以前にも取り上げた公的年金積立金の運用ですが、気になっていたので公的年金積立金運用独立行政法人のホームページを確かめてみました。
公的年金積立金運用独立行政法人

やはり、19年度の市場運用分が、第二四半期1兆6328億円の赤字、さらに第三四半期で1兆5348億円と二期連続の赤字となり、第一四半期が2兆3752兆円の益をだしているので本年度で7924億円の損失となっていますが、よほど経済が好転しない限り、このままでいけば2兆円を超える損失が発生するのではないかと危惧されます。

「保険料のうち年金給付に充てられなかったものを年金積立金として運用し、年金財政の安定化に活用する」ための独立行政法人であり、実質的な運用利回り1.1%を確保すると、キレイな言葉が並んでいますが、そもそもが、公的年金積立金運用独立行政法人は、例のグリーンピアで年金を使い、大きな損失をつくった年金福祉事業団です。それが年金資金運用基金へと改組し、さらに公的年金積立金運用独立行政法人に横滑りしたのですから、カムフラージュと思われてもしかたないですね。

運用は利益がでることも、赤字がでることもある世界ということで割り切るべきでしょうか。だからか、マスコミもほとんどこの運用赤字については触れていないようです。しかし、今日のような状況で、この独立行政法人に資金運用の能力があるかどうかです。天下り組織にはたしてどれだけ期待できるのでしょうか。

経済財政諮問会議による公的年金の運用改革案が固まったそうで、「積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を中央銀行のような独立性の高い認可法人に衣替えするほか、基金を複数に分割して運用を競わせるべきだと提言する。硬直的な運用体制を改め、運用利回りの向上を目指すのが狙い」としていますが、存続させるべきかどうかの議論が必要ではないでしょうか。
公的年金運用改革、認可法人で独立性を。

このあたりは、木村剛さん貞子ちゃんの連れ連れ日記さんがお詳しいと思いますので、トラックバックしておきます。

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