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このところ、サークルKサンクスのオリジナルデザートブランド「シェリエドルチェ」のCMが結構目立ちます。「ドルチェナ関係」「サークルKサンクスの上質なデザート シェリエドルチェ」というナレーションで、バレンタインに照準を当てたものです。
コンビニでバレンタインのプレゼントを購入するという時代が拓かれてきたのでしょうか。高級なスイーツと二極化してくるということでしょうね。

近くでは、サークルKサンクスが不便なところにあることと、こういったデザートはあまり食べる習慣がないので味のほうは試していませんが、ブログなどを見るとなかなか評判も悪くないようです。

このサークルKサンクスに限らず、コンビニやスーパーのPBのCMも珍しくなくなり、また不況を追い風にして、PBが伸びてきているようですが、この「シェリエドルチェ」のように、たんに低価格というだけでなく、メーカーのナショナルブランドにたいして、ユニークな特徴や品質でも差別化している、いわゆるアップスケールPBとかプレミアムPBといったゾーンを狙う商品も登場してきました。

重要なことは、その背景に商品の企画、製造、販売の一貫したマーケティングを展開する小売り業のビジネス・モデルが成長してきたということがあると思います。小売り業は、最終的に顧客接点となる売り場という強力なメディアを握っていて、それぞれのPBの魅力をアピールするヴィジュアルマーチャンダイジングを自らコントロールして展開できるのも、メーカーブランドに比べて優位になってきます。さらにクーポン発行などの特典をつけることもでき、マーケティングの手段が多いのです。

日本でPBが誕生して、もう30年以上になりますが、欧米に比べると、まだ日本のPBの展開アイテム数や販売比率は低いのが現状です。しかし、いよいよ本格的なPB化の時代に入ってきたという印象を受けます。

こうなってくると、ただでさえ市場が収縮してくると、それぞれのカテゴリーで、ブランドの淘汰が進んでくるだけでなく、二番手、三番手のブランドが、それぞれの小売業のPBに置き換えられていくということになってきそうです。

メーカーが生き残っていくためには、強い個性をもったブランドを育て、顧客との絆(ブランドロイヤルティ)を深めていくことしかありませんが、まだまだマスマーケティングの時代の価値観から抜け出せないメーカーも多いような気がします。
日本ではあまりブランド戦略が重視されない傾向にありますが、小売業のほうが巧みなブランド戦略を完成させてくるのかもしれません。


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