
京阪電気鉄道、通称京阪電車といっても大阪以外の人は、それなに?という感じでしょうが、大阪と京都、さらに滋賀県を結ぶ私鉄です。1910年(明治43年)の開業と歴史が古く、淀川沿いの町をつないでいったため、急カーブが多く、京阪カーブ式会社と揶揄するむきもありました。松下電器と取引のある会社の方なら、この京阪電車の門真に本社があるので、ご利用になった経験もあるのではないでしょうか。
そういえば松下電器がブランドをPanasonicに一本化するというニュースがありましたが、ブランドだけ統一したってブランド価値があがるわけでもなく、またユーザーとして感動するモノもなく、いったいなにをしようというのか気になるところです。
テレビカーってご存じ?
その京阪電車の特急に乗る機会があったのですが、なつかしいテレビカーでした。テレビカーってなんなのよとお感じでしょうが、なんと1954年(昭和29年)からこのテレビカーを京阪電車は走らせているのです。テレビ放送が始まったのはその一年前ですから、いかにも先進的な試みでした。その後、さまざまな鉄道がテレビカーを採用したこともありましたが、京阪電車がかたくなに走らせつづけているのは、きっと京阪電車のアイデンティティの重要なシンボルだからだと思います。
>>テレビカーの歴史
もともとが京阪沿線で育ったので、タイムスリップした気分でもあったのですが、やっていた番組がNHKで、画家の金子国義さんが渋沢龍彦の耽美的エロスの世界について語っていたものでした。しかし、周りには若い女性が多かったのに、『O嬢の物語』の挿絵や『咲く乙女たち1』などのエピソードや絵の紹介があったものですから、おいおい朝からなんという番組流すかと思いましたが、これも立派な文化だと言い聞かせて見ておりました。
参考:クロカル超人の面白半分日記 超人のドキッとする絵画 8 横須賀美術館『澁澤龍彦 幻想美術館』続々
まあそんなことがありましたが、ほんとうに京阪電車は面白く、もうすぐ大阪市内も淀屋橋から、中之島公園や、昔は大阪の商売の中心地であった中之島へ伸びるので、大阪もちょっと便利になりそうです。今後ともご発展をお祈り申し上げます。
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