今日からお仕事の皆さまはお疲れさまです。今日はまだお休みさせていただいています。まあ有休もない身であり、また土日の休みがなくなることが多いのでご容赦ください。

さて、大きな時代の節目に来ていると昨日は書きました。しかし、その変化ですが、変化が直線的に現れてくるとは限らないのが世の中です。
友人の年賀状に「世の中が以前にまして転換・変動しているという感慨が止まりません」とありましたが、ほんとうに、さまざまなことが、想像も付かない広がりの中で複雑に絡み合い、しかも、とんでもない速度で時代が変化していっているという思いは同じです。めまいがしそうな時代です。
「出来るだけ物事を単純にあるいは一面的に見ないように」「善か、悪か、是か非か、正か反かなどという二項対立的な考え方をやめよう」と心がけているとも書かれていました。確かにそうですね。
しかし、実際には錯綜する情報の中で、しかもすべてを俯瞰して眺めることができない状況中で、なんらかの判断を行い、決めていかなければ前に進まないというジレンマもあります。
そんな思いをめぐらしていることきに、ブログ「fareaster」さんの1月2日の「目利きにかける労力と意味」という記事が目にとまりました。「目利き」ですか。いい言葉ですね。
「目利き」の価値
「fareaster」さんは、Yahooオークションに限らず、オークションに対して重要なのが「目利き」になるとおっしゃっています。それで思い出した知り合いの方がいらっしゃいます。その方は、サラリーマンですが、Yahooオークションで年間数百万万円の利益を稼いでいるそうです。その方も、要はものに対する「目利き」であり、オークション参加者が何を求めているかの「目利き」だとおっしゃっていました。
それは、その人は、暇さえあれば、さまざまな骨董屋さんめぐりをして埋もれた宝を探しているそうで、やはり現場を調べるという労力をかけていらしゃるのです。そのオークションの稼ぎはGDPに計算されるのだろうかという疑問で話が盛り上がったことが今も記憶に残っています。
「fareaster」さんは、「同じことが報道メディアで流される記事の内容にも言える」ともおっしゃっていますが、その通りですね。「単純に全部を疑ってかかっていては手間ばかりかかって仕方が無いのも事実」なのです。すべてを検証するわけにもいかないですしね。いずれにしても、とても大切な問題をわかりやすい例を交えて提起されたと思います。
そもそもマーケティングも情報に対する「目利き」です。マーケットはどんな変化を望んでいるのか、しまた、人々がきっと欲しいと思うことはなにかを、相反して錯綜する情報からピックアップするのですから「目利き」の世界ですね。

渦の中では、相反する情報が錯綜する
特に今日は複雑に世の中が変化している時代です。川面を眺めていると、渦が見えます。渦の近くは水が逆流していることがわかります。同じように複雑に変化する時代は、さまざまなあたかも矛盾する出来事が同時に起こってくるのが常です。それとともに現代は、洪水のように錯綜した情報が流れ出してきます。意図的に流されるものもあります。そのどれをピックアップするのかという感性が求まられてくる時代だと思います。
私たちは、ほんとうに、まるで変化の渦の中にいるようです。まずは、そんなイメージを持つことが情報の「目利き」を磨くことになるのかもしれません。ひとつひとつの情報ばかりに目を奪われていると、気が付いてみるととんでもない方向に流されてしまいそうです。
評論化が暗い話をしているときは、明るい材料を見つけよう。マスコミが騒ぎ出したら、視点を変えて眺め返してみよう。ちょっと天邪鬼のほうがいいのかもしれません。そういう点でも、さまざまな人がさまざまな視点を展開するブログはいいですね。

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