
さて、ソフトバンクからiPadの発売が決まり、予約が始まりましたが、発売の28日までの18日間で、どれくらいの予約がとれるのでしょうか。興味があります。
アゴラに投稿したなかで、40万件ぐらいになってもおかしくないと書きましたがどうでしょう。
iPadで迷い悩むあなたに - 大西宏
実際に、それだけの予約がとれるかどうかは別にして、米国では、発売から、28日間で100万台の販売が達成されたと発表されていますから、おそらく日本でも、人口比を考えて、一ヶ月で、その半分ぐらいの50万台が売れるという予測が成り立ちます。
立ち上がりの勢いは、その製品の成否を見る上で重要ですが、アップルにとってみれば、結構初期の販売台数、つまりiPadの普及速度が気になるところでしょう。
それは、もうすぐやってくる競争相手に、できるだけ差をつけておきたい、また電子書籍販売で、現在の競争相手であるアマゾン、また参入を発表したグーグルよりも、すこしでも優位なポジションを獲得するためには、販売数量がものをいいます。それが出版社との交渉力を高めるからです。
日本は、電子書籍の出版がもたついていますが、iPadが好調な出だしなら、出版業界もじっとはしていられなくなることと思います。
さてiPadの競争相手ですが、HPが、パームを買収し、非常に優れているといわれている基本ソフト「WebOS(ウェブOS)」やさまざまな特許を手に入れましたが、スマートフォンへの展開で終わるとは思えません。
グーグルのクロームOSを搭載したタブレット型のパソコンが登場してくるのも時間の問題でしょう。
マイクロソフトは、タブレット型PC「Courier」開発の中止を発表しており、この競争から早くも離脱したようです。「Courier」は、ニンテンドーDSのような見開き式でコンセプト・デザインが流れていましたが、いくらなんでもそれはないという代物でした。
マイクロソフト、タブレット型PC「Courier」開発を中止
Chrome OSのデモンストレーション動画
さて、このタブレット型のパソコンやスマートフォンですが、iPhoneやXperiaのようなスマートフォンも加え、インターネットや、通信の世界を広げ、さらに生活を変える可能性を秘めていると思っています。
それらが普及してくれば、テレビの番組選択、予約、さらに録画予約も、タブレット型のPCやスマートフォンからできるようになってくるはずです。もちろん外出先からの録画予約もできるようになり、暑い夏には、帰宅するちょっと前にクーラーのスイッチを入れるということもできるようになるでしょう。
重要なことは、それに対応する通信機能をそれぞれのハードに持たせると言うことですが、それもさほど技術的に問題があるということではないと思います。それが可能かどうかは、ひとえに、タブレット型のパソコンやスマートフォンの普及にかかっているということでしょう。
さらにキーボードから解放されると、小さな子供でも、キーボードが苦手というお年寄りでもパソコンが使えるようになります。とくに老眼の人にとっては、新聞の文字拡大ができるようになるので、重宝なはずです。
それにきっと、今でも流通業や物流管理などでは、タブレット型端末が使われていますが、そちらのほうの、端末の低価格化や進化も起こってきそうです。
そんな将来を考えると、いかにもアップルの一人勝ちというのはいただけないことです。競争しあう状況があってこそ、日本のメーカーも手を組めますし、ユーザーの選択肢も広がります。
2002年に、日本のパソコンメーカーからも、タブレット型のパソコンがあいついで発表されていたのですが、まだキーボードがあったり、ペンがついていたりというものでした。
そういえば、アップルもモバイル機器の失敗の歴史がありました。Newtonです。その当時はジョブスはアップルを離れていたはずですが、神戸で開催されたTEDでNewtonを発表したものの、動作しないというアクシデントで、拍子抜けでした。
技術の進展とスティーブ・ジョブスの才能が、タブレット型パソコンiPadの登場を可能にしたということですが、もうそろそろ、iPadもどきが、日本のパソコンメーカーからでてきてもよさそうに思うのですが、どうなんでしょうね。
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