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新型インフルエンザで、WHO(世界保健機構)が、世界的大流行(パンデミック)にあたる「フェーズ6」へと警戒水準を引き上げるかどうかを検討する緊急委員会を開くというニュースがありました。
実際のところは、いまでも宮城県や鳥取県、千葉県、東京都で発症者がでており、決して新型インフルエンザがなくなったわけではないのですが、めっきり報道も減り、というかヒステリックに煽る報道はなくなり、小さくしか取り上げなくなってきています。またマスクをしている人の姿もたまにしか見なくなってきたので、すっかり落ち着いてきたと感じてきただけに意外な印象を受けました。
落ち着いてきたのは、新型インフルエンザそのものの実際の被害に比べて、不評被害による経済的打撃が大きく、マスコミが慎重な報道をしはじめたこと、政府からの呼びかけもあり、おそらく、新型インフルエンザといっても、通常の季節性インフルエンザとさほど変わるものではないという認識が広がってきたからでしょうか。
しかし今でも報道で紛らわしいのは、「新型インフルエンザ:感染者500人突破」(朝日)といった報道のしかたです。いったい今でも発症者が500人を超えているのか、これまでの延べ感染者数なのかよくわかりませんが、記事を目立たしたいという記者の本能なのでしょうね。
国立感染症情報センターのホームページを見ると、6月10日時点での累積報告数が485で、国内発症例の新規報告数は26となっています。おそらく現在発症している人が26人だということでしょう。

新型ウイルス

上のグラフは、国立感染症センターからの引用ですが、発症日別の報告数です。やはり5月の中旬をピークに終息に向かっている傾向を見ることができます。感染予防が効いたということもあるかもしれませんが、実際はウイルスそのものが天候の変化に勝てず、自然消滅しはじめているということでしょう。
以前梅雨が近づくと収まるだとうと書いたのですが、確かにそうなってきているとはいえ、未だに発症者がでているので、季節性ウイルスよりはかなりしぶといようです。

新型インフルエンザウイルス問題でクローズアップされてこなかったのですが、なぜそういった新型のウイルスが発生してくるかです。そちらの原因のほうが本当は怖いのかもしれません。
盲点は、家畜への病気予防以外の目的での抗生物質の乱用がなされており、ウイルスや菌の変異が起こりやすくなっていることです。それを止めない限り、医薬品にも耐性をもった新種のウイルスや菌が生まれてくる可能性が高いわけで、新型ウイルスの予防だけでなく、原因としての、そちらにももっと関心をもったほうがいいと思いますね。
「すでに起こった未来」 BY P.F ドラッカー(マザーランドファームだより)


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