セカンドライフって、日本ではまだ話題になっているようだけれど、アメリカのソーシャルニュースサイトほうでは、もはやほとんど話題として浮上してこず、もう終わったんじゃないかという気がするのですが、インテルやサンマイクロ、IBMといったIT企業、メルセデス、トヨタ、ニッサン、アウディなどの自動車産業、またSONYミュージックやアマゾンなどそうそうたる企業が参加していることもあって、セカンドライフはWeb2.0のさらに新しい世界を広げるのではないかという期待感を持つ人はまだ多いですね。
>>セカンドライフの仮想世界が、なぜ企業を魅せるのか

企業側としてみれば、ネットでの効果的なプロモーションを考えたいところですが、ブログやSNSといったところ、またYouTubeにしても、自らが仕掛けて存在感を示すというのはきわめて難しく、それと比べると、セカンドライフは、参加するだけで話題になるし、また自らの管理下で運営でき、まあ見本市にでるようなものとして参加したのじゃないかと推察しますがどうでしょう。

ALEXA
ネットのトラフィック・データ統計をとっているAlexaは、もちろん正確なものではありませんが、それでもまあ参考にはなるので、セカンドライフとmixiを比べてみました。会員数が500万人を超えたというセカンドライフと、もう1000万に届こうというmixiではハンディはあるかもしれませんが、mixiの減速感はともかく、かなり差が大きく、しかも伸びているどころか停滞しているという感じがします。
セカンドライフって、ナンパとバーチャルセックス以外はなんか盛り上げっていないなんて美人ライターの突撃レポートが先週の「週刊現代」に掲載されていましたが、そういえば「バーチャルな子供とのバーチャル・セックスは罪になるか?」なんていうことも話題になってました。
セカンドライフもゲーム好きにどこまで受け入れられるかという程度で終わってしまうと、もうシステムそのものが維持できないのじゃないでしょうか。
Googleは訴訟のリスクを抱えながらもYouTubeを買収しましたが、そのYouTubeとセカンドライフのトラフィック比較をすると、Youtubeの勢いの凄まじさが目立つだけで、セカンドライフのラインはほとんどX軸にへばりついた状態になってしまってもう気の毒としかいいようがありません。
ALEXA2


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追記:日本だけが盛り上げっている?
テクノラティでどれだけセカンドライフのキーワードを含むブログがあるのかを検索しました。それが英語圏のブログでは”Secondlife"は、およそ8800件がヒットします。ところが日本語では、”セカンドライフ”が22000件超がヒットし、さらに”Secondlife"を含む日本語のブログがおよそ4800件のヒットですから、いかに日本がブログ人口が多いとはいっても、ちょっと日本の盛り上がりは異常じゃないかと感じてしまいます。