NTTドコモの07年4〜6月期決算は、営業利益は前年同期比25.2%減の2,039億円。 やはりそんな結果になってますね。新機種が売れたための販売経費増と会計上の処理の問題にすぎないと強気だそうですが、見事反撃という感じの結果ではありません。
決算ではKDDIに軍杯があがり、6月の契約純増数14万件は、KDDIの13万件を上回ったものの、ソフトバンクの20万件に負けています。それにKDDIよりも多いと言っても、それはKDDIにはツーカーの減少分があるからで、au単独だとやはり20万件を超えています。4月に5機種も投入してこの程度ではマーケティングの失敗といわざるをえないですね。さらに反撃どころか、KDDI、ソフトバンクが発表した基本使用料半額に追随せざるをえないということになってしまいました。
最初から「DoCoMo 2.0」にしても、「もう反撃していいですか?」にしろ、キャンペーンが上滑りであり、利用者ではなく、業界の中の競争しか見ていないという体質がはからずででてしまったという感じがありました。
なにが「2.0」なのか、いったいなにが反撃なのかいまだに謎ですが、
「904iはDoCoMo 2.0、ドコモの反撃だ」なんて冗談をまじめ顔で発表したときには驚いたというか呆れてしまいました。

MNPがスタートし、auに押されっぱなしになり、さらにソフトバンクにも料金で揺さぶられ、焦ってボタンの掛け違いをやってしまったのか、いやいや本当の反撃はこれからなのかよくわかりませんが、今のところ、どうでもいい機能の足し算をやって、目先の面白さで勝負をかけたところで、短期的には商品が売れたとしても長続きしません。
そんなプロダクトアウトをやるなら、商品企画もマーケティングも不要であり、これまでのデジタル家電と同じく、どんどん機能の足し算と機能アップ競争で資源を使い果たし、結局は価格競争の消耗戦に突っ込んで行くということなんでしょうね。
ユーザーにとって本質的な価値がどこにあるのかを長期的な視点に立って見ないで、競争相手より少しでも新しいこと、目を引くことをやりたい、それでシェアを伸ばしたいということばかりを考えるからそうなるのでしょうね。
携帯電話のコンセプトそのものを革新するとか、しくみそのものを進化させるとかのために知恵を絞ってみたらと思うのですが、知恵がでないのなら、「2.0」なんてワケのわからないこと言ってないで、価格競争の体力消耗戦をとことんやって見てください。ネット接続使い放題3000円とかやったら勝てますよ。利用者にとってはそれはとてもありがたいことです。
まあしかし同じ業界でホットな議論も結構ですが、NTTドコモさんも利用者にとっての価値はどこにあり、なにが成長と収益のエンジンになり、競争優位はどこに求めたらいいのかを全社上げて議論してみたはどうかと思いますね。
>>イー・モバイル千本氏 対 NTTドコモ夏野氏--元NTT社員と現役NTTグループ社員が激論


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