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昨日、突然フジテレビの「とくダネ」から電話があって、取材をしたいという依頼がありました。テーマが橋下知事の「大阪都構想」だということで受けたのですが、岡田監督の表彰をめぐって、また橋下知事が、二重行政について発言があったためのものだということを後で気が付きました。今朝見てみると、ちらっと短いシーンでしたがでていました。

「大阪都構想」といっても、関西以外の方には、あまり関心のないことだと思いますが、橋下知事は、大阪市を吸収して行政の一本化を進め、大阪府を組み換え、アジアの経済の中心地にしたいという発想です。
もう一方の、平松市長は、それに対抗するかのように、大阪、兵庫など2府5県が秋にも発足を目指す広域行政組織「関西広域連合(仮称)」に、政令市で初めて正式参加の意向です。

平松市長は、関西州の実現をはかる、そのためには関西広域連合で徐々に、相乗効果の出るところは手を組んでいこうということですが、その議論はあってもいいとしても、近畿経済の中心機能を果たす大阪をどうしたいのかというビジョンが見えてきません。

急速に拡大しているアジア経済のなかで、大阪がどのようなポジションを取るのかというビジョンを示さないと、どうしても、ご自身のメンツや大阪市役所、ならびに関係各位を守りたいという風に映ってしまいます。

さて、人材がどんどん東京に吸収され、本社機能も東京に移っていくなかで、年々ローカル都市化が進む大阪です。ジャパンパッシングが言われますが、大阪はもうずいぶん前から大阪パッシングの憂き目にもあってきました。

そんな駄目に見える大阪ですが、では、大阪は、どれぐらいの経済規模を持っているのかを見てみました。それもひとつの指標として参考になるはずです。

年次などの詳細はさておき、ざっと見ると、まず大阪市のGDPは22兆円。この22兆円がどれくらいの大きさかですが、1ドルを90円で換算すると、なんとフィンランドに匹敵する経済規模で、世界35位あたりです。

橋下知事が主張する大阪都のベースとなる大阪府は、GDPが39兆円で、ベルギーについで世界21位です。大阪府だけで、もうすこし頑張ればG20に入ることができる規模があります。
意外な感じがしませんか。たんなるローカルな地域では片付けられない経済活動が行われているということです。

もう少し広げて、近畿2府4県で見ると、GDPは82兆円で、なんと韓国を抜き、世界13位です。

実に大きい経済規模です。それだけの規模の経済をもった地域が、お上の意向でしか動けない、経済や政治で独自性が持てないというのも不思議なことだと感じます。

ひとつの国に匹敵し、十分に世界のなかで競争できるだけの規模があるのですが、実際には、情報発信機能も弱く、また産業転換が進まなかったこともあり、元気がありません。

だから地方主権ということにもつながるのでしょう。そして地方主権では、道州制という発想もいいのですが、問題はその中心となり、海外からの入り口となる中心都市の将来設計とそれにもとずく都市の再生が必要になってきます。産業活動や情報のハブとして強い中心地がなければ、広域のネットワークも機能しないばかりか、それぞれの地域の利害調整もままなりません。

大阪市は、それなりに人口も多く、経済圏として大きいとしても、空港も持たず、またほとんどの研究機能も市の外、大学も少ないというのは致命的に機能が不足しています。それに大阪圏で考えたほうが、生活実感に近いこともあります。

大阪府民や大阪市民は、「大阪都構想」にしても「関西広域連合」の話にしても、まだピンとこないとは思いますが、せめてどこかの政党に、ローカルな問題だと切り捨てずに、地方主権化と成長戦略の具体的な話として、触れて欲しかったとつくづく感じます。互いの揚げ足取りではなく、具体的な日本再生プランをを望みたいところです。首都圏、大阪圏のふたつの経済のコアづくりに成功すれば、その他の地域の再生にも弾みがつくはずです。

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