ダイエーが、人材配置の最適化による生産性向上や品質管理をめざし、2008年に発足したプロジェクトチームに現場を巡回するスーパーバイザーを加えるなど、店舗運営の見直しを進めているそうです。
店舗運営の見直しを強化
もちろん、そういった改善が重要なことは言うまでもないことですが、スーパーでつくづく感じるのは、もっと店舗そのもののダウンサイジング、つまりコンパクト化を進めたほうがいいのじゃないかということです。
商品を選択することが楽しい、スーパーの売り場を回遊して、ショッピングを楽しむということを目指すのか、もっと買い物の利便性を追求するのかが、今のスーパーは、なにか中途半端さを感じます。
大型スーパーに比べると、小型の食品スーパーのほうに健闘している企業が見受けられるのは、むしろ今の消費者は、コモディティを買う際に、ショッピングの楽しさよりは、必要最低限のものがさっと買える、さらにはより安く買えるということ、日常のショッピングの省時間と省労力、さらに家計の節約を求めているということの結果でしょう。
大型スーパーは、すでに業態としては衰退期にはいって来ており、衰退する業態の改善ではなく、業態そのものの見直しが必要であり、店舗の生産性を追求していくと、オペレーションの問題だけでなく、同じカテゴリーのなかに、ほんとうに現在のような多くの品揃えが必要なのかどうかまで行きつくはず。小売り業も、自社で地域市場を独占するならいざしらず、自店のポジショニング、つまり選択と集中が求められてくるのではないでしょうか。
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会社の近くにダイエーがありよく利用します。「ごはんがおいしくなるスーパー」というキャッチフレーズを掲げてずいぶん経ちますが、売り場を見ていてもさっぱりその個性は見えてきません。「店舗運営の見直し」を外部に広報するのであれば、顧客に見える内容・レベルの「見直し」でなければわざわざ広報する意味がないように思えます。
大西さんのおっしゃる「ダウンサイジング」というのは、そのひとつの切り口として非常に共感できます。
というのは、ここ数年で車で気軽に行けるエリアには大型SCが充実したのですが、高齢の母親を連れて買い物するには広すぎるのです。
むしろ小ぶりで気のきいた、多少高くても質の良い品揃えの、コンビニよりはひとまわり大きいくらいのサイズのスーパーが、母親の住居の近くにあればとよく思うからです。
ダイエーには近いから行くだけで、売り場や品揃えには全く魅力や個性を感じません。よほど思いきった「売り場の見直し」や大西さんのおっしゃるような「業態の見直し」をやらなければ、衰退路線は否めないと思います。