国内の携帯市場は、Vaudafoneをソフトバンクが買収したことによって一波乱がありそうで、その影響に関しての「ソフトバンク、ボーダフォン買収で幕が上がる120兆円情報通信産業の波乱の行方」という緊急イベントも開催されるそうです。
しかし、その先となると第四世代携帯電話が気になるところですが、26日に中国・アモイで開かれ、竹中平蔵総務相が出席した情報通信相会合で日中韓で共同研究を進めることが合意されたそうです(日経)。アジア連合への第一歩となり、成功することを祈りたいものです。
というのも日本でこそ国内メーカーの機種が主役となっていますが、世界市場ではまったく様相が違います。2005年の出荷台数では、NOKIAが32.5%のシェアを占め、第二位のモトローラと合わせるとほぼ50%の寡占市場であり、さらにサムスン電子、LG電子などの韓国勢がつづき、国内メーカーでは、パナソニックが8位、サンヨーが10位がやっとという状態です。伸びつつある中国、インド、中南米や東欧では低価格機で求められており、高級機種しかもたない国内メーカーには厳しくすでに勝負がついてしまったような状態です。
日本は、機器購入時は安い価格で、回線料で回収するという特殊なビジネスモデルであり、それが買い換えを促進し、高級機種開発と普及の循環をつくってきたといえますが、買い取りである海外では価格競争が激しく低価格機種競争になっているので、それが仇になったのかもしれません。ハードのほうは極めて厳しくなってきています。
i-modeなど携帯によるインターネット利用は日本が先行しているのですが、日本では携帯でメールや音楽ダウンロードなどを利用するというのはあたりまえで、携帯電話所有者のほぼ8割が携帯のインターネットを利用しているとはいえ、米国になると3割程度にすぎません。どうも切り札にはなりそうにありません。
期待された第三世代携帯電話も日本国内ですら普及も利用もいまひとつ伸びません。まして海外では、通信業者がインフラ投資に消極的であり、第三世代の普及は「絶望的」かもしれません。また中国が独自規格をつくるなど足並みの乱れもあります。
今期待されているのは第四世代携帯電話です。第四世代携帯電話でも日本が先行しています。第三世代携帯は、改良程度の進化しかしなかった感がありますが、第四世代になると、数十Mbps、室内では100Mbpの高速通信が実現され、さらに携帯と無線LANの融合やICカードの利用によって携帯電話だけでなくさまざまな端末機器との接続やシームレスな利用も可能になってくるといわれています。もちろん普及は、利用料金次第ということになるでしょうが、通信料さえ払っていれば、IP電話が主流になり、電話はほとんど料金がかからないということもありえるのじゃないでしょうか。そのメリットを考えると、第三世代携帯電話の普及を待たずに、一挙に第四世代携帯電話に移行していくということもあるような気がします。
携帯電話市場も成熟期に向かってきており、あとは機器やサービスの多様化で、どこまで伸ばせるかという状態だと思えます。そろそろ大きな変革が待たれていると思うのですが、さらにコンピュータやネットワークではアメリカが支配的なだけに、日本の技術で大きく通信の世界を変える可能性を持った第四世代携帯電話の成功は日本の将来を支える大きな鍵を握っているともいえそうです。
アジア連合を築く第一歩を進めることができましたが、欧米がどうでてくるのか、まだまだ障害は大ききいと思えますが、機器やソフト、またサービスで大きく先行することが、そういった障害を取り除くことにつながると思えるだけに、2010年から予定されているサービス・スタートに期待したいですね。
しかし、その先となると第四世代携帯電話が気になるところですが、26日に中国・アモイで開かれ、竹中平蔵総務相が出席した情報通信相会合で日中韓で共同研究を進めることが合意されたそうです(日経)。アジア連合への第一歩となり、成功することを祈りたいものです。
というのも日本でこそ国内メーカーの機種が主役となっていますが、世界市場ではまったく様相が違います。2005年の出荷台数では、NOKIAが32.5%のシェアを占め、第二位のモトローラと合わせるとほぼ50%の寡占市場であり、さらにサムスン電子、LG電子などの韓国勢がつづき、国内メーカーでは、パナソニックが8位、サンヨーが10位がやっとという状態です。伸びつつある中国、インド、中南米や東欧では低価格機で求められており、高級機種しかもたない国内メーカーには厳しくすでに勝負がついてしまったような状態です。
日本は、機器購入時は安い価格で、回線料で回収するという特殊なビジネスモデルであり、それが買い換えを促進し、高級機種開発と普及の循環をつくってきたといえますが、買い取りである海外では価格競争が激しく低価格機種競争になっているので、それが仇になったのかもしれません。ハードのほうは極めて厳しくなってきています。
i-modeなど携帯によるインターネット利用は日本が先行しているのですが、日本では携帯でメールや音楽ダウンロードなどを利用するというのはあたりまえで、携帯電話所有者のほぼ8割が携帯のインターネットを利用しているとはいえ、米国になると3割程度にすぎません。どうも切り札にはなりそうにありません。
期待された第三世代携帯電話も日本国内ですら普及も利用もいまひとつ伸びません。まして海外では、通信業者がインフラ投資に消極的であり、第三世代の普及は「絶望的」かもしれません。また中国が独自規格をつくるなど足並みの乱れもあります。
今期待されているのは第四世代携帯電話です。第四世代携帯電話でも日本が先行しています。第三世代携帯は、改良程度の進化しかしなかった感がありますが、第四世代になると、数十Mbps、室内では100Mbpの高速通信が実現され、さらに携帯と無線LANの融合やICカードの利用によって携帯電話だけでなくさまざまな端末機器との接続やシームレスな利用も可能になってくるといわれています。もちろん普及は、利用料金次第ということになるでしょうが、通信料さえ払っていれば、IP電話が主流になり、電話はほとんど料金がかからないということもありえるのじゃないでしょうか。そのメリットを考えると、第三世代携帯電話の普及を待たずに、一挙に第四世代携帯電話に移行していくということもあるような気がします。
携帯電話市場も成熟期に向かってきており、あとは機器やサービスの多様化で、どこまで伸ばせるかという状態だと思えます。そろそろ大きな変革が待たれていると思うのですが、さらにコンピュータやネットワークではアメリカが支配的なだけに、日本の技術で大きく通信の世界を変える可能性を持った第四世代携帯電話の成功は日本の将来を支える大きな鍵を握っているともいえそうです。
アジア連合を築く第一歩を進めることができましたが、欧米がどうでてくるのか、まだまだ障害は大ききいと思えますが、機器やソフト、またサービスで大きく先行することが、そういった障害を取り除くことにつながると思えるだけに、2010年から予定されているサービス・スタートに期待したいですね。
![]() 美味しい飲み比べセットあります。酒米王様「山田錦」で仕込んだ至高の飲み比べ違いを感じてみ... |
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。