急カーブが続く箕面の山を抜けると、田園地帯の能勢町に入ります。さらに国道173号線に出て、今度はなだらかな登りが始まった右手にログハウス「気遊」があります。デッキで山の緑を眺み、さわやかな風を受けながら、チャイ。ゆったり時間が流れます。「気遊」はカレーもハヤシライスもパンも美味しい。
さらに進んで綾部に入り、つり橋を超え、国道27号線との交差点にある若宮酒造で「綾子町」を買い求め、昼食が目的の大江町「鬼ケ蕎麦」に向かいます。建物は、農家そのものです。道から外れており、ここの蕎麦を目当てのお客さんしか来られません。
炭火で焼く、松葉、しいたけ。野の野菜の天ぷらに舌鼓を打ち、最後は、感動ものの蕎麦をいただく。大江町から、20分もあればもう舞鶴です。舞鶴を堪能して、またゆっくり帰ります。
高速道路を使うと、ほんの2時間足らずで舞鶴に行けますが、高速道路には楽しみがありません。ドライブが好きなので、よく地方に出かけますが、哀しいことに、道路が良くなるのと比例して、地方は寂れていっています。ほとんどすれ違う車がないようなところに、なぜこんな立派な道路があるのかと驚かされます。
スロー・ウェイは、野菜を青空市で売る地元の農家の人たちとの会話があります。茅葺の家があったり、都市では感じることの出来ない風を楽しんだり、季節があります。スロー・ウェイには、スロー・フーズが似合っています。それはさておき、ゆったり時間を楽しんでいる時にも、期限が迫ってきているプレゼンテーションを構想している私は、ワーカホリックとしかいいようがないですね。