桂吉朝
さんは、テレビにはほとんどでず、寄席一筋にやってきた正統派中の正統派の落語家でした。だからご存知でない方もいらっしゃるでしょうが、桂米朝門下の芸を支える次世代のリーダーであり、また第一の後継者だろうと評価される実力と人気がありました。
知り合いの吉朝師匠の大のファンの方に誘われて、二度聞かせていただきましたが、みなさんがおっしゃるように端正な芸風で、話にすっと引き込んでくれ、さらっと笑わしてくれたという印象が残っています。
桂米朝門下といえば、あの天才ともいえる桂枝雀さんを失い、そこに吉朝さんです。上方落語界にとっても、米朝師匠にとっても辛い出来事だと思います。まだ50歳という若さですから惜しまれますが、なぜか吉朝師匠が三途の河原で閻魔さんをクールに笑わせている姿が浮かんできます。

さすがに吉朝さんの訃報を悼むブログが多いですね。いくつかをご紹介しておきます。

B・A・C・H・MOON 桂吉朝逝く「そないに泣かんでも」その弐
ほぼ日刊チロリ通信 桂吉朝という上方落語家
deadman 2  2005/11/8 上方の落語家 桂吉朝さん 50歳
私的な用事 追悼 桂吉朝さん
りゅうのうだ噺 桂吉朝さんが・・・

心からご冥福をお祈りします。

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