Bolestaさんというボルチモアの住む57歳の男性が、息子にCDラジカセを買ってあげようと思い、アメリカの大手家電BestBuyに行ったときの災難の話です。レジで精算するために、代金の114ドルをすべて新札の2ドル紙幣で支払おうとしたのですが、なんと店員はそれを受け取りません。偽札だと思って、受け取らないだけでなくガードマンを呼んで拘束し、さらに警察に通報して、パトカーで到着した警官に逮捕され手錠をかけられ、しかも留置場に拘束されたというのです。
なんで偽札だと誤解したのかですが、Wikipediaによると、2ドル紙幣は最近では独立200年記念として発行されたもののほとんど流通しておらず、アメリカ国内でも実物を見ることは滅多にない代物で、日本で言えば2千円札みたいなものだそうです。きっと店員も見たことがなく、怪しげな紙幣だと思ったのでしょう。「2ドル札のように疑わしい(Doubtful as Double)」という言回しも存在するほどだそうです。
>>Man arrested, cuffed after using $2 bills

実は作り話?
WorldNetDailyというサイトがアップしたこの記事がずいぶん注目されました。しかし、よくよく見ると二年前の記事を復活させたものです。しかも二年前にもDiggで取り上げられていました。
>>Diggの検索結果

怪しいと思って調べてみると、どうやらこの話にはオリジナルがあるようでした。タコベルの店員が2ドル紙幣を受け取らず、大騒動になったという話が1998年には登場していたというのです。こういった類の話は何度も繰り返して登場してくるのですね。
以前、日本で通販で買ったプードルがドッグフードを食べないので、どうしたのかと心配して獣医のところに連れて行き、診察してもらったら、なんとそれはプードルではなく子羊だったというのが、TheSUNの記事になり、ずいぶん話題になり、このブログでも取り上げましたが、それもネット上で何度も繰り返し登場していたお話でした。
まあこういったたわいもない話で、釣られるというのもまた楽しいと思いますが、まあ一応ホントかなってちょっと疑ってみて楽しむということでしょうね。

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