本来なら、ナレッジマネジメントのコンサルタントの領域だったのかもしれませんが、ある会社で営業部門の個々のメンバーが持っている知識や知恵の共有をはかったり、業務ステップの標準化を進めるといったチームづくりのお手伝いをはじめましたが、結構短期間のうちに成果がでてきたというお話を伺ってほっとしました。嬉しいことです。しかし、根本はそのマネージャーの方のリーダシップがあったからだと思っています。
現場を体感すると分かることなのですが、確かに個人の技で通じる営業の世界もあるかもしれませんが、多くの分野では駄目ですね。通じなくなってきました。いかにトップセールスとしてのオーラがでていようが、話しかたが巧みであろうが、根性があろうが、今どきのお客さまは、具体的な解決のための情報や知恵を出してくれなければ門前払いです。
まだそのことに気が付かず、うまくいかないと悩んでばかりいらっしゃる幹部の方もいらっしゃいますが、はやく気が付いていただきたいですね。
個人戦から団体戦にシフトしていったほうがいいとわかっても、仕事の仕方が変わるので、理屈では納得したとしても、組織の中に微妙な心の抵抗も生じてきたりします。柔道をやっていたのがいきなりアメフトをするようなものですからね。
これまで書かなくともよかったレポートが必要なってきたり、いままでは求められなかったチームとしての意思疎通も必要です。そんなことをする暇があったら外で営業してこいと育った世代の人たちも多いので落ち着きません。仮説をつくって、アクションを起こして、検証もしていくなんて、実に面倒に感じます。本当は感じるだけなのですが、そういった心理的な抵抗を吹き飛ばす鍵になってくるのは、やはりリーダーシップですね。
変化の激しい時代だからこそ、こっちにいくんだという信念とか、メンバーのパワーをどん欲に引き出すリーダーシップがますます大切になってきているように感じます。さて、そのリーダシップはどうすれば良いかですか。それはこのブログでは書ききれないですですね。一緒に酒でも飲みながら語る方がお伝えすることができそうです。
美味しい飲み比べセットあります。酒米王様「山田錦」で仕込んだ至高の飲み比べ違いを感じてみ... |
この数日、大西さんのブログから訪問して下さる方が増えていると思ったら、「おすすめブログ」でご紹介頂いていたんですね。
いま、危機管理対策がらみで個々人が持っている「失敗情報の共有」にとりくんでいるのですが、どのようにして現場から多くの失敗情報を引き出すか、これがなかなか大変で、汗;
ぜひ、ご教示頂きたいです。