おそらく多くの人が現代は、大きく時代が変化しはじめているとお感じだと思います。今日の日経新聞の安岡編集委員が「日本社会は今、明治維新、敗戦に次ぐ大きな変わり目にある」と書いていらっしゃいますが、政治も社会のシステムも、日本はその変化への対応に遅れてきたという印象を持っています。
さて変化の時代は、変化を畏れ抵抗する人もいるでしょうし、また変化から目をそらしたい人も、また変化になんとか適応しようとする人もでてきます。もっとも素晴らしいのは、変化をテコにして新しいチャンスを掴むということでしょうが、そうしたくとも誰もがそうできるとは限りません。
いずれにしても、変化の激流を目の当たりにして、あるいはじわじわと真綿で首を絞められるように変化に巻き込まれるなかで、時代に対する、また将来への不安が沸き上がってくることは避けられません。それが普通の感性だと思います。
だから、占い師の人がテレビやマスコミでもてはやされたり、「時代の先導者」と思える人に熱狂的な人気が集まるという現象も起こりました。何かを攻撃して不安や不満を解消したいという誘惑もでてきます。
変化を見極めるというのは本当に難しいことです。変化に対処すると言うことも簡単ではありません。しかし、こういう考え方もできるのではないでしょうか。詳細に書くときりがないので変化を見る際に、こういう注意のしかたもあるということを簡単に書いておきます。まだまだあると思いますが、みなさんは、どのようなことに注意をはらっていらしゃってますか。
■変わるものもあれば、変わらないものもある
→何が変わってきているのかを素直に眺める。なぜ変わったのかを考える。引き算すると変わっていないことも見えてくる。
■変化をすべて把握することはできないので、社会全体が実験の場になってくる
→働きかけないと変化も見えなし分からない。しかも、つねに淘汰の荒波がやってくるので、一時成功したとしても長続きするとは限らなず、本物かどうかを疑ってみる。
■変化はストレート球であることは少なく、しばしば欺くようなサインを送ってくる
→できるだけ表面の変化に一喜一憂しないで、根っこに何が潜んでおり、何が動いているのかに目を向ける。
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