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景気後退の影響も憂うべき状況ですが、これまで成長分野であったデジタル家電も、いよいよ市場の成熟期にさしかかってきたのではないかということも気になるところです。
携帯電話は、割賦制度への移行で買い換え需要に冷水をかけられた状態となり、2008年度上期(4〜9月)の国内携帯電話出荷台数は、前年同期比21・2%減という状態となりました。
携帯電話、4―9月の出荷台数21.2%減、初の2000万台割れ、MM総研
また薄型テレビについても大型テレビへのシフトという市場の成長エンジンに急ブレーキがかかり、販売金額が前年割れとなったとか。日本の狭いリビングにそんな大きなテレビが必要なのかとも思ってしまいますが、大型化と高級化という路線とは違うありかたが必要になってきたのかもしれません。
BCNのデジタル家電市場調査より
デジカメも、一眼レフは好調ですが、コンパクトは台数、金額ともに前年割れだそうです。売り場を見ても、つい最近まであったあの活気はどこに行ってしまったのだろうかと感じてしまいます。
元気印は BD/DVDレコーダーとミニノートPC、A4のPCといったモバイルPCですが、こちらも需要が一巡するのは案外早いかもしれません。さらにPCは価格がどんどん下落してきているので、こちらも厳しいですね。
そろそろデジタル家電も新しい分野を創造する方向にシフトしていく必要があるということでしょう。デジタル家電は、技術で市場を引っ張ってきた分野といえるでしょうが、技術が成熟してくると、技術の暴走が起こり、新しい機能やスペックが、ユーザーの求める本質的な基準とかけはなれるばかりか、広告や売り場でのプロモーション効果しかなくなってきます。こちらのほうが新しいですよと勧めるキャッチフレーズとしての機能やスペックでしかなくなってしまうということです。
そろそろ、新しい発想、新しい成長エンジンがデジタル家電にも求められてきているということをひしひしと感じます。
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最近のテレビにつき、思うところがありまして寄せさせていただきます。
テレビはAV機器か、家電かで、大きな違いを見せる存在です。
AV機器であれば高画質というキーワードは充分に意味があります。
しかし、家電としてみた場合、高画質よりは誰でも使える安易さが重要になるのではないでしょうか? つまり、スイッチを入れてすぐに出画する快速性や聞き取りやすい音声など。
ですが、こうした点をアピールする製品にはついぞ出会っていません。
つまり、現在のテレビは家電としては技術の成熟を見ないのです。
逆に言えば、当たり前の画質ですら充分に人を満足させられないレベルでしかなく、正直、成熟とはほど遠いと感じざるを得ません。
ひいては多くのデジタル家電のなかで、スイッチポンで誰にでも使えるような、家電として成熟した製品がひとつでもあるでしょうか?
そもそもの方向性を間違えているという印象が強い昨今です。