昨夜は遅い夕食と飲むのを兼ねて人形町の行きつけの店に行きましたが、「関西弁」について大いに盛り上がりました。これまでの経験から言っても、また昨日のお店でもそうですが、地方出身の人たちは関西弁でまくしたてられると虫唾が走るというか耐えられず、案外生粋の江戸っ子の人たちは、気にしないというか無関心だというような気がします。
関西人の嫌みといえば、たとえ長く東京にいても関西弁をやめません。標準語みたいにやってもイントネーションが変わりません。しかも関西人同士が会話すると声が大きくすぐわかる。地方の人たちは自分たちは標準語に合わせているのに、なんで関西人は、そんなに関西弁を捨てないのかということになるのでしょう。
それと、「標準語」というのは江戸時代に、地方の藩主が江戸に住み、江戸の言葉に、互いの言葉の特徴を薄めあってできあがったのだと思いますが、その当時は都は京都で、さらに商業は大阪が栄えていたので、関西はそういった武家の世界の影響を受けなかったということがあるのでしょう。そんな武士の文化と庶民とは関係ないはずですが、さらに明治以降の官僚支配化でどんどん言葉の一元化みたいなものが進んでいったということでしょう。
互いに、地方の言葉で会話すると会話が成立しなくなるので、ある程度「標準語」という不思議な言葉にあわすとしても、もっと地方の訛りを誇りをもって出していけばいいのにと思うというのも関西人ならでしょうか。
日本も経済の成長を目指すということでは人々の心は束ねられず、日本のアイデンティティを再び模索し始めている昨今の時代の流れがありますが、それを標準語でやると気持ち悪さを感じてしまいます。
国旗掲揚と国歌斉唱もいいけれど、なんだか推進するほうも、反対するほうもギクシャクしていて、いつまで戦後の呪縛から逃れられないのかと思ってしまいますね。
日本のアイデンティティを取り戻すというのなら、まずは言葉からというのもいいのじゃないでしょうか。多様で豊かな地方の文化に恵まれてきたというのも日本の本来の姿であるはずです。一元化されるとなにかいつまで発展途上国をやっているのだという感じがします。
党首討論も、長州の安倍さん対東北の小沢さんで、長州弁対東北弁でやると俄然迫力がでてきて面白くなってきそうじゃないですか。国会中継も、字幕を流せばなんの問題もありません。
関西弁といえば「毎朝10秒 関西弁前向きメール」というのがあって、メール配信もしてくれるそうです。これは優れものという反面、人によっては朝から不愉快な思いをするかもしれないので要注意かな。
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それと、「標準語」というのは江戸時代に、地方の藩主が江戸に住み、江戸の言葉に、互いの言葉の特徴を薄めあってできあがったのだと思いますが、その当時は都は京都で、さらに商業は大阪が栄えていたので、関西はそういった武家の世界の影響を受けなかったということがあるのでしょう。そんな武士の文化と庶民とは関係ないはずですが、さらに明治以降の官僚支配化でどんどん言葉の一元化みたいなものが進んでいったということでしょう。
互いに、地方の言葉で会話すると会話が成立しなくなるので、ある程度「標準語」という不思議な言葉にあわすとしても、もっと地方の訛りを誇りをもって出していけばいいのにと思うというのも関西人ならでしょうか。
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国旗掲揚と国歌斉唱もいいけれど、なんだか推進するほうも、反対するほうもギクシャクしていて、いつまで戦後の呪縛から逃れられないのかと思ってしまいますね。
日本のアイデンティティを取り戻すというのなら、まずは言葉からというのもいいのじゃないでしょうか。多様で豊かな地方の文化に恵まれてきたというのも日本の本来の姿であるはずです。一元化されるとなにかいつまで発展途上国をやっているのだという感じがします。
党首討論も、長州の安倍さん対東北の小沢さんで、長州弁対東北弁でやると俄然迫力がでてきて面白くなってきそうじゃないですか。国会中継も、字幕を流せばなんの問題もありません。
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「たとえ長く東京にいても関西弁をやめません。」とおっしゃられているのは「大阪弁」ではないか、と。たぶん、大阪の中でもまた細分化されるのでしょうが...(細かいことは分からないので詳しい方、コメントしていただけると幸いです)
私は京都の舞鶴生まれで、神奈川に長く住み、学生時代を京都市内で過ごしたことがありますが、関東で「京阪神」といえばなんとなく一まとまりの地域のようにイメージしてしまいがちですが、全く違って、京都・大阪・神戸ともそれぞれ違う特性を持っていました。
東京と埼玉と千葉と神奈川と... などなど、関東を「関東人は」と、一からげにされると関東に住む人間はあまり気分よくないですよね?