ゴーンさんの華々しい日産自動車再建劇も、そろそろ私たちのイメージの中で風化しようとしています。そういえば、「 SHIFT_ 」(変革)をキーワードに、 04年9月から05年1月までの5カ月間に市場に投入された新規車6車種も鮮度を失ってしまった感があります。変化は激しいですね。その後もモデルチェンジはありましたがこれといった話題もありません。ゴーんさんがルノーの社長を兼務し、日本での存在感を失ったということもあるのでしょうか。
その日産がちょっとおかしくなているようです。昨月に発表された2006年4月の生産・販売実績で、国内販売が前年比18.5%、輸出18.2%、国内生産台29.6%、海外13.5%減少と、四つの指標のいずれもがマイナスという厳しい結果になっています。北米に投入した新車も不振も昨年後半から連続して対前年割れしているとかで、新車の玉切れというだけではなさそうです。

石油価格が高騰し、大型車へのシフトが裏目にでたのか、再建のために断行したリストラで、開発や販売の足腰が弱ってしまったのかもしれません。
その逆にクライスラーが好調のようです。雑誌『WEDGE』7月号で、アメリカでクライスラー復活の記事があり興味を引きました。GMやフォードがトヨタやホンダに押され、日本車の後追いで、さらに売り上げを落とすという悪循環を繰り返す中で、クライスラーは、徹底的に技術を重視の改革を断行し、アメリカらしい技術とスタイルを追求してきた結果だそうです。このクライスラー再生をやったツェッチェCEOは、クライスラーの現場でベンツとクライスラーの車を、時には分解させて、比較してもらって、いかに品質が重要かの意識を社内に徹底したそうです。
日本でクライスラーといえば、JEEPのチェロキが根強い人気がありますね。あとはたまにPTクルーザー(写真)とかを見ますが、なじみがあるとはいえないし、さらに一人当たりのエネルギー消費量も、ごみ排出量も、きっと摂取カロリー量も、だんぜん世界一という、地球環境後進国アメリカで受けるコンセプトは日本ではニッチでにしかなれないいとは思いますが、「技術」を経営の中心に据え、北米市場で健闘しているというのは注目したいところです。
PT





この秋には、日産はスカイラインの新車を投入する計画ですが、それで立ち直れるのでしょうか。ちょっと厳しいかもしれません。

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