人気ブログランキングへ

吉野家が厳しくなってきました。既存店の売上高が、16ヶ月連続の対前年割れで、5月、6月ともに二桁減です。
6月に、吉野家がメニューに「うな丼」を追加したのですが、なにか拙速的な対策であったと感じていたのですが、やはり、その直後にすき家も「うな丼」を出しており、効果がでなかったということでしょう。

一方のすき家は、6月に入っても快進撃が止まりません。全店では売上高が対前年比で、138.6%、既存店でも118.7%で、差がどんどん広がってきています。

そこに、カレーの値上げ宣言。品質を上げ、客単価をあげる動きにでてきました。もうこれは、勝負がついたと見ての値上げといわざるを得ないですね。

これだけの差がついたということは、おそらくサプライチチェーン・マネジメントや、店舗オペレーションなどの外部からは見えないところで、かなり格差があると見るのが自然です。

すき家を展開するゼンショーの直近の決算を見ると増収増益であり、体力の違いも大きく、吉野家は、もうまともな正面作戦では太刀打ちできません。

体力や業務のしくみで差がついたとすれば、小手先の対応では、とうてい差が埋まるとは思えません。
強者との直接対決を避ける弱者の戦略に大きく転換しなければ、危ないというところまで追い込まれているように感じます。
はたしてオリジナルだという「プライド」を捨てることができるのかどうか、思い切った戦略コンセプトの転換ができるかどうかに焦点が移ってきているように感じます。

応援クリックよろしくお願いします
人気ブログランキングへ

低価格を実現した営業力パワーアップSFA。
高機能で使いやすい「アクションコックピット」
アクションコックピット