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世界最高齢でのエベレスト登頂に挑戦していた三浦雄一郎ですが、目前で76歳のネパール人男性シェルチャンさんに記録を更新されてしまいました。しかし友人でもあるシェルチャンに「おめでとうございます。私も苦しんで苦しんでC5まで来ております。頑張って山頂を目指します」と祝辞のコメントを発表されたとか。すがすがしい話題ですね。本日登頂に挑むということですが成功をお祈り申し上げます。
一方で相撲のほうは、朝青龍と白鳳があわやバトルというシーンがありました。決して爽やかとはいえません。しかしそれよりももっと気になるのは、いつもの外野席の人たちからの朝青龍バッシングです。
相撲の美学もいいですが、教育的指導をやればいいのであって、形にこだわってバッシングをやると、かえって耳障りな印象を受け、相撲の面白さに水を差してしまっているように感じます。朝青龍を処分という発言もありましたが、やってみればいいですね。また人気ががた落ちでしょう。ファンを見ていません。
格闘技の世界では、一触即発というのは当然起こりうることで、スポーツ紙が売り上げアップのために煽るのはわかるとしても、外野席の人たちが、テレビに出て煽る気持ちが理解できません。
それよりは、昨年時津風部屋で斉藤俊さんが死亡した事件があったにもかかわらず、陸奥部屋の豊桜が部屋の若手力士の頭を調理器具で殴り8針縫うけがを負わせていたとか、間垣親方が竹刀で殴り、事件発覚後に暴行に対する意識がほとんどなく、「かわいいから、かわいがった」という態度であったということとかのほうがはるかに根の深い問題だと思えます。
また、本当に相撲が好きなら、優勝に絡む力士を育てられないことを問題視するほうが筋というものです。
相撲の美学も結構ですが、格闘技である限り強さのない美学は、衰退の原因となるばかりです。柔道がカタチにこだわり、世界の柔道の変化から遅れてしまったことを反省し、変わろうとしているようですが、相撲界こそ変革が必要じゃないでしょうか。

追記:さきほどニュースサイトを見たら、三浦さんが登頂に成功されたようです。おめでとうございました。

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