『みくりや青果』は大阪中央卸売り市場の青果卸の会社です。社長の細田喜代司さんは月一回の勉強会の同じメンバーですが、産業功労賞を受賞され今日仲間内の気さくな祝う会がありました。
細田社長は1979年に、お父さんが亡くなられて、なにもわからないままに事業を継がれたそうですが、当時は売り上げも6億円程度で、しかも赤字で借金を抱えた状態だったそうです。
そんな状態からスタートして最初に成功したのが「カット野菜」の販売でした。本来野菜はみんなカタチが違うのに、きゅうりでもまっすぐなものしか売れません。レストランは野菜をカットしてお客さまにだすのだから、カタチの悪い野菜も味は変わらないのでカットして納品すれば、レストランも調理の手間が省け、生産者も育てたものはすべて売れるので喜ばれるに違いないと「カット野菜」の販売を始められたそうです。
その次は中国でした。中国で有機野菜の栽培を農家と契約し、現地でカットして輸入する事業でした。関西は中国ビジネスへの取り組みが早かったので、チャレンジされたのでしょう。この事業も成功します。
そしてさらに、現在は、九州、長野、北海道で、生産者の野菜をすべて買い取り、産直で販売する「ニューふぁ〜む21」の事業を展開されています。「昨今の農家は大学卒の人たちが一生懸命やっている。でもせっかく育てた野菜も豊作になると、余ってしまい、ただ同然で売らないといけない。白菜がブルドーザーで潰される光景をご覧になったでしょう。そんな理不尽なことはないと思った」ということ、さらに安全で安心できる新鮮な野菜をお客さまに届けたいということではじめられた事業です。
商品にならないカタチの悪い野菜を商品にする。また生産者に作付けの前から、つくったものはすべて買い取り契約をして、生産のリスクをなくすという発想も、お客さま、また生産者にどうすれば喜ばれるかということをいつも考えているという細田社長だからこそ生まれてきたのでしょうし、なによりもそれを成功に導く実行力がすごいですね。だからこそ売上高が100億円を超える元気印の会社に育ててこれたのだと思います、ただただ頭が下がります。  
 
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