昨日、仕事帰りに、無印良品に立ち寄ろうと、日比谷から有楽町まで歩いていきましたが、ちょうどニッポン放送のビルの前で、ライブドアとフジテレビの攻防がどうなるのだろうかとふっと思ってしまいました。このライブドアのニッポン放送株取得に関しては、いろいろな反応があるようです。
買収は、経営に情熱やパワーを注入することでもある
まずは、汗をかいて事業を育てるのではなく、買収によって事業を広げていくことに対するアレルギーがあるようです。コツコツ事業は育てていくべきだという考え方が根っこに残っているのでしょう。企業買収がマネーゲームにしか見えないのです。
しかし、実際には、企業買収はかならずしもそうとはいえません。もう引退されたのですが、かつて企業買収の仕掛け人として活躍された方がおっしゃっていたことを思い出します。買収は、「経営に対する情熱やパワーを失った経営者から、情熱やパワーを持った経営者に経営を移すことだ」という言葉でした。
果たして、日本のマスコミ界が自らの力で、メディアの融合が起こってくる時代にむけて変革ができるのかどうか、外部からの力を借りないとできないのか。どちらでしょうか。
日本のマスコミの各社が、経営努力でなりたっていると見るのか、既得権益や過去に築かれた有形無形の資産でなりたっていると見るのか。みなさんは、どうお感じになられますか。
また今回のライブドアの狙いがメディアであることに違和感を感じている人もいらっしゃるようです。しかし、マスコミも経営が必要であり、聖域として見ることが果たしてよいことなのかどうかは疑問です。
企業経営は、売り上げと利益だけでは評価できない
ライブドアがニッポン放送の買収に成功しても、実際の事業として目に見える成果はでてこないだろうという見方があります。既存メディアとネット企業の融合といっても、すぐには売り上げや営業利益が伸ばせる分野はそうないという極めて現場的な見方です。
しかし、経営は売り上げや利益から眺めるとい見方と、資産から眺める見方がありますね。どれだけ資産価値を増やせたのか、またどれだけ資産を有効に活用できたかのかという見方です。
どちらかというと後のほうは、最近まで日本ではあまり重視されてきませんでした。株の持ち合いにも原因はあったと思いますが、これからはそうはいきません。資産が有効に活用できていない企業は、当然企業買収の恰好の標的になってきます。すくない投資で、大きな資産を獲得して、経営を活性化すれば、投資効果は極めて高くなります。
さらに、企業はどんどん変化し、動いていくのです。今見えている事業や市場だけでは判断できません。新しい商品やサービス、また事業を生み出し、そのことによって市場もまた変化します。今想定できる事業の足し算をしていればいいということではありません。
今朝、サンデープロジェクトで堀江社長がでていらっしゃいましたが、田原総一朗さんもゲストの人たちも突っ込みが弱かったように感じます。テレビの世界よりも、現実のほうが、ダイナミックに、またとんでもない速度で変化してきているからかもしれません。
さあ、ライブドアとフジテレビの攻防はどうなっていくのでしょうか。意思決定の速度や行動力、企業買収の経験ということを考えるとライブドアに分がありそうな気がしますね。
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まずは、汗をかいて事業を育てるのではなく、買収によって事業を広げていくことに対するアレルギーがあるようです。コツコツ事業は育てていくべきだという考え方が根っこに残っているのでしょう。企業買収がマネーゲームにしか見えないのです。
しかし、実際には、企業買収はかならずしもそうとはいえません。もう引退されたのですが、かつて企業買収の仕掛け人として活躍された方がおっしゃっていたことを思い出します。買収は、「経営に対する情熱やパワーを失った経営者から、情熱やパワーを持った経営者に経営を移すことだ」という言葉でした。
果たして、日本のマスコミ界が自らの力で、メディアの融合が起こってくる時代にむけて変革ができるのかどうか、外部からの力を借りないとできないのか。どちらでしょうか。
日本のマスコミの各社が、経営努力でなりたっていると見るのか、既得権益や過去に築かれた有形無形の資産でなりたっていると見るのか。みなさんは、どうお感じになられますか。
また今回のライブドアの狙いがメディアであることに違和感を感じている人もいらっしゃるようです。しかし、マスコミも経営が必要であり、聖域として見ることが果たしてよいことなのかどうかは疑問です。
企業経営は、売り上げと利益だけでは評価できない
ライブドアがニッポン放送の買収に成功しても、実際の事業として目に見える成果はでてこないだろうという見方があります。既存メディアとネット企業の融合といっても、すぐには売り上げや営業利益が伸ばせる分野はそうないという極めて現場的な見方です。
しかし、経営は売り上げや利益から眺めるとい見方と、資産から眺める見方がありますね。どれだけ資産価値を増やせたのか、またどれだけ資産を有効に活用できたかのかという見方です。
どちらかというと後のほうは、最近まで日本ではあまり重視されてきませんでした。株の持ち合いにも原因はあったと思いますが、これからはそうはいきません。資産が有効に活用できていない企業は、当然企業買収の恰好の標的になってきます。すくない投資で、大きな資産を獲得して、経営を活性化すれば、投資効果は極めて高くなります。
さらに、企業はどんどん変化し、動いていくのです。今見えている事業や市場だけでは判断できません。新しい商品やサービス、また事業を生み出し、そのことによって市場もまた変化します。今想定できる事業の足し算をしていればいいということではありません。
今朝、サンデープロジェクトで堀江社長がでていらっしゃいましたが、田原総一朗さんもゲストの人たちも突っ込みが弱かったように感じます。テレビの世界よりも、現実のほうが、ダイナミックに、またとんでもない速度で変化してきているからかもしれません。
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うんうん と思いました。