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井戸端会議で、あのデジカメにしようと思っている人が多かったという程度の話を、わざわさ調査したって言うのはどうなんでしょうか。
アイシェアとかいう会社が「欲しい最新デジカメ、キヤノンが5割強でトップ」とかいう調査レポートをあちこちに出しているのですが、その根拠になっているのがたった28名のアンケート調査結果というお粗末。

我が社にはまともなリサーチャーはおりませんという表明なんでしょうか。きっとそれは無知をさらけ出すことだということすら気がついていないのでしょうね。
最新デジカメで欲しいメーカーは「キヤノン」がトップ!――アイシェア調べ

この会社の担当者は、全体では456人に対してアンケートを実施したから、十分なサンプル数と考え、暴走したのでしょう。そのなかでデジカメ購入を検討している人が28人。その28人の回答者にどの会社のデジカメが欲しいかを複数回答で質問した結果から、57.1%がキャノンとか、2位以下では男女で差があったとか誇らしげに紹介してしまったのです。そこで本当は常識を働かせるべきでした。

普通のまともな調査会社なら、ありえない話です。この担当者も、この会社も統計の常識を全くわかっていないのでしょうか。まあこのレポートを紹介したメディアは、おつきあいというのがあったり、統計についてはよくわからにということかもしれませんが、気付くべきでしょう。知っているところもあるので、ちょっとメールでもくれたらコメントしたのにと感じてしまいます。

デジカメ購入を予定している人がどうかと語るには、デジカメ購入を検討をしている人が母集団ということになりますが、それをたった28名の回答結果で語るというのは、いかにも無茶な話です。量的な結果を求めないグループインタビューでもその程度の人数はやりますよ。

そういったスタッフワークから離れているので手元に早見表がありませんが、ざっと計算してみると28名だと誤差はほぼ20%弱みないといけないのではないでしょうか。そうすると現実はキャノンにしたい人が、30%ぐらいかもしれないし、70%ぐらいかもしれないという曖昧なことしか言えません。そんな結果に小数点以下でパーセントを表記する神経も普通ではありません。

その程度なら、別にアンケートを実施しなくとも、この程度じゃないかと推測した方が正確じゃないでしょうか。どの程度の信頼度として、どの程度の誤差を見ないといけないのかは、統計を専門的にやっている方にお任せしますが、まあ常識的にはそんなものでしょう。
それにキャノンはかなりこの間、派遣の人の解雇問題でブランドイメージを損ねていると考えられるので、デリケートな問題もあるかもしれず、もっと慎重にやるべきでした。

さらにデジカメとブランドの関係を調べるのなら、購入を予定している、あるいは欲しいデジカメが、コンパクトデジカメなのか、一眼レフなのかで結果は全く違ってきます。それもごっちゃになっていて,担当者がデジカメ市場についてよくわかっていないのでしょう。

このあいだも恥ずかしい調査結果を発表していた会社があって、それについて書きましたが、今回もこの程度のずさんな調査で、内部の資料として使うのでなく、結果を堂々と発表するというのは理解に苦しみます。あまり堅いことは言いたくないのですが。
いい加減な調査をして、その結果を堂々公表する会社って信頼できる?


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