ちましたが、スティービーワンダーといえば、サンプリングした音源を使うシンセサイザーの元祖であるカーツワイル(Kurzweil)を思い浮かべてしまいます。
ネットにその情報があまりなかったのでメモしておきます。OCRソフトや、フラットヘッドスキャナー、盲目の人のための、音声で読み上げマシンなどを発明したレイ・カーツワイル博士が、スティービーワンダーの依頼を受け、スティビー・ワンダーのために開発したのが、Kurzweil250というシンセサイザーでした。このプロジェクトには、シンセサイザーの産みの親であるモーグ博士も、カーツワイル社のバイスプレジデントとして、アドバイザーとして関わっています。
レイ・カーツワイル
音楽の天才とコンピューターの天才が出会って生まれたシンセサイザーですが、カーツワイルが、目の見えないスティービーワンダーのために音声読み上げマシーンと、このシンセサイザーを開発したのは心温まる物語です。
しかし、その後意外な展開もでてきます。そのシンセサイザーの発明によって、音楽の世界が一変したのです。映画音楽は、実際にオーケストラが演奏していたのですが、このシンセサイザーが一台のマシンで、さまざまな楽器の音を重ねて録音していけば、オーケストラの力を借りなくとも、作曲家や編曲家だけで、音楽ができてしまいます。それで、オーケストラが映画の世界で失業します。
さらに録音スタジオのピアノがなくなっていきました。本当のピアノはいちいち調律しないといけません。カーツワイルのシンセサイザーであれば調律が不要で、しかもいいピアノの音がサンプリングされているので、録音スタジオからピアノが消えたそうです。調律師の仕事も減りました。物事には明と暗があるということでしょうか。
ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき
著者:レイ・カーツワイル
販売元:日本放送出版協会
発売日:2007-01
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日本大好きな息子ムンタズです。
今後、応援よろしくお願い致します。
こんな彼ですが・・・
http://ameblo.jp/danmbj/entry-10611553765.html
(笑)