日経と読売のスタンスの格差

日経がまともになりつつあるように感じます。政権の最初の仕事として、まっとうな成長戦略を示してほしいという今日の社説は力が入っていたし、まさに正論ですね。産経もタイトルだけが「正論」では困るので、どんどん骨太の議論を期待します。

新政権はまっとうな成長戦略を描け

ちょっと病気なのかというのが読売。鳩山首相と胡主席の具体的な発言について質問が相次いだが、松野頼久官房副長官がきちんと詳細を答えられなかったというものです。だから官僚のメモを棒読みするスタイルに戻れと言うのでしょうか。こういった小さな問題をネチネチ取り上げ、特集にするという粘着質な体質は、どこから来ているのでしょうか。いつまでたっても自民党広報紙から卒業できないのか、そろそろ読売内部の政権交代をやったほうがよさそうな気がしますね。
日中首脳会談説明、「政治主導」のはずが官僚に「助けて」

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Comments

[4. 大西]

> あいかわらず民主党が大好きですね。
> 民主党が好きなのではなく、自民党が酷すぎるということです。だから自民党の若手には結構エールを送っていますよ。

[3.]

あいかわらず民主党が大好きですね。
読売のは、官僚にやらせずに自分でやることばかり考えるのではなく官僚をうまく使えという意味だと思います。

[2. ルル]

もう新聞は、オピニオン･リーダーとしての役目は終わったのだと思います。新聞のマスメディアの使命は、情報通信手段が未発達な時代に教育の行届かない庶民に新聞配達員を通じ、世情を伝え教育したことに意義があったのですが、もうその必要がなくなってしまったということだと考えます。

これに対し株式新聞としてスタートした日経は、高まる庶民の資産運用ニーズに応える形で記事の構成を行っていること、業界のアドバルン記事（日本株式会社広報誌）の掲載を行っていることなどから、かろうじて残っているのだろうと思います。

いずれにしても毎日、サンケイの経営危機の観測が流れて久しいですが、インターネットの台頭など媒体が多様化していく中で淘汰されるのも時間の問題といえます。今は、ネット環境さえあれば、TVでもWiiなどでもネット接続できれば、高い新聞代を払わずともリアルタイムでニュースを見ることができるようになっています。

[1. ｄｏｕｋａｎ]

今、私が投稿しようとしていた事をズバリ言ってくれていました。これから熟成していく新政権に対して、過去の基準に照らし合わせて揚げ足をとるような見出しは、ただ単に記事に目を向けさせるためのスポーツ紙の見出しと変わりません。記者のボキャブラリーの無さと、掲載ＯＫを出す編集の低俗さ・商業主義が我々一般市民にとって大きな不快感になっていることをもっとよく知ったほうが良いと思います。