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野球ファン、とくに阪神や巨人のファンは、どちらが優勝するかにはらはらドキドキでしょうが、マスコミがあれだけ煽り、また自民党総裁選が総選挙にむけたキャンペーンを見せつけられると、国民の関心はいやがおうでも総選挙がいつ行われるかというところに向かっていきます。
麻生総理は、解散の「か」の字も自らの口から言ったことない、選挙よりは経済対策ということで、解散時期の引き延ばしをはかっているという状態ですが、解散できないというのが正直なところではないでしょうか。

自民党が行っ世論調査もかなり厳しい結果がでていると噂され、あるいは麻生内閣誕生時にマスコミ各社が行った世論調査以降に行われたアンケートなどを見ても、それがどこまで数字に信頼性があるのかは疑問としても、自民党が20代の若い層を除くとほとんどの世代で支持を不支持が上回っているという傾向は覆せないものだと感じます。
政治オびみオン

劇的な大敗ということもありえるかもしれません。リーマンの破綻、社保庁の年金改ざん、中山元国交相の失言や事務所費問題がでてきて、麻生内閣の足下ははどんどん悪化するばかりです。

いずれにしても麻生総理は、総裁選、所信表明から一貫して、民主党批判を展開しているわけですが、解散せず現在の体制を引き延ばそうが、総選挙で勝ち、与党の座をキープしようが、参院では野党の立場で、国会の捻れ状態は変わらず、どのような国会運営を想定しているのか、政府の国会へのリーダーシップをどのようにとっていくのかの展望が見えてきません。

勢いよく演説するのはいいのですが、そうすればするほど、民主党が反発、硬化し、状況がどんどん悪くなっていきます。政策が重要であることはいうまでもありませんが、ただ勢いよく主張するだけでは困るわけで、どのように法案を通していくのかという展望を示さなければ、国会の空洞化が続き、迷惑を被るのは国民と言うことになります。
自民党の選択肢としては、総裁選で圧勝し、その勢いで政界再編を促し、参院でも過半数をとるか、いったん下野し、次の参院選で勝ち、その後に政権の座を取ることしか残されていないはずですが、自民党はどのような戦略シナリオを描いているのでしょうか。

いずれにしても、あまりに輸出だのみの政策に、これまでも幾度かこのブログでも疑問を投げかけてきましたが、早く安定政権が生まれ、国内経済の立て直しに取りかかって欲しいものです。-

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