最近、高速道路のサービスエリアやパーキング・エリアが様変わりしてきていることはお気づきだと思います。キレイになったばかりか、大手の外食チェーンもテナントとして入り、コンビニも増えました。地元で収穫された野菜や特産品の市もやっていたり、活気づいています。民営化効果なのでしょう。
しかも、土日などの割引料金や高速道路の一部無料化が行われてから、ずいぶん混むようになりました。これはかなり売上アップになっているなと感じていたのですが、日経のケンプラッツが、東日本NEXCOの決算で、すでに高速道路料金で得られる営業利益よりも、サービスエリアやパーキングエリアなどの関連事業での営業利益のほうが大きくなっていることを紹介していました。
記事は、東日本NEXCOの決算でしたが、中日本、西日本NEXCOの決算を見ると、そちらのほうが関連事業の営業利益が大きく、稼ぎ頭は、関連事業であり、力が入るのもよく分かります。
各高速道路会社の営業利益(平成22年3月期決算 単位:億円)
「エキチカ」とか「エキナカ」だけでなく、「ミチナカ」のビジネスも、まだまだ開発の余地があり、成長産業かもしれません。
そういえば、マーケティングの事業定義で例に出される、レビットの「鉄道事業」を「輸送事業」と定義していたらということの延長で、鉄道の事業定義はさらに変えればもっと面白いということを言っていたことがあります。
少子高齢化で通勤・通学を目的とした鉄道事業は縮小するけれど、逆にいい立地の駅が多く、「移動」と「滞在」を楽しむ事業と考えれば、ビジネスチャンスは広がってきますが、最近はそのとおりになってきました。
高速道路も同じです。旅行先まで、手段として移動するだけなら、そこで過ごす時間は無駄な時間ですが、移動を楽しむ、高速道路ライフを楽しむということであれば、映画館があってもいいし、テーマパークやアウトレットがあってもいいですね。
応援クリックよろしくお願いします
低価格を実現した営業力パワーアップSFA。
高機能で使いやすい「アクションコックピット」
美味しい飲み比べセットあります。酒米王様「山田錦」で仕込んだ至高の飲み比べ違いを感じてみ... |
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。