成功するビジネスには、『まさか』と『なるほど』があるといいます。『まさか』は意外性であり、『なるほど』は合理性でしょう。
資生堂のTUBAKIが発売して100億円の売り上げを突破したということですが、今年3月下旬に発売したヘアケア商品「TSUBAKI」の累積売り上げが今月末にも年間目標の100億円に達するとの見通しだそうです。
キャッチは「日本の女性は、美しい」、ネーミングは資生堂の原点ともいえる日本回帰の「TUBAKI」、生産性を犠牲にしたとしか思えない個性的なパッケージ、CMで6人のタレントを使うなど光る意外性がありました。
男性には好かれるとは思えませんが、シャンプーの購入決定権を持っているのは女性だし、受けるのは『なるほど』なのですが、それが首位の座を競うブランドにまでの躍進を遂げてきたのは『まさか』ですが、女性の嗜好をよくとらえていますね。
また無料無線LANをカリフォルニアで始めて話題にことかかないGoogleですが、まるでゴミみたいな小さな広告を集めに集めて、9000億円以上の売り上げだというのも『まさか』ですが、検索サイトの特性を考えれば『なるほど』です。
『まさか』『なるほど』というのは物事を企画する際にも重要な要素ですが、そうやって、『まさか』と『なるほど』を、さまざまなビジネスやマーケティングに当てはめて考えてみるといいヒントになりますね。

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